チェンソーマン 20 (ジャンプコミックス)

  • 集英社 (2025年4月4日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088844718

作品紹介・あらすじ

ナユタの死により暴走する黒いチェンソーマン!! どうしてもチェンソーマンに勝ちたいヨルは、禁断の“あるもの”を武器にしようとするが…!? チェンソーマンに食われることを望む老いの悪魔の強大な力が、デンジとアサを飲み込む!! 静かな湖畔で繰り広げられる、永劫の地獄とは!?

みんなの感想まとめ

物語は、ナユタの死をきっかけに黒いチェンソーマンが暴走し、登場人物たちの精神的な葛藤と存在の意味が深く掘り下げられる展開を迎えます。デンジは妹のような存在であるナユタを失い、自我を失った状態で圧倒的な...

感想・レビュー・書評

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  • 第20巻は、『チェンソーマン』第2部が一段と混沌を深める巻であり、単純なバトルやクライマックスではなく「登場人物の精神的な崩壊」と「存在そのものの再定義」が同時に描かれる内容になっている。冒頭から物語はナユタの死という衝撃的な出来事を起点に動く。ナユタはデンジにとって妹のような存在であり、その死は単なる損失ではなく彼の精神を根底から揺さぶる。これにより、デンジは“黒いチェンソーマン”と呼ばれる暴走状態へと変貌し、本来の自我を失いながらも圧倒的な力を発現させる。 

    巻中では、ヨル(戦争の悪魔)の思惑が具体的に動き出す。ヨルはチェンソーマンを倒すため、禁断とされる力や手段を武器として使おうとする意図を示し、戦局は単なる肉体的衝突の域を超えていく。この対立構造は、第2部全体を通じて繰り返されている“目的と手段の矛盾”を浮き彫りにする。 

    そして巻の後半では、老いの悪魔が大きな役割を担う。老いの悪魔は自らがチェンソーマンに食われることを望み、その“永劫の地獄”の概念でデンジとアサを飲み込む。この展開は単なる戦いではなく時間と恐怖の概念そのものを物語のテーマとして持ち出すもので、人間の有限性と死という根源的恐怖を物語空間に変換する装置として機能する。 

    この巻を読み終えたあとに感じられるのは、チェンソーマンという存在がもはや単なる戦闘の象徴ではなく、“人間の感情と恐怖の結節点”として描かれているという点だ。ナユタの喪失はデンジ自身の核となる価値観を揺さぶり、黒いチェンソーマンとしての暴走は人間性の喪失と暴力の不可避性を同時に示している。一方でヨルの“目的未確定性”や老いの悪魔による異質な世界の提示は、第2部が単純な善悪対立ではなく、価値観の不確実性を物語の中心に据えていることを示す。 

    第20巻の価値は、戦闘の激しさや展開の速度ではなく、登場人物の内面に潜む恐怖と欲望、そして存在の意味が同時に問い直される構造を読者に示した点にある。これは単純なアクション漫画の延長ではなく、シリーズ全体のテーマを深化させる一巻だといえる。 

  • どんどん思考がぶっ飛んでくる!!
    私の思考のさらにさらに違う角度から攻めてくる!
    だから、面白い!

    これはある程度話が進んで再読しないといけない!

    さぁ、元の世界に戻れるか!


    ぜひ〜

  • ナユタの死により暴走する黒チェンソーマン! ヨルはチェンソーマンに勝つために、大切なあるものを武器に変えて反撃を開始。形勢逆転したかに見えたが、そこに根源的恐怖を持つ老いの悪魔が立ちはだかる。圧倒的なその力により、デンジとアサたちは永遠に続く静かな湖畔へと落とされ──。

