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Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ) / ISBN・EAN: 9784088933702
作品紹介・あらすじ
生まれた家庭──。それぞれの事情──。自身の境遇と生き方に悩む生徒たちの声に耳を傾ける高柳は──。
将来と成長の教師物語第9巻!!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
生徒たちの様々な事情や悩みに寄り添いながら、倫理観を自然に学べる物語が展開されます。登場人物のストーリーは時代を反映したテーマを持ち、コンパクトにまとまっているため、読みやすさが際立っています。倫理が...
感想・レビュー・書評
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8巻から続き、新しい赴任先の高校での物語。一筋縄ではいかない生徒との対話が続く。いい関係性になることもあれば、問題を抱えたまま過ぎる回もあって歯がゆさもある。この生徒たちとの倫理の授業のまとめはどうなるんだろうか。
前巻も読み直して感じたのは「もったいない」という価値観への問い。
国近の「JKブランドと援助交際」
結衣の「生まれつきの美しさ=幸福」
紘子の「学生時代にすべきは勉強か青春か」
沢石の「才能があるのにノートに鉛筆でしか描かないこと」
与野の「時間を無償で提供すること。タイムイズマネー」
今回は古代中国の思想家「諸子百家」、イエス・キリストの「黄金律」、ブッダ、儒教と国学、ルネサンス、マザー・テレサらの「無償の愛(ボランティア)」など、王道な授業内容で初心に返る。そして、初心だからこそ「もったいない」の答えにも繋がっているんだと感じた。これはブッダの言葉に核心があるんだと思う。
「過去につき従うな 未来をこい願うな 過ぎ去ったものは捨てられたもの 未来はまだやって来ていない──今ここにあるものをよく見定めよ 今 現在 大切なものは今ここにしかないのだ」
「もったいない」って過去や未来に使う言葉だよね。
「ここまで続けてきたんだから、辞めるのはもったいない」
「社会人になった時のために、学生時代から起業の勉強をしなければもったいない」
「勉強をすれば資格だって取れるのに、ゲームをしてるなんてもったいない」
一番わかりやすいのは「これはいつか使うかもしれないから、捨てるのはもったいない」という言葉。結局、こういうものは「いつか」を待っている内に溜まって捨てることになる。
飽食の時代だからこそ「もったいない」という価値観は大事。ただ、それが自分で考えたり、納得したものかどうかがもっと大事なんだと思う。そして、学生時代にしかできないことを味わうことなく、自分の意思を尊重することなく唱える「もったいない」は、今をもったいなくしている可能性があるんだよね。
親が離婚した辻の回が好き。高柳とのやり取りが軽快でいいよね。過去が語られたのも印象深い。あと、正義マンの佐貫の気持ちわかるわ…。ぼくも間違いは正すべき!みたいな思考持ちだから。でも、すべての基本は「恕(じょ)」──思いやりなのだ。礼とか正義とか、その原点に思いやりがなければ、押しつけて傷つけてしまうことになる。思いやりって人生でもっとも大切なもので、もっとも貫くのが難しいものだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読者に結論を委ねるスタイルが洗練されてきている。
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この作品めちゃめちゃおもしろい!
倫理観は授業などで聞くと退屈でしんどいけれど
生徒のストーリーに寄り添った的確なタイミングと内容での倫理観の知識は、すんなりと心に入ってくる。
しかも時代を踏襲したテーマもあり、
ひとつのまとまりもコンパクトで
とっても読みやすい。
かなり綿密に考えられて作られている感じがして、何度でも読み返したくなる名作だと思います。 -
また新しい学年になったんだっけか。同時並行的に、色んな生徒が描かれるのは、マンネリ化しなくてアリなんだけど、コミックで追いかけていると、どうしても間が空いてしまうから、それぞれの物語を忘れてしまう。都度読み返せばよいんだけど、それもなかなか…。
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答えはいらない。
畑に戻してくれるだけでいい。
もう一度、倫理を学びたくなる。 -
離婚の話が好き。親が離婚することは特別なことでも可哀想なことでもなく、他人に口を出されると嫌なのがめちゃくちゃ分かる。色々と言われてささくれていたところを、先生との対話を通じて、他人の言動への納得(と、それが自分と違うことへの飲み込み)をし、自分の気持と改めて向き合っていくところが好き。「人の話だとカワイソウだと思う」のところの先生の笑い方が好き。
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7歳くらいまでの生活で決まるって、出典なんなんだろうか?
あとで調べてみよう。
可能性の情熱かー。 -
今回は1話完結であるにも関わらず、とても濃い内容であった。自分もこの中の人と同じような悩みがある助けとなった。哲学の日常の中での使い方がこれだ。
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9巻も、読者に結末を委ねるスタイル。1話が短くて、深く入り込む前に次の話に進むので、なんというか消化不良な感じがする。
7巻までの、最後まで描かれるスタイルの方が好き。
グレーゾーンの絵を描く女の子の話が印象的だった。 -
C726/ア/9
著者プロフィール
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