IPPO 4 (ヤングジャンプコミックス)

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  • 集英社 (2016年2月19日発売)
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感想 : 17
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Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ) / ISBN・EAN: 9784088903651

作品紹介・あらすじ

靴工房・IPPOの若店主・一条歩(いちじょう・あゆむ)は23歳。東京で若手職人として頭角を現してきた歩だったが、関西の注目若手・神堂玲司(しんどう・れいじ)を紹介され、富豪の靴を競作することになる。剛胆な性格の神堂に「IPPOの靴には美学がない」とケンカを売られ――? 靴職人の本格手仕事ストーリー!!

みんなの感想まとめ

靴職人の青年が自らのスタイルを見つめ直す姿を描いた本作は、ライバルの登場によって新たな緊張感を生み出します。主人公・一条歩は、神堂玲司という個性的なキャラクターとの出会いを通じて、靴作りに対する美学や...

感想・レビュー・書評

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  • 「物と人をつなげるだけやなく 人と人をつなげる仕事をしていけたら これ(注文靴)ってそれの一番ゼイタクな形やんなあ?」
    もう、この台詞に集約されてます。
    ライバル登場からの、仕事への美学についての悩みも、これまで悟ってる感のあった一条くんの新しい一面が見えて良かったです。

  • 左右対称ではなくペアのデザインという発想がなくて、
    折角注文して自分の思うデザインにできるのだから
    そういう方向性のオリジナリティを出すのはとても良い。
    そんなことできるのか、と問われて
    「もちろんできます。お客様の希望があって
    僕がやると決めたことならどんなことでも」
    と答えるのがたまらなく恰好良い。

    作った誰かが見えることは、現代日本では少ない。
    だからこそ、そうした”贅沢”は素敵だと思うし、
    バイヤーは自分では作れないけれど
    物と人、人と人をつなげる仕事をしていくのが一番の贅沢、という考え方も共感した。

    刺青を革にするという発想もとてもおもしろい。

    ライバルも登場し、比較的淡々と冷静だった歩の
    本心のようなものも垣間見え、興味深い展開。

  • 歩の帰国から「IPPO」スタイルの再確認のようなエピソードを経て、
    神堂の登場、そしてスタイルの違うふたりの衝突まで…
    流れるようなエピソード運びにわくわくしますw。
    何だかムードはヒールちっくな神堂ですが、年長者ならではの
    懐の深さやひねくれ感もあっていいキャラクターですねー。
    今後の展開がまた楽しみになりました♪。

  • 靴職人の青年の靴作り記第4巻。今回は日本に戻ってからのあれこれ。洋服のバイヤー氏に気に入られてライバルが登場し、と今までの淡々としていた世界が急に華やかに(笑)。ライバルの若手靴職人が強烈なキャラで面白い。

  • 個人的に30万円もする靴に手を出す日は来ないと思う。
    でも高くても価値あるものを求めるお客さんたちの悲喜こもごもと、靴作りにおける丁寧な気持ちのほぐし方を読んでると、最初の一歩を踏み出す勇気を靴から分けてもらうような気分になる。主人公・歩がごまかしのない職人で優しい男だからできる対話なんだろうなと。

    あと今回出てきた新キャラ・新堂の突っかかりって半分くらい妬みなんじゃないかなーと。「余所さんは余所さん、ウチはウチ」の気風が強い京都人にしてはちょっと違和感あったり。でも家族や周りの反対、売れるまでの経済的な苦労、歯を食いしばって登って来た先に、存分に恵まれ、望まれてニコニコ靴を作る若造が現れたら、そりゃあ腹が煮えるかも。持たざる者には持たざる者の、持てる者には持てる者の苦労があるって頭じゃ分かっていても。

    せっかくのライバル、反発しながらもゆっくり友達になれたらいいなーと思ったりもしたけど、次巻で完結みたいなので、お父さんの話もあるし、ちょっとそれは難しいか。何でコレいいな、と思う作品に限って短命なんだろう。切ないな~。

  • やっと帰国した歩に新しいビジネスのきっかけを作ったバイヤー・萩原。オーダー会に現れた諸橋は京都で注目される靴職人・神堂へIPPOの存在を知らしめるのだが。
    香港の富豪の依頼で靴を作ることになった歩と神堂。プラス思考の歩に対して「プライドが無い」と罵倒する神堂の言葉に、歩は自らの仕事の意味を考える。

