- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088915012
作品紹介・あらすじ
「あばよロシア!!」無事、再会を果たした杉元とアシリパ+白石。一行は、北海道に帰還するべく樺太を南下する。樺太を経たアシリパの胸には、これまでとは異なる想いが芽吹き始め、二人は、逢えなかった期間「相棒」同士の僅かな相違を感じる。そして、谷垣チカパシにも新たな兆しが。突然の市中射撃戦、活動写真化、土方鶴見の頭脳戦!! 衝撃×笑劇の樺太交差点、第21巻ッ!!!!!!!
感想・レビュー・書評
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アシリパと合流を果たした杉元一行が樺太アイヌの集落でお婆ちゃんの口噛み酒団子でほっこりする件から始まる本巻。敷香で日用品やらお気に入りの味噌を買い出ししていたところで白石がまた痛い目に。災難過ぎるよ。尾形か?という緊迫感の後、杉元が犯人をロックオンした先に向かうと…また、ほっこり。前の巻で足りなかったほっこり多めに感謝。
その後のエピソードで出てくるシネマトグラフを知ったアシリパさんが大活躍。ここで以前読んだアイヌ童話集で散々現れたパナンペじいさんとペナンペじいさんの話が出てきて笑った。そうなんですよね。この話に共通するテーマは面白いです。
でも、巻末に向けて、色々驚く裏事情を知ることとなり、考え込むことになります。
アシリパ、杉元、運命に負けるなよ!というところで続きます。え?白石は大丈夫?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超面白い、なんでこんなに一々全員が魅力的なんだろう、ギャグとシリアスの順番がとても気持ちがよくずっと楽しい。
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白石がいてくれて本当に良かった
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良き。。心機一転って感じですね。
鶴見中尉の芝居、手が込みすぎてゾッとします。
月島軍曹のあの表情もゾクゾクしました。
ほんっとに憎めないキャラばかりですね。 -
いよいよロシアから日本側の樺太へ。落ち着くかと思いきや、ドラマは大加速!笑いから涙、命のやり取りまで、息もつかせぬ展開!こんなにハチャメチャにやってるのに、しっかり地続きで面白いのはすごすぎる!
何から書いたらいいかわからないほどいろいろあった(笑) 最終的に杉元とアシリパの距離が縮まったのはよかった。杉元はアシリパを相棒としては見てなかったんだよね。守るべき者として見ていた。白石の「全部覚悟の上でアシリパちゃんが『アイヌを背負いたい』というなら背負わせりゃいいだろッ!彼女を自立した相棒として信じればなぁ お前は元のギラギラした男に戻れるのに…」という言葉に胸が熱くなった。成長したのはアシリパだけじゃない、白石もだった。オチまで面白くしてくれて最高だったよ白石!
チカパシの決断と見送る谷垣に泣いた…。旅のことを思い返すと「お前はここに残って 自分の本当の家族をつくりなさい」という言葉の重みに涙腺をやられてしまう。あの銃とともに、魂は二瓶から谷垣へ、そしてチカパシへと受け継がれていく。こうやって命を生かしていく流れができていくのは素敵だなと。
金塊争奪戦もより騙し合いと苛烈さを極めていく。鶴見と土方の読み合いと駆け引きが見ごたえあった。まさかの展開の連続でエンタメとして最高で痺れるね。
そして、鯉登が気づいた鶴見の裏工作。月島が見せた表情の闇の深さよ。「あなたたちは救われたじゃないですか」泥のような闇と呪いの言葉。月島はすべて知った上で鶴見といる。救われなかった自分の空虚さを、鶴見の行動を見届けることで意味づけしようとしているのかな。鯉登のあのリアクションは本気なのかは測りかねるね。今後は特に第七師団内でも腹の探り合いが加速しそう。
何より、鶴見がアシリパと対面して見せた、狂気の仮面の奥にある真の狂気と本音がすさまじかった。妻子を殺したウイルクへの復讐が真の目的なのか。ソフィアもおそらく鶴見へ復讐するのが目的だよね。復讐の連鎖と、土方をはじめとする死に場所を求める男たち。それを断ち切る可能性がまさに“未来”という意味のアシリパであるかもしれないというのは熱い展開。 -
よっしゃ、行けー、アシリパ&杉元!!
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鶴見中尉の素晴らしい肉体美。
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