プリマックス 3 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
4.00
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088903231

作品紹介・あらすじ

“一緒に女装して踊ったら200万"高校生モン太による幼なじみ2人への「お金の力」で始まった挑戦は、気づけば「カワイイの力」に引きずられ毎日がカワイイの探求に! だが、女装率が上がった3人の正体がついにばれる…!? 女装×ハイテンションな青春コメディ!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 凄い、だいたい全部間違ってるのにちゃんと一本ストーリーの筋が通っているし気の長い伏線まで張ってある。主にツバメのバカさとワルコの悪意にテンポ良く笑わされたけど、これを読んでる時はカワイイの邪魔をする者は敵なので、ニーサン先輩には悔い改めてほしいところ。

  • 待望の第三巻!!
    毎週、週刊ヤングジャンプ本誌で読んでいるのに、いいや、読んでいるからこそ、コミックスの発売が楽しみで、年甲斐もなく、ドキドキさせてもらえます。この『プリマックス』は一巻から、イイ漫画と称される条件のそれを満たしており、巻を増す毎に、本屋へ買いに行く際の気分が上がっております
    私が、この(3)を心待ちにしていた理由は、何と言っても、竹雄が表紙を飾る事にありました。その期待、見事に裏切られなかったです!! 柴田先生、蒼木先生、ホント、ありがとうございますッッ
    断言できますね、私、この表紙が一番、好きです。もちろん、(1)のモン太、(2)のツバメ、どちらにも“カワイイ”はありました。けど、やっぱ、私は竹雄が推しメンなのですよ
    竹雄はこっち系統のコスチュームの方が似合いますね。モン太は日本人的な“カワイイ”、ツバメは洋欧的な“カワイイ”、そして、竹雄のそれは和風。全員が異なり、どれも優れた持ち味があります
    今更!? と他の読み手に呆れられそうなんですが、この(3)を読んで、改めて、柴田ヨクサル先生が、原作を担当しているんだよな、そう、しみじみと感じました
    柴田イズムの真骨頂と言えば、何と言っても、濃すぎるキャラクターでしょう
    今巻では、次から次へと、柴田先生らしいキャラが登場しています。記憶が飛ぶほど美味しいケーキを作れる昭和なパティシエ、悪霊を剛腕で投げ叩き伏せる柔道家の岡先生、チビッ娘名探偵気取りの唇強奪魔こと明智穂都(・・・アブノーマルな性質云々は脇に置いても、この穂都って名前はアリだと思います)、といる中で、やはり、強烈だったのは爽やかなイケメンで、ブスと筋が通っていない男をとことん認めない、ぽっちゃり専のレスリング部長、ニーサン先輩こと二上三雲でした
    彼の個性は、他のキャラと比べても、頭一つ分、抜け出ているように感じました。言い方こそ、泡を噴かせ、悪夢を見させるほど辛辣なので、言われた瞬間のショックこそ大きいですが、よくよく考えてみると、別段、ズレた事は言っていないんですよね。悪役的だからこそ、芯がある、と感じるのかも知れません
    正味、柴田先生の、やっぱり、濃い絵柄で彼らが描かれていたら、私ら読み手は、さすがに胸やけを起こしてしまっていたでしょうね。やはり、柴田先生の原作と、蒼木先生の絵柄の相性は実に好いようです
    今現在、YJで連載されている作品の中で、この『プリマックス』のアニメ化を熱望します、集英社さん!! どこに作ってもらいたいんですか、と聞かれたら、私は「もちろん、シャフトさんにお願いしてください」と言いましょう。ぶっちゃけ、アニメ制作会社には詳しくありません。それでも、このシャフトさんを選ぶのは、羽海野チカ先生に『3月のライオン』のアニメ化を任された新房監督が拠点としているからです。羽海野先生の全幅の信頼を置かれているプロの中のプロなら、絶対に原作の良さを引き出してくれるはずだ、と思いました
    どれもカワイイが全開な話ばかりですが、私が、どうしたって推したい一話は、皆さんの予想通り、竹雄と四つ子の弟妹らの絆が描かれている、#18「世にも奇妙なカワイイ」です!! 巨大な誕生日ケーキを、内側から嬉し泣きしながら貪り食う子供ら、そこには一周、いや、三周した末に達したカワイイがありました。ある意味、二重の意味で引っくり返された展開に仰天した#27「カワイイ想い」も、この(3)の中で、特にインパクトが強い一話です
    この台詞を引用に選んだのは、衝撃的、この一言に尽きます。カッコイイ、と褒めちゃいけないんでしょうが、自分の美意識に反する存在に向かって、ハッキリと「NO」を叩きつけられる度胸には、どことなく憧れを持ててしまいます

全5件中 1 - 5件を表示

蒼木雅彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×