キングダム 64 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社 (2022年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ) / ISBN・EAN: 9784088922164

作品紹介・あらすじ

趙国総大将・扈輒を討て!
紀元前234年 武城・平陽攻略戦
趙王都・邯鄲手前の地である武城・平陽へ進攻する秦軍。
圧倒的劣勢で始まった桓騎軍対扈輒軍の戦いは、飛信隊が見事に“死地"影丘を攻略し、停滞した戦局に風穴を開ける。
一方、壊滅状態が続く桓騎率いる中央軍では、当の桓騎自身が行方をくらませていた…!!

みんなの感想まとめ

戦の勝利とその裏に潜む影が描かれる本作は、戦場の冷酷さと人間の葛藤を深く掘り下げています。秦軍の桓騎は、非情な戦法を駆使し、敵を恐れさせることで勝利を収めますが、その代償として多くの犠牲を生み出します...

感想・レビュー・書評

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  • 『キングダム 64巻』を読んだ。
    勝利の果実は甘くも、そこには深い影が落ちていた。影丘を抜け、武城・平陽を攻略した秦軍。勝利を得たはずの戦地に漂うのは、静けさと違和感。歓声よりも、刃と血を見つめた者たちの喪失感が強く残る。

    特に印象深かったのは、桓騎の“非情な戦法”。捕虜を首級として積み上げるという異様な光景は、ただの戦略ではなく心理戦の極致だった。恐怖を演出し、敵の心を折る。狂気と知略が不可分に混ざり合った桓騎のやり方は、勝利という名の代償を読者にも突きつけた。そこには冷たい合理があって、けれども確かな意志がある。彼が見せた勝ち方は残酷だが、その背後には戦を掌握する計算が見え隠れしていた。

    一方、信はただ突き進む戦士から、戦を読み取る将へと変化していた。理想や信義だけでは戦えない現実を、肌で感じ取る瞬間があった。勝ち方の美しさ、犠牲の重さ、勝利の幕引きに残る軋み。信はただ勝つことではなく、どう勝つかを考える存在になりつつあった。剣を振るその背中に、覚悟と責任が刻まれていく。

    物語の最後には、勝利を手にした秦軍、報告に集う将たち、そして帰還する飛信隊の姿がある。だがその静けさの中にも歪みが見える。国土は広がったが、拡張に伴う歪みもまた広がる。勝った者だけが勝者ではない。王翦や昌平君、蒙恬らの姿もまた、未来という不透明な道を見つめていた。勝利は確かだったが、その影の中には数えきれない犠牲と問いが横たわっている。

    巻を閉じたときに残ったのは、苦い勝利。それでも前に進もうとする意志。戦場での勝敗や策略が描かれるだけではなく、人が人を信じ、人生を賭けて戦う姿の重さが胸に響いた。
    刃の重さ、タスキの重さ、

    次巻では信がまさしく“将軍”としての歩みを強く打ち出してくるはずだ。64巻は、その前夜。戦いの余波を描き、読者にも問いを投げかける。勝利の先に待つものは何なのか。刃を下ろした者が、次に握るべきものは何なのか。

  •  中国古代の虐殺事件をマンガにするというのは、なかなか、むずかしいんじゃないでしょうか。「史記」ネタなのでしょうが、当時の価値観というか、倫理観というか、そのあたりは漫画家の歴史家としての力量のようなものが問われそうですね。
     だからといって、描かないわけにはいかないわけで、原泰久さん、健闘していると思いました。ただ、今は若き主人公の政、後の始皇帝にも、虐殺の記録はあるわけで、どう描くのか、今から楽しみですね。
     ブログの感想ものぞいてみてください。
     https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202203240000/

  • 蓁国による趙国、武城平城侵攻。
    蓁国桓騎軍8万vs 趙国扈輒軍24万。

    桓騎の奇策により扈輒将軍を討つが、残された扈輒兵達。
    桓騎軍雷土を虐殺された事で、桓騎は捕虜となった残兵の首を落とす。その数、数十万。

    この行為は重大な軍規違反とし、蓁王嬴政が国軍を連れて桓騎軍の元を訪れるが、桓騎に何かを感じた嬴政は桓騎をお咎め無しとする。

    趙人は蓁国の残虐な行為に怒りを増幅させるが、趙国上層部は相変わらずの悪政。

    総大将を失い、楚国に亡命していた元三大天の廉頗将軍を呼び戻す手筈があったが、廉頗将軍は今の趙国の悪政をみたら何をするか分からないと、致し方無く李牧軍を呼び戻す。


    桓騎による捕虜の虐殺は中華統一に向けての阻害因子ではあるが、嬴政はそれをどう納めるか。
    趙国には死亡フラグが立っているが、まだ油断をしたら裏を描かれる状況でもある。

    まだまだ物語は面白くなっていく。

  • 感想
    結局、政は桓騎許すんかい!

