ゴールデンカムイ 11 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.10
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本棚登録 : 2007
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088906393

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず迫力のある内容でした!

  • 思わずレオンの予告を見返した。

  • 蝮のお銀と稲妻さん、いい話だ…
    ていうか尾形百之助さん…闇が深すぎる。好き。強い。
    目が離せない。

  • 刺青を追跡する第七師団に山中で見つかってしまった杉本とアシリパ。
    死中に活ありで撃退するも、思わぬ同行者ができてしまったために一旦刺青探索中断して、アシリパのコタンに行くことにします。

    コタンでのアシリパ。何気ない日常を見て、そこにある幸せを感じる杉本。自分がなくしてしまったもの、取り戻せないものを思って、一人コタンを後にします。
    アシリパにとっては、大きなお節介でしかないですが、老婆心とでもいうのでしょうか。彼女の未来というか人生における覚悟。それは理解しながらも、覚悟以上に現実はしんどいものだと知ってしまった杉本には、今ある現実を失って欲しくないということなんでしょうね。

    小樽にて一人探索続ける杉本。彼を追いかけるアシリパ。第七師団に捕まってしまった杉本を救出するため、白石と即席コンビでミッションスタートです。

    アイヌ少女といえば、世代的にはナコルルだったりしたのだけど、ゴールデンカムイによってアシリパさん急上昇です。あちらは、古いアイヌの女って感じですけどね。アシリパとの対比という表現になってしまいますが。

  • 鯉登少尉が可愛いかったり尾形の過去がヘビーだったりですが更なるHENTAIの登場にもう笑うしか無い…

    尾形の寝姿にフチの子守歌が被ってくるところとかは何か切なくなりますね。
    そして同じページの佐一の寝顔が可愛すぎる

  • ゴールデンカムイ、今回も濃かったですね。個人的には早口の薩摩弁で何言ってるか分からなくて、しょっちゅう猿叫あげる鯉登少尉が好きです。油まかれた階段を後ろ向きに滑って落ちながら猿叫上げる所とか笑っちゃいました。

    それにしても鶴見中尉、人気ありますなぁなぁ。(軍人側から)カリスマって奴でしょうか。

    あと、谷垣ニシパ。よかったです。「俺もフチに食べさせてもらった 俺もフチの子供だ」と純粋にフチの元に孫娘であるアシリパさんを送り届けるという自分自身の「使命」を持つあたりが本当に良かったです。

    ゴールデンカムイ、アニメ化するとの事ですが、あの残虐シーンとアイヌ語はどうするんでしょう。どちらもちゃんと見せてほしいと思います。
    特にアイヌ語は中々音声では効く機会が無いので是非是非ネイティブな会話をしてもらいたいものです。

    展開が早く、複雑なゴールデンカムイ日が空くと展開について行けず、一巻から読み直しになるあたりしんどいですが、それをするに値する漫画だと思います。次は、冬に発売。楽しみです。

  • 全31巻を読み終わりました。
    かなり激しく肉が切れ血が吹き出す漫画ですが、グロいとか気持ち悪いとか思わせないのが本当にすごいと思います。作者の自己満足ではなく、それが必要な描写だからなのでしょう。キモチワルイキャラクターはたくさんいたけどね(笑)

    キャラクターと言えば、主要人物だけでもかなりの数ですが、全員のバックボーンを示すエピソードや、今、その行動を取る理由に死ぬ理由、絶妙にストーリーに盛り込まれているので、迷子になることはほぼありませんでした。
    あ、でも頭巾ちゃんの最後はどんなだったっけ…?尾形さんに足を撃たれたのが最後?

    そして、こんなに血なまぐさい話なのに、誰も芯からの悪人ではないのも、気持ちよく読めた理由だと思います。みんな躊躇なく人を騙して殺すけど、根っこにちゃんと大義があって。そういう時代であり、そういう事情なんだと納得できるというか。…熊以外は。
    これだけの説得力を持たせるには、アイヌの文化も、戦争や少数民族のことも、言葉や表面だけじゃなくてどれだけ勉強したのか。作者が、キャラクターや彼らが抱えるものをリスペクトしていることを感じました。

    本当に力と厚みのある漫画でした。
    軍とアイヌとゲリラの金塊争奪戦なんて、私なら撃たれなくても3日でストレスで死ぬ自信があるけど、怒涛のシリアス展開の中に癒やしのギャグパートも忘れないところがまたニクイ。
    戦いの最中でも、チタタプ杉元。変顔アシリパ。齧られるシライシ。

    映画も楽しみです。

  • 「子供は親を選べません」

    尾形の過去編。あんこう鍋がなんとも言えない仄暗い不気味な感じを演出している。食べ物に過ぎないのに、すごい。

    あとはみんな大好き姉畑支遁編。

  • 10巻を読んでから少し時間が経っていたので、最初は状況がわからなかった。
    アニメでは省かれていたけど、鹿を風よけにして夜を越した後はヒグマに囲まれてる。心が休まる暇がないな。囚人の皮を剥いで入れ墨を集める話な時点で異常だから今更だけど。

    鶴見と鯉登、尾形とその両親、犯罪者カップルなど、この巻はどこか歪な人間関係にまみれていて、少し食傷気味だ。

    蝮強盗カップルの話は言ってみればサイドストーリーにすぎないのに、全体的にやたらとギラついていて疲れた。
    二人の遺体が並べられたシーンは、ムッソリーニと愛人の遺体を悪ふざけで腕を組ませた写真を思い出してしまった。作者がムッソリーニの例の写真を念頭に置いてあのコマを書いたのかはわからないけど。もしムッソリーニのあの写真のオマージュとかだったら趣味が悪いと思う。

    鶴見が赤ん坊を抱くコマは、何かの絵画が元ネタにある気がして、ググってみたらウィリアム・アドルフ・ブグローの天使の歌という絵だとわかった。
    https://chitatapu.hatenablog.com/entry/2021/10/07/093948

    赤ん坊の養育を任せていい信頼できる人の心当たりが、鶴見にあるのかと思った次のページで納得した笑
    赤ん坊がいたら、フチも元気になって良いかもしれない。
    フチが元気そうでホッとしたところに、これまででトップレベルの気色悪い変態が出た…これまでだって酷かったのに、軽々と越えていった…モデルがシートンなの…?シートンはこんな変態じゃない。この変態は早く死んでほしい。

    尾形がたまに杉本や谷垣へ見せる上等兵ムーブが好き。

  • 大雪山越えで第七師団から逃げる杉元たち。稲妻強盗こと坂本慶一郎(刺青囚人)と蝮のお銀登場。尾形百之助の過去が語られる。父に捨てられ発狂した妾の母を殺鼠剤で殺し、戦場で腹違いの兄弟を殺し、父親を自刃に見せかけ殺した。その尾形を招き入れた鶴見中尉。稲妻とお銀一行は刺青人皮を持っているという賭場に突入。しかしそれは鶴見の罠だった。2人とも死ぬ。一方杉元たちは山で不審な殺され方をしたシカを発見。動物学者であり刺青囚人の姉畑支遁登場。谷垣が姉畑に銃を盗まれ、それで動物を殺したので谷垣が誤解されアイヌに追われることに。杉元が3日以内に真犯人を捕まえることを条件に谷垣を預ける。

    ・坂本慶次郎…

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