プリマックス 8 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088906058

作品紹介・あらすじ

カワイイに魅入られ今やアイドルとして走り始めた女装男子3人が出会ったのは80年代アイドルだったババァ!! ババァから新たなカワイイの極意を手に入れた3人は次なるステージへ!!?? カワイイが人生を七転八倒へ導く白熱青春コメディ!!

感想・レビュー・書評

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  • ほんと、これを言うのは今更だよなぁ、と思いはするのだが、言っておこうか
    『プリマックス』、特に、この(8)は今まで以上に表紙詐欺感があるよな。もちろん、イイ意味で。未読の方を騙す影響力では、それこそ、涼川りん先生の『あそびあそばせ』に負けちゃいない。ただ、どちらも読んでいる身としては、漫画の質で勝っているのは、こちら、『プリマックス』と断言できる
    リアルタイムで読んでいる私みたいなファンは表紙を見ても、「(8)はこう来たか」と嬉しくなる程度だろうが、単行本派のファンは「誰だ、モン太の隣にいる美女!?」と度肝を抜かされたに違いなく、未読の漫画読みに関しちゃ、「百合恋愛モノ?」と勘違いしただろうなぁ
    この(8)は、序盤こそ、経験値豊かなカマチさんが場を支配している感があるも、通して読むと、各キャラの恋愛が進展を見せている、と分かる
    ネタバレってほどでもないので、表紙でモン太と好い雰囲気を作っている、この美女の正体をバラそうと思う。彼女、いや、彼はニーサン先輩である。そう、かつて、モン太らプリマックスの正体を知り、女装を止めさせようとするも、本気の姿を目の当りにさせられ、考え方を一変。そんな彼はモン太からのプレゼントで「カワイイ」の沼に沈んだ
    やっぱり、一味違う男は「カワイイ」を極めるのも本気だな、と感心するほど高い女装のクオリティ
    しかし、そんだけで妥協しないのが、柴田先生と蒼木先生
    まさか、モン太とLOVEになるとは、リアルタイムで読んでいた私も驚いた。しかも、女装状態でないと両想いにならないってのが斬新っつーか、ぶっ飛んでいるっつーか、まぁ、柴田イズムが炸裂している
    ともあれ、好き合っている二人の邪魔をすれば馬に蹴られるどころか、ニーサン先輩のタックルを喰らっちゃいそうなので、ここは「この二人の関係は何て表現すべきなんだ?」って疑問はグッと飲み込み、祝福しよう
    そんな漢気溢れるニーサン先輩が成り行きで、プリマックスの新メンバー宣言をした一方で、竹雄とツグミの恋路は大きな動きを見せてくれる
    男と女だからマトモな恋愛と思うなかれ。ツグミちゃんは、ツバメの妹だけあって、中々に個性的。ヤンデレって訳じゃないんだろうけど、一途さが極まってるっつーか、妄想力の高さが実行力に繋がっている
    そんな可愛さに加え、親友・ツバメの策略(笑)も相まって、ついに竹雄はツバメちゃんと気持ちが通じ合う。そこで、円満に行くかと思いきや、流血沙汰になるのが、この『プリマックス』
    アイドル活動も全力、恋愛も本気、正に青春ッッッ
    応援したくなるカップルが成立していく中、どうなるか気になるトコが、ツバメとワルコ、そして、月子の三角関係。見る感じ、ツバメとワルコはお似合いだけど、月子も手段を選ばないタイプなので、どう転ぶかは分からない(もっとも、リアルタイムで読んでるから、今後の展開は判っちゃいるんだけども)
    どの回も最高だが、やっぱ、私としちゃ、(8)で特に激推ししたいのは、#76「カワイイノックアウト」だ。こんな最高な告白シーン、王道少女マンガでも、そうそうないぜッッ
    この台詞を引用に選んだのは、男の魂の叫びだからだ。これで、『プリマックス』の良さが伝わってくれる、と信じたい。おっぱいは、そこにあるだけで尊い・・・

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