スナックバス江 15 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社 (2024年6月19日発売)
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本 ・マンガ (184ページ) / ISBN・EAN: 9784088932811

作品紹介・あらすじ

昔は良かったなんて言わないで。金がなくても、モテなくても、全身痛でも、みんなで飲んで歌って騒げば、それが最高の瞬間。「スナックバス江」に身を委ねれば、人生で一番良い夜を毎夜更新してあげる♪

感想・レビュー・書評

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  • ついにアニメ化を果たした『スナックバス江』! なんやかんやあっても、漫画はいつも通り営業中! アニメはアニメで好きだったけどね! 長尺でスナック感多めパートと、テンポ第一のショートアニメパートを混在させたらよかったかも?

    15巻は小雨ちゃん運転免許証を取るの回が好き! 
    「実際免許取りに行って思ったんですけど…人間の命って意外と軽くない?」
    「何を教わったの…?」
    クラッチをミスっていきなりエンストみたいなやり取りに始まり、

    「嫌な教官を隣に乗せるのも 平常心を養うための訓練だと思うしか…」
    「はぁ~~!? 免許取れても嫌なヤツはトランクにしか乗せないし…!!」
    それ犯罪者のやるやつ! イメージ図がめっちゃ笑顔だし! トランクに乗せられたらもう片道切符コースすぎる。今でも嫌な教官っているのかな? ぼくの時は最初二連続で嫌な教官で、エンストして嫌味を言われたなあ……。

    「やっぱ手っ取り早くお金を儲けるには悪事を働くしかないのかしら…」
    初手から悪手で指し始める犯罪論回も好き。この出だし、陣内智則のネタでよくある「暇やな 手紙読んだろ」系の不謹慎感があって面白い。明美がママに、老い先が短いなら目先の金で潰れてもリスクが少なくない? と声をかけた時に「一考の余地がある…!」の発想よ。しかもそろばん弾いちゃったし(物理)。一考の余地を重ねすぎてて爆笑した。犯罪はダメ絶対!

    記念すべき第300夜! どんな話かなと読んでみると、
    「どのレベルなら浮気って許されると思う?」
    「生きたまま鳥に食べられる罰を以って…」
    「ノーペナルティでお願いしていい?」
    許されるレベルの罪じゃなくて、罰の方を即答する小雨のバイオレンス感に笑った。生きたまま鳥に食べられる刑罰ってあるのか?! 「音量上げろ! 生前鳥葬だ!」的な。調べてみるとさすがになさそう? ヤギに足の裏を永遠に舐められるやつをふと思い出した。

    ママが不調を病院に行かずに温泉で治そうとする回も好き。
    「ママは温泉の効果ってどこまで信じてるの…?」
    「どこまでも…」
    「信念に殉じる覚悟がある瞳だわ…」
    言われてみれば、旅行で数回浸かっただけで治るかって話だよね。ダメだったらセカンドオ湯ニオンとか言い出して、もう送り出したくなった(笑)

    最後に、明美がお客としてやってきた人間になりたい化け物へ言い放った名言を──。


    「プライド捨てなきゃ人間なんてやってられないわよ…!」

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