    この辺りも連載時は停滞してる印象だったものの、コミックス一気読みだとちょうどいい感じ。両腕を失くしたヨルが決断したまさに奥の手! ここからのスケール感が好き。自分の眷属を使役ではなく武器化する。仲間だと思っていても「子は親の物だろう?」の一言で切り捨てる──こいつは毒親ならぬ悪魔親だと思い知らされる。おぞましく変形した自由の女神のデザインはさすが。いきなり人差し指が消えるのも恐ろしい。この一撃の迫力がすさまじいものの、わざわざアメリカから射撃してるのかと思うとシュール。

    瀕死の黒チェンソーマンが献血を求めるのもいいよね。老いの悪魔の甘い誘いも受けないところがアツい。悪魔同士だからこそ対比が鮮やかに見える。ここからの静かな湖畔タイム! 老いの悪魔の空間──悪魔の力は封じられ、飲まず食わずでも永遠に死なない時間の牢獄へと落とされる。セミが鳴き出すところや、デンジの脱出作戦はよくこんな狂気的な発想ができるなと。

    その一方で、デンジがアサにかけた言葉をアサが投げ返すシーンだったり、ポチタがなぜ雪などの悪魔を食べたのかという意図がわかるシーンは真っ当なドラマなんだよね。家族のことで老いの悪魔が「さっき家族が死んだのを知ったばかりなんだろ? もう立ち直っちゃったって事はその程度の家族だったんだなって」とデンジを煽った時の返し、
    「程度なんざテメェにわかっかよ!」
    これが痛快で好き。誰かに押しつけられた価値観なんて、自分にとって何の価値もないのだから。

    デンジとポチタの連携で状況は好転ッ! はたしてこの静かな湖畔から脱出なるか?!

  • ヨルが銃の悪魔と戦車の悪魔を武器化、チェンソーマンを圧倒するが、そこに老いの悪魔が乱入、ヨルとデンジは老いの悪魔が作り出した世界に幽閉されるという展開。

    第2部に入って状況がコロコロ変わるので連載でぶつ切りに読むより、やはり単行本である程度まとめて読んだ方が頭に入りやすいな。
    変わってないような、着実に成長しているデンジが良い。

  • 2025/05/21 1
    2025/08/24 2
    2025/09/28 3
    2026/02/22 4

  • 主人公がどうするのかな、と気になる点が面白いと思う。
    22巻くらいまで読んだので、後は完結したら?

  • かの有名なあの悪魔が子供だったんですか!?ってなった

  • 狂うから消えていいよの元ネタ見れて嬉しかった

  • ヨルとアサ、どっちが実体だか分からなくなってきた。老いの悪魔の世界からの脱出、どうなるのか?

  • 銃と戦車を得た「戦争の悪魔」の衝撃的な破壊力!
    久々に興奮した。

    デンジたちが落とされた、「老いの悪魔」の世界。

    元の世界に戻れるかもしれないきっかけを閃いたデンジは、意外と賢い?

  • セミキモッ

  • VS老いの悪魔。
    次巻に続くしちょっと長いかな??

  • 引き続き熱量が維持されてる。このまま突き抜けてほしい。

  • 話が概念的すぎてわからん。

  • ストーリーを忘れていたので、1回読み、あらすじを読み、19巻を読み直し、再度本巻を読むことで話が理解できた。

    老いの悪魔の攻撃の仕組みや行動原理、アサとの関係性等全く理解できないが、本巻は第1部の時によく見たデンジのアタオカ理論とかが見られて結構楽しくは感じた。

    まあ戦闘シーンが多いため、ストーリーの進展が少ないのは若干不満に感じるが。

  • #読了 #チェンソーマン #漫画好き #漫画好きな人と繋がりたい

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著者プロフィール

1992年秋田県出身。秋田県立仁賀保高等学校情報メディア科CGデザインコース卒、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。2016年から18年にかけ「少年ジャンプ+」で『ファイアパンチ』を連載。その後、「週刊少年ジャンプ」で『チェンソーマン』の連載を開始し、20年に第66回「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞。翌年には、同作品でハーベイ賞BestManga部門を受賞した。22年にアニメ化された。

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