日本美術応援団: 今度は日本美術全集だ! (小学館セレクトムック)

  • 小学館
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本棚登録 : 44
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091037824

作品紹介・あらすじ

井浦新団員加入!日本美術応援団が再始動!

著者の美術史家・山下裕二さんは、前書き(「団長敬白」)でこう書いています。
「(前略)本書は、日本美術応援団として7冊目の本である。そして、赤瀬川原平さん亡き後、団員3号として新たに迎えた井浦新さんに、「伝統の学ラン姿」のコスプレをしていただいた。装幀はもちろん、南伸坊さん。俳優として目覚ましい活躍をしている井浦さんは、一方でご存じのようにNHK『日曜美術館』の司会を3年にわたってつとめ、私とは5年ほどの付き合いになる。江戸絵画をはじめとする日本美術に関して、彼はもはや玄人はだしの鑑賞体験と知識を持っている人である。
日本美術応援団結成以来20年の時を経て、私は次世代に引き継ぐ役割を果たすことになったのだと思う。そろそろ「老人力」もかなりついてきた私が亡き後は、「故・名誉団長」としていただいて、井浦さんによって更に次の次の世代に引き継い
でいただきたいと思う。それにしても、俳優、モデルで長身痩躯の井浦さんと並んだ私の表紙写真はなんとも情けないだろうが、そんな「情けなさ」こそ、日本美術の本質だと思うのです。(本文抜粋)」。
日本美術のすばらしさを伝えて20年。日本美術応援団、一歩前へ進みます。


【編集担当からのおすすめ情報】
掲載した美術作品のカラー図版106点とともに、ふたりの軽快なトークとわかりやすい内容で構成。日本美術3万年の魅力が凝縮されています。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    日本美術研究者である山下裕二とNHK『日曜美術館』の司会を務める俳優井浦新の対談で始まるこの本。小学館の『日本美術全集』完結を記念して刊行されました。表紙の文字をよく見ると日本刺繍!日本の美術をオールカラーでご堪能ください。
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    所在番号:702.1||ヤマ
    資料番号:20105098
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  • 日本の美術を網羅していて、日本美術史の勉強にもなるし、作品そのものの勉強にもなる、美術への愛に溢れた楽しい本。
    2018/6/3

  • 日本美術全集の概要を知ることができるだけでなく、山下先生独自のランキングで見所が分かる。
    雲蝶に明治の超絶技巧、近年新たに判ってきた作品が収録されているというのは画期的だ。
    一方で、高松塚古墳の画像など変わってしまったものもある。かつての全集と見比べてみたいものだ。
    また、井浦新、辻惟雄、山口晃との対談では、それぞれの美術に対するスタンスが垣間見れて面白い。
    内容は深くは無いが、全体像をつかむには良い。

  • いやあ面白い。あらたを認めざるを得ない。明治素敵。

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著者プロフィール

美術史家、明治学院大学文学部芸術学科教授。1958年、広島県生まれ。東京大学大学院修了。室町時代の水墨画の研究を起点に、縄文から現代まで幅広く日本美術を研究している。著書に『日本美術の底力 「縄文×弥生」で解き明かす』(NHK出版)、『未来の国宝・MY国宝』(小学館)、『日本美術の二〇世紀』(晶文社)、共著に『驚くべき日本美術』(集英社インターナショナル)、『日本美術応援団』(筑摩書房)ほか多数。

「2022年 『伊藤若冲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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