ウマ娘 シンデレラグレイ 17 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社 (2024年12月18日発売)
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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088934761

作品紹介・あらすじ

有マ記念の敗戦以降、走りに精彩を欠くオグリ。現役最強という重責に苦しむ彼女を救うため、あの男が中央に参戦──!! 新章・芦毛の怪物篇、開幕!!

感想・レビュー・書評

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  • 有馬で失速し5着に終わったオグリ。再生のカギになったのは…やっとここまで来て復活かよ北原。待たせ過ぎだろ。そりゃオグリも落ち込んでる場合じゃ無いよな。っていう、この史実とフィクションの巧みな交錯、実に良いですよね。そして永世三強の残り二人、クリークとイナリは春天へ。オグリはマイル王への道を進むべく、安田記念へ。こんなクライマックスで次巻へ!は、殺生なー!ってなると思ったか?もちろん史実は知ってるからなあ。盛り上げやがるなあ、としか。でもってこの後は…ってその辺りも知ってるからなあ。盛り上がるよねえ、これ。

  • 有馬記念後。
    待望の北原合流から、安田記念の佳境まで。
    史実的には谷の直前の山場で、不思議なハラハラ感を勝手に感じていました。
    それはそうと、北原が絡むときのオグリは、ヒロイン感がにじみ出ている気がするが、気のせいか……?

    ◆北原
    「久し振りだな オグリ」
    待ってた、待ってたよ、この時を……!
    いつ来るんだろうと思ってたら、このタイミングかー。これからまた楽しみですね。
    前巻からのギャップも相まってか、妙に可愛げのあるオグリがたくさん見れる巻です。

    ◆動機
    「動く理由が 探さなくても見つかるようになったんです」
    北原の台詞ですが、これ凄いこと言ってないか?
    読んでいてハッとしました。
    「なぜ生きる(生きなければならない)のか」「なぜ頑張る(頑張らなければならない)のか」
    数多の物語で、そういった「動機」が問われ続けてきた(=回答を求められ続けてきた)と認識しています。
    本作がそのような「動機」の物語の文脈を持っているかはともかくとして、その物語を追ってきた身としては、テンションの上がる台詞でした。
    とはいえ、次の有馬等でオグリの走る動機が問われる可能性はあるので、注視していきたいポイントですね。

    ◆世間からの注目
    「遊佐ちゃんさぁー… なんか… 最近オグリへの喰い付き良くない?」
    史実における、オグリキャップの注目度を示す良いシーンですね。
    競馬に興味ない層を取り込んで、熱中させた。
    ただ、この後はそのあおりも描写される気がするので、不安でもあります。

    ◆その他あれこれ
    ・クラシック追加登録の話が進んでる! うおおお!
    ・六平さんが高い高いされてる図が面白すぎる
    ・ヤエノムテキの描写の積み上げが……どうなるんだこれ……。こっちはこっちで色々なしんどさが……。

  • 永世三強というタイトルの割にここらへんでオグリのピークアウトが見え始めるのが辛いところだが、トレーナーの復帰でうまく暗くならないように描けている。ヤエノムテキのレース展開廟所も良い感じだ。

  • 世間から最高峰の注目を集めた有馬記念はクリークとイナリが究極勝負を披露したのに対し、オグリは不甲斐ない結果に
    彼女の悪夢から始まるこの巻は彼女にとってあの敗戦がどれだけのショックを齎したのかを示唆してくるね
    てか、あのオグリが並走途中に走るのを止めてしまうなんて、そんな光景想像だにしなかったよ…

    オグリとしては精神が谷の底まで落ち込んだ状態、簡単に回復できる心境ではない
    だからこそ、あの北原がオグリの前に姿を表すシーンは最高でしたよ!
    オグリが先に中央へ行き、彼女に見合うトレーナーになる為に猛勉強していた彼がようやく追い付いた光景に感動を覚えてしまうね
    既にそこそこのキャリアを持っていながら、たった一人の為にトレーナー人生をやり直す。その無謀なる挑戦に迷いは一点もないと判るから、彼の参戦はオグリの為になると判る

    北原のお陰かここ最近はプリティー成分が薄かったオグリの表情にまるでカサマツ時代を思わせるような柔らかさが宿っているね
    ⋯その反面、北原は六平から押し付けられた重圧でやべぇ感じになってたけど(笑)


    有馬で負けて永世三強の一角としては少し沈んだ形となるオグリ。そんな彼女が向かうは天皇賞を回避しつつの安田記念ですか
    バンブーメモリーも再戦を宣言し、新たなライバルも登場した事で舞台は心機一転⋯とそこまで綺麗に思えないのはやはり天皇賞では永世三強のクリークとイナリが気持ちの良い戦いを披露しているからだろうなぁ⋯

    オグリとしてはまず有馬敗戦のショックや原因を取り除かなければならない。その為の安田記念
    今回のレースは歩みを前に進めるというより、歩調を整え直す意味合いが強い。クリーク達のような己を振り絞る激闘とは何処か違う
    オグリは北原を信じて、自分の向かう先を決めたけど、その判断を彼女はどこまで考えて納得したのだろうねぇ⋯

    けれど、その点がどうであろうとオグリは六平に向ける以上の全幅の信頼を北原に寄せているのは確かだね
    もし六平の教え方がオグリのプレッシャーとなっていたなら、あのように朗らかな表情で向き合えるトレーナーはオグリにとって最良のトレーナーであると言えるのかもしれない

    てか、ミルワカバはキャラが濃いなぁ⋯。ウマ娘なのに牛モチーフとはこれ如何に


    安田記念のレース模様はまたしてもオグリが先行策を取る驚き
    有馬敗戦の一因と思われる遣り方を早速繰り返すなんて強気過ぎると思ったけど、これはこれで北原なりの分析による判断か

    オグリは失敗を活かす形でゴールへの道を突き進んでいる。今のオグリは絶好調
    そんな彼女に追い縋るヤエノは何とも不気味な雰囲気を醸し出しているけれど⋯
    もしここでも負けるような事があれば、今度こそオグリは再起できないんじゃないかという不安が⋯⋯。特にこの巻はシンデレラで居られる時間が終わる事を暗喩するかのような夢から始まっている訳だし⋯

  • 現実では四半世紀以上前やからねぇ!
    細かいところは忘れたなぁ

  • まるでオグリが恋する乙女に見えたのは新鮮すぎた。あるいは親を待ち焦がれた子供か?
    かわいすぎた。

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著者プロフィール

本作の元となる「プリンセスコネクト!Re:Dive」や「ウマ娘 プリティーダービー」など、大ヒットアプリの数々を開発運営する「最高のコンテンツを作る会社」。「プリンセスコネクト!Re:Dive」は6周年をむかえ、さらなる進化を続けている。https://www.cygames.co.jp/

「2023年 『ぷりこねっ!りだいぶ(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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