阿部洋一短編集 オニクジョ (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 139
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088901800

作品紹介・あらすじ

大学生・岩倉宗太の部屋の向かいに住んでいるのは女子高生の九条ふきちゃん。ふきちゃんはトイレでもシャワーでもドアを開けっぱなしではいるちょっと変わった性癖の持ち主。でも もっと変わっていたのは彼女は鬼たちの天敵“オニクジョ"だったこと…
●最強の怪作[金属のキミへ]所収

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと待って! どこ向かってるんだよこれ! という感じにシリーズが転がるし、その1話1話も思いもよらない方に転がる。そのくせ作者の作としてもかなりビターテイスト。胸を張って人に「ヘンなマンガ」と言える。

  • 「それは先輩のただのチンコ」で気になったので作者買い。ありえない設定が当たり前となっている世界。面白かった。他の作品も読んでみよう。

  • オニクジョのふきちゃん。
    畳オニの清。
    大学生→社会人。
    オニクジョは悪い鬼がいなければ樹になり、必要が生じれば実をつける。
    なかなかに飛んだ発想で素敵、そして何より女の子の顔が素敵。

    金属のキミへ
    お腹についた水道をはじめ、金属体質ゆえに恋人ができない。
    空き地の水道と絡み合って、何の救いもない、いやーシュールとはこのことか。

  • ふきちゃん読切かと思ったら続きがあったんですね。

  • オニを駆除するオニクジョがメインのストーリーだけれども、オニも人間も対してやってることは変わりが無くて、何で鬼は殺されなければならないのだろうか?とも感じた。そして、巻末のヒトクジョも作れるに違いないという台詞を見て、オニというのは悪事を働いてる人間と何ら代わりはないのだと感じました。

  • 斜め上…どころか、座標軸がよくわからない物語展開がクセになる阿部洋一の短編集。1冊ほぼ、吹き矢で鬼を駆除するセーラー服の少女"オニクジョ"のお話です。後日談の数ページできっちりホラーに落とし込んでありましたね。よく纏まっている作品だと思います。
    でもシリーズ外の『金属のキミへ』が一番好きかな。

  • 阿部先生ほど、鬼才って評価がしっくり来る漫画家もいないなぁ、と人間に仇を成す鬼がうじゃうじゃと出てくる、この『オニクジョ』を読んで、しみじみと思ってしまった
    私の書く漫画の感想を読んでくれている、稀有な方がいたら、「前にも聞いたよ!?」とツッコまれてしまうだろうが、やっぱり、阿部先生の作品を読んで、感想を書くとなったら、この点を書いておかねばなるまい
    『ワールドゲイズクリップス』を代表作とする五十嵐藍先生、『空が灰色だから』で漫画読みにその名前を刻んだ阿部共実先生、そんで、阿部洋一先生ほど、読了後に読み手へやるせなさを与えてくる漫画もいない
    グロ表現とか精神に響く言葉で気分が悪くなのでなく、気分が重くなって、軽度の自己嫌悪に囚われかけて、しばらくは他の漫画を読みたくなくなるレベル
    正直、癖の強い他作品より、相性が合う合わないの差が大きく、ハッキリと別れてしまうと思う。こうやって、読んで感想を書けている私は、阿部イズムで肌が痒くなってしまう人から見たら、合うタイプに思われるのだろうが、私自身、その自覚はないし、相性が良い可能性のある己の精神状況を疑ってしまうかもしれない
    私は明るい漫画が好きだ
    ならば、どうして、絵柄もストーリーもキャラも明るい、とは言い難い、この『オニクジョ』を読むのか
    暗い漫画の良さが判らなければ、明るい漫画を読んだ際に面白い、と思えないからだ
    比較サンプルに出来る対極の作品を自分の中に配置しておきたいから、私は阿部先生の作品をチェックしている、と言っても過言じゃない
    この『オニクジョ』は、タイトルにもなっている、人間の街に降りてきて、小さな悪さを繰り返す鬼を、オニクジョと呼ばれる存在の、人かもどうかも怪しい少女たちが駆逐していく話だ
    悪い鬼が次から次へと始末されていくのだから、読んでいてスカッとできるだろ、と思える人は甘い・・・・・・いや、幸運と言える
    本当に、この世界で最も愚かで、相応しい罰を受ける存在とは何か、そんな誰もが考えたくないテーマを裏に隠し、決して大きくはないが重苦しい声で問うてくるような作品だ
    同時収録されている、『金属のキミへ』、これも怪作と呼ばれるに相応しい短編だ
    滑稽さの中に宿る、己の身を蝕む刺々しい悲哀を、ここまで鋭利かつ重厚に描けるか、阿部先生。地味に、漫画家として成長しているんだよな・・・・・・
    これから、街中の蛇口を見る度に、心の中に落ちた、この濁った雫から広がった痺れる苦さを思い出しちゃうんだろうな
    次回作、楽しみと怖さが半々(本当は3:7)
    この台詞を引用に選んだのは、相手が自分にどんな言葉をかけてほしいか、それを察せる能力が乏しい人間ほど、自分のひどすぎる失敗を心の底から悔い、なおかつ、それを挽回するチャンスを永遠に得られない、と学ばされたから・・・人間関係って難しいし面倒だ、でも、大事で、自分から諦めちゃいけないな、と思う

  • 最後の台詞の存在が実は自分たちだった。
    というのは深読み?

  • 阿部洋一はやはり素晴らしい。女の子の可愛らしさを愛でるマンガ。

  • この作者の独特の作風と感性が好き。
    この短編集も、いい感じでした。
    ただ、最後のは微妙だったな。。。

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