    作業としての難しさは技術で補ってきた歩にとっては初めてのスランプとも言える出来事だったのではないだろうか。普段から落ち着きまくりの歩がムキになる一面が見られた。

  • 仕事への信念が見える。そういう発言が堂々と、なおかつ自然に言えるようにならんとな。それは年なんか関係ないな。

  • 若くして独立した靴職人の物語

  • やっぱり、えすとえむ先生の引き出し、全開には程遠かった
    (1)から(3)まで読んで、十分な面白さに満足し、これを維持して欲しいもんだ、と思っていた己が恥ずかしい。漫画読みってのは、調子に乗っちゃ御終い。こうやって、時たま、高くなった鼻を漫画にヘシ折ってもらわないとな
    私を戦慄させたモノ、それは、この『IPPO』の主人公・一条歩にライバルが出現した点
    『食戟のソーマ』や『すしいち!』、『隠密包丁~本日も憂いなし~』などの料理人が主役を努める料理系の作品と同じく、一流の職人が客の要望と向き合い、自分の限界に挑み、昨日までの己を超えていく作品には、好敵手の存在は必要不可欠なのだが、この(4)を読むまで、それを失念していた
    恐らく、それはとことん、歩が自己対話の末に、素晴らしい靴を作り出せる、一種の天才だからで、彼に靴造りの才能で敵う同年代はいない、と勝手な思いを私が抱いたからだろう
    えすとえむ先生が、歩が壁にぶつかりながらも、自分の努力や周りのフォローで、それを突破する“だけ”のストーリーでは読み手の興味を引き続けられない、と危惧感を抱いたかは定かじゃないが、このタイミングで、神堂玲司って名の、歩に負けないほど、靴職人としてのプライドが高い、本物の男を投入してきた度胸が凄い
    良いイメージも、悪い印象も抱かれやすい関西弁で喋るってトコが、これまた
    一見すると、軽薄さや不気味さが容貌から漂いがちなのだが、いざ、自分の仕事と向き合うと、シュッとカッコ良くなる
    素人の浅い考えかも知らんが、そうであってこそ、一流の職人だ、と思った
    靴を履くのは、あくまで客。作品そのものを視るだけでは、歩と玲司、どちらが靴職人として優れているか、を決められない。しかし、一つハッキリしている事は、本物ってのは本物とぶつかっても、呆気なく壊れたりせず、衝突の際に生じた亀裂が直った時、前より強くなっているモノ。一流の職人同士が、対等なライバルとして切磋琢磨した時、どれほどに鮮烈な化学反応が起こり、それが互いの技術や信念に揺らぎを起こし、人間的な成長を促すのか、楽しみだ
    どの話も面白い。玲司の靴に、どれほどの誇りが詰められているか、が一目瞭然となっているEpisodio.21もお勧めだが、やはり、ライバルの登場にブルった私としては、何が何でも、他の読み手の毛穴もEpisodio.23でブチ開かせたい。本物の職人の良さがちゃんと肌で感じ取れる、一流の客に私も努力して成長していきたいもんだ
    この台詞を引用に選んだのは、言い方こそ妙かも知れないが、ようやく、一条歩って青年の素が見えた気がしたので。人間の本性ってのは、自分の誇りを穢された際に怒ってこそ、外側からちゃんと見る事が出来るんじゃないだろうか。確固たる信念ってのは、多少の事じゃブレたりしないけど、踏み躙られかけた時に怒りを露わに出来ないようじゃ、本物とは言えない

  • また新しい一面が出て、また新しい関係が出来て、ほんとに面白い

  • だんだん読むのがしんどくなってきた。
    主人公の思いがよくわからなくなってしまった。
    美しさを求める、職人として技術へのプライドをもつ京都弁の男の方がすっきりしていて好き

  • 切磋琢磨しあえる強烈なライバルの登場。客の要望を最大限に取り込んで、いい靴を作りたいという想いと、自分の中の美しい靴の美学が確立している職人がぷつかり。どんな化学反応が起こるのかたのしみに。お客様の要望があって僕がやると決めれば、どんなことでもできる、というかっこよさ。

  • 京都人が出てきて、更に職人視点の幅が広がってきてるのが ええなあ〜

  • 面白かった〜。ライバル登場!次巻はパパ登場かあ。早く続きが読みたい!

  • ああこんなわくわくドキドキがとまらない状況に置かれたい。
    ただ純粋に、一途に、真摯に立ち向かう場所にいたい。

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著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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