娘の家出 2 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 536
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088900476

作品紹介・あらすじ

兄と姉が離婚して子連れで出戻ってきた仁菜。会ったことのない芸能人の父親を持つ綾香。学校に馴染めずひきこもる美由とその姉・春奈… 悩みや希望を小さな胸いっぱいに抱えた少女たちの眩い“逃避行"の物語――。

感想・レビュー・書評

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  • 各話主人公を変えて、いろんな視点から描かれる世界。誰の人生でも主人公は自分で、他人の人生の自分は脇役で、誰が一番偉いわけでもダメなわけでもない。しんどいことはしんどいけど、すぐに解決できるわけでもないしないけど、否定することなく受け止めてくれる雰囲気が心地よいです。あのキャラクターはどんな想いで世界を見ているのかな? 次巻も楽しみ。

  • 第一巻はまだ多少話がとっ散らかってる印象があった(かわりに、設定の面白さで引っ張っていた感じ)のに対して、ここからぐぐぐぐっと良くなった。かなりどうしようもない人々の、しかも話の終わりで問題が解決するかと思えば解決しない(笑)のに、それでも明日に願いと祈りを届ける、そっとささやくようにforgiveを交わし合う、そして同時に厚かましくも生きていくゾ! という図太さが愛と勇気に変わるような、正に珠玉の短編集。志村貴子のいいとこが詰まってる‼ 大好き。毎話ラヴ・バズのクライマックスを読めているような……(笑)贅沢さだ。

  • まんが

  • 彼氏の親とか、友達の友達とか、その妹とか、各話ごとに主人公がコロコロ変わるので、たまに「この人誰だっけ?」てなる。
    だけど、こんな闇深い人ばかり集まってるかな、いくら何でも……。

  • 家族の在り方。
    いろんな人が居るな・・・。

  • やっぱり2巻面白くなってきた。
    オムニバス形式で続いていきます。

    高校生の悩み、息子を持つ母としての悩み、恋もせず真面目に生きすぎた悩み、いじめの悩み、友達との距離感の悩み。
    色んな立場の人にスポットを当ててるのできっと誰かの気持ちに共感できるのでは。
    みんな一生懸命生きてるんだよねって思える心地よさ。

    不登校姉妹が気になる。
    同性愛カップルも。

  •  表紙キャラクター「ニーナ」と「佳純」の物語から始まる、オムニバスシリーズ2巻です。

     エピソードごとに主人公が変わる形式をとり、2巻でも良質の物語が揃っています。

     しかし、全体的に性にだらしなく、そのしわ寄せを家族関係に持ち込むキャラクターが多いので、そういったものが苦手な方にはお勧めできません。

     特にニーナの家庭環境は非常に不憫で、落ち度がないにもかかわらず孤独な彼女が哀れに感じられました。

     好みが別れる面がある作品です。
     作者の作風を理解した上で手に取ることをお勧めします。

  • 各話完結してるので、人物相関がわからなくても楽しめる内容。母親が若い女をけなすことを息子が不快に感じるってのはよくわかる。

  • 面白い。思春期の女の子って色々様々な悩みを抱えてるけど、それを発散できずにモヤモヤしている。そんな感情を抱えている彼女達がとても愛おしいと思える作品でした。

  • 主人公の友人サイドが主役になるオムニバスストーリー第二弾。
    これまた突拍子もない設定が日常で魅力的。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。1997年、『ぼくは、おんなのこ』でデビュー。代表作『青い花』『放浪息子』はテレビアニメ化された。2015年、『淡島百景』が第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。その他、『こいいじ』『娘の家出』『敷居の住人』『どうにかなる日々』など、著書多数。また、アニメ『アルドノア・ゼロ』『バッテリー』のキャラクターデザイン、小説の装画など、マンガ以外にも活躍の場を広げている。2020年、『どうにかなる日々』のアニメが劇場公開予定。

「2023年 『おとなになっても(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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