    捕虜10万の惨殺問わず

    あらすじ
    桓騎はコチョウの軍を前がかりにして、そこをすり抜けた脱走兵をろ利用してコチョウを囲む。

    コチョウは桓騎軍に囲まれて自害する。

    雷土は拷問により殺されていた。桓騎は趙の投降兵10万を虐殺する。

    政が桓騎軍に下向し、直接問いただす。

  • 桓騎やってくれるねぇ。
    あんたいい死に方しないよ。

  • 桓騎のスケールが。。なんか、もう。
    頭の中がごちゃごちゃなんだか、静まり返ってんだから。
    こんな男他にいないよ。なんなんだか。
    好き嫌いのレベルの話におさまらない。何も言えない、のは卑怯なんだろうな。
    断罪する責任回避みたいな。
    使えるとこだけ使って、ダメなとこは怒ってって都合よく利用できる範疇におさまらない男。

    この言葉があってるのか、語弊を招くかもだけど。
    おもしろい…。

    想像だにしない展開で面白かった。やっぱキングダム面白い。

  • 桓騎将軍が残虐なやつってのは前々から知ってたけど、やっぱりえぐいな。雷土のやられ方を知ったからこそやろうけど、やり返したら戦が終わらないやないかーい!そら、政も怒るわ。
    底なんてないんだよ、痛みに。しびれたーーー!
    そして桓騎を倒すためにいよいよ李牧が立ち上がったー!!!楽しみすぎる!

  • 底なんてないんだよ_痛みに 斬首十萬 虐殺云々の前に_他人の土地に侵略し殺して奪って_その上でその連中と一つになれると_本気で思ってんのか?

  • 今回も面白かった。 ゆっくり、じっくり読み進めたい物語。

  • 仮面の男だと思ったら美女だった…!パターンまた使うんかい

    この作者の女性キャラ、2つの意味であまり魅力を感じないのよね。
    まず絵の肉体的魅力の不足。ロケットおっぱいなのに寸胴で筋肉なさそうな黒桜とか、胸ばっかフーセンみたいでガタイもクソデカだけど、胴はやっぱり筋肉なさそうな媧燐とか。
    なのにドチャクソ強い設定だからなんかとってつけたようなキャラに感じてしまう。
    女性の肉体をもっと美しく描いてほしいなあ。
    もう一つは見せ場の無理矢理感というか。個人の強さではない将軍としてカリスマガチ強の楊端和はええんやが、蚩尤の人たちとかちょっとファンタジー感強くてなあ。
    女戦士の強さの説得力なのかもしれんが、羌瘣の妹分とか個人的には蛇足だな。
    キャラ設定もどことなくオタくさいんだよな。貂とかカイネのウザさもそこから来てると思う。

    という、本編には何ら関わりない感想。

  • 久しぶりに胸の苦しくなる桓騎のおぞましき腹の底を描いている。戦争は綺麗事では済まない。繰り広げられる舌戦での軍杯はまさに勝利の先にしかない

  • 終始ハラハラした巻。
    投降兵集めたあたりから嫌な予感してたけどやっぱりやってしまった…。それに対してちゃんとアクション取る政はかっこよかった。桓騎と政の論戦?もどうなるかとハラハラした。結局平行線って感じだったけど世界の見え方がお互い全然違うんだろうなと思った。
    パパトークする王賁と政、もっと見たかった。
    今回のMVPはマロンだね。大王に向かっても紳士って言いかけたのは笑った。紳士は比較的常識ある対応ができるからホッとしたよ〜マロンサンキューな⭐︎
    そして丁寧にフラグを回収した雷土さん…。心の準備は数巻前からしてたから大丈夫だよ。

  • 桓騎の読みが凄かった!頭の中どうなってるんだろう。
    捕虜の大量虐殺のシーンはとてもつらかった。お咎めなし。
    李牧が帰ってきた。

  • 読了

  • 残虐カンキ

  • 2022/02/23 1
    2022/09/10 2
    2023/01/16 3
    2024/01/01 4

  • 桓騎軍の戦い方が見える戦いだったの良かった。
    捕虜の虐殺については拷問とか痛みつけられるよりマシだったんじゃないかって思うし、趙王よりまともに思っちゃうな。
    桓騎ならもっとひどいことしちゃうんじゃないかって思ってたからね…。

    桓騎と政の対話も良かったな。
    ほんとに桓騎の言う通り、こんな戦争の先に中華統一なんて可能なの?って思うしね。

  • 孫臏。桓騎の作戦勝ちでしたと。桓騎のモチベーションはなんじゃろなぁと不思議なところ。そして李牧が帰ってくる。李牧倒せるんでしょうか。

  • 恒騎「底なんてないんだよ痛みに」。趙総大将を撃破。虐殺された雷土を見ての、捕虜十万人虐殺。怒りの嬴政出馬。今この世で一番人を殺してんのはお前だぞ秦王よ。恒騎と嬴政の対決、恒騎に理があったように思った。そして李牧の復活まで。

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著者プロフィール

佐賀県出身。2003年、第23回MANGAグランプリにて読切『覇と仙』が奨励賞受賞。2006年、週刊「ヤングジャンプ」9号から『キングダム』を連載開始。2012年にはNHKでTVアニメ化、2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。デビュー前の職業はシステムエンジニア。

「2018年 『武器を磨け』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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