ウマ娘 シンデレラグレイ 18 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社 (2025年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088935836

作品紹介・あらすじ

春のマイル王決定戦・安田記念。最終直線を独走するオグリキャップ。現役最強の怪物の勝利を誰もが確信する。ただ“彼女”だけをのぞいて。

感想・レビュー・書評

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  • ヤエノは追い付けなかったのか……。しかも、それは「もう間に合わない」を前提としつつも「オグリに追い付ける者など居る筈がない」という意味も込もっていたような
    レコードタイムを出して勝利するオグリはまさしくそうした評価を得られるだけの怪物であるように思える
    けれど、そう受け取るにしてはオグリがゴールする瞬間の違和感やヤエノが抱いた追い付ける感覚がどうにも小さな棘のように引っかかるね


    安田記念を制したオグリに関しては復活したと表現できる。でも、相方である北原には分不相応な勝利と言えるかもしれなくて
    囲み取材にキョドりまくる北原の姿は可哀想だけど面白いなぁ(笑)

    ただ、北原にまで大注目が集まる状況はそれだけ世間がオグリに熱狂している証と言えるのかな
    勿論、そこにはオグリだけでなく永世三強と言わしめたクリークやイナリの存在も在る。けれど、クリークが出走を回避するならどうしてもオグリに対する関心の比重は増してしまう
    トレセンに記者が押しかける様子は当時の世相を反映しているかのように思えて、実場のオグリキャップ人気ってそんなにヤバかったんだろうか…なんて身震いさせられたよ
    その状況はルドルフが慨嘆したように「オグリキャップの時代」と評さざるを得ないもの

    そうした前提を踏んだからからこそ、162話で語られたミルワカバの怒りに納得させられてしまったよ…
    一般人にも名が届く大スターが誕生すればジャンルは盛り上がり周辺の選手等にも脚光が向くもの。けれど、既に充分な人気を獲得しているジャンルでその現象が生じれば必然的に生じるのは脚光の偏り、名選手の埋没となるわけか……
    おまけにオグリ等の世代が去ったとしても、次の世代では新たなスターとなりそうなウマ娘が控えているとなれば、最早世代全体が存在しないかのように扱われる状況は想像に容易い
    どれだけ努力しても自分達は顧みられない。であるからにはミルワカバの抱いた怒りはオグリによって巻き起こった狂乱への怒りを代表したものと言えるんだろうなぁ…

    そんな彼女が参戦する宝塚記念は果たして世の期待をどのように反映するのか?
    今のところ、ベルノライトの違和感や静かに刃を研ぎ澄ますヤエノが妙な恐ろしさを感じさせるけど…


    そういや、短いシーンだったけどメジロ一家の登場シーンには少し興奮させられてしまったよ。特にアニメ第二期を飾ったマックイーンが現れただけに尚の事
    でも、言い換えれば以前のテイオー登場シーンと同様に、永世三強世代の終わりが近づいているとも表現できるのだろうけどね…

  • 今日から『シングレ』放送開始!てことで新刊も出てるのに1冊前である。表紙はパーマーさんとマックちゃん。着々と「次世代」が顔見せしてきてる。ゲーム本編での面白嬢ちゃんから程遠いマックちゃんの、よそゆきおすまし顔が良いです。この巻は安田からの宝塚かー。史実を知ってると…たとえ世代最強であったとしても、その「全盛期」はあっという間に終わるという切なさに胸塞がる。コミックの主人公であることを、主人公自身は当然知らないし、脇を固める面々は各々が自分こそ「主人公」だと思っているので。あと、アルダンさん退院おめでとう。

  • メジロの話だったり、オグリ以外の馬達の悲喜交々をちゃんと書きつつも、いつの時代もマスコミのモラルは最底辺だなというのを思い出させる描写でちょっと暗い展開の予想をさせる。

  • オグリキャップ全盛期の影になった人々やウマの話をしっかり描いてくれるのは個人的に嬉しい。
    マスコミ攻勢で大変だったというエピソードをこうまとめてきたか、という感じ。

  • 安田記念終盤から、宝塚記念直前まで。
    冒頭から凄まじい迫力でした。
    安田記念後は、オグリのコンディション的にもマスコミ攻勢的にも、不穏な空気。
    次回宝塚から。楽しみです。

    ◆「一着を視せてぇ奴がいるんだ 永世三強として」
    イナリワン、めっちゃかっこいい。キャラごとのらしいかっこよさが描かれているのが良いですね。
    ここのシーンは、漫画の見せ方としても、シンプルで王道な力強さで、凄く良かった印象。

    ◆六平「最近お前がマスコミの中じゃ比較的マシな気がしてきてな…」
    感想で書こうと思っていたことを、六平さんも言っててちょっと笑ってしまった。
    当初は「ゆくゆくはこいつがマスコミ攻勢の主犯になっていくんだな」と思ってました。すまん……。

    ◆1989世代の苦悩
    これをちゃんと描いてくれるの、良いですね。
    アプリやアニメでもネガティブな話題を扱うことはあるけど、アプローチの仕方はシングレが特にキツめで、それがかえって嬉しいです。

  • う~ん?何かちょっと物足りないけどねぇ(^_^;)

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著者プロフィール

本作の元となる「プリンセスコネクト!Re:Dive」や「ウマ娘 プリティーダービー」など、大ヒットアプリの数々を開発運営する「最高のコンテンツを作る会社」。「プリンセスコネクト!Re:Dive」は6周年をむかえ、さらなる進化を続けている。https://www.cygames.co.jp/

「2023年 『ぷりこねっ!りだいぶ(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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