- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091054524
感想・レビュー・書評
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いやはや、素晴らしい!!
坂東玉三郎のような方が、ここまで勉強され、努力されるのなら、我々凡人はどうしたらいいの?!って感じです。ほんとうに頭が下がります。舌がカメレオンのように巻きあがります。
個人的にいままで歌舞伎はあまり好きではなかったのですが、玉三郎さんが現役のあいだにいっぺん見にいっておきたいなと思いました。
以下、自分用メモ
☆『梅ごよみ』仇吉ー辰巳芸者
☆『春興鏡獅子」弥生ー腰元
☆舞台芸術家
小村雪たい、安田ユキ彦、前田青邨、高根宏浩、伊藤喜朔、
長坂元弘、林悌三
鏑木清方
☆イタリアと中国と日本の色使いの共通点
赤と黒と金の使い方
☆ご本人は茶色やベージュ、白をこのむ。
普段のきものは男ものだが、ぞうり、げたはやや細めに見える。
革を編んだサンダル的なものに同色の靴下をあわせてはいておられる。黒と白っぽいものとふたつある。
☆悲恋の恋のお姫様→薄藤色
恋が成就する場合→朱鷺色
赤姫の赤→無垢でいながらすべての心を持ちあわせていて、そのことがまだ表面に出ていない
白は潔白ときにはむなしさを意味する
☆染つかさ吉岡←二三本を読んでみる
☆泉鏡花『日本橋』お孝
☆木下順二『夕鶴』てにおはの一文字が非常に大きな意味を持っている。
☆酒井抱一→『源氏店』
→細見美術館
☆骨董→てっさい堂
☆「一子相伝は誤解をまねくためのもの」
当然だけど「風姿花伝」を読んでらっしゃる。
☆岡山城の前の美術館に桃山時代の能衣装あり
http://www.hayashibara-museumofart.jp/
☆奈良時代に蘇芳をたくさん買ってきて染めている。
☆「見て取れ。次は中の心をとれ」それがスムーズにできる子でした。
☆ペルシャじゅうたんの柄←日本の色の配合、図案
☆ボラボラ島で二匹のエイになつかれているところ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
届いたばかりで読み終えていませんが、サラッと見ただけでも十分満足な一冊です!美しいものを見ると、本当に心が豊かになる。そんな気分です。そして歌舞伎を通じて舞台衣装などの日本の豊かな職人技にも惚れ惚れします。
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ムックというより写真集。そして玉三郎の仕事や生活、趣味などを全方位網羅。これだけ何でも見せてこの値段でいいのか、と思うくらいお得。素晴らしい本です。
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玉三郎丈の、衣装へのこだわり、舞台にかける思いが伝わってきます。写真がとても美しい。
眺めているだけで、充分価値があると思います。
オフショットの、イルカと戯れている写真は、とても可愛らしい(^^) -
和楽に何度か連載された記事を集めたもの。
最近の写真がゴージャス。
文章の内容も本人の説明が多いので、歌舞伎の伝統、役作りの工夫、舞台演出や衣装にかける熱意が伝わります。 -
坂東玉三郎のことについてのムック。
ご本人の大判の写真たちと、ご本人の文章ばかりの本。
写真はすごく綺麗だし、文章も変な衒いもなくて、考えなども伝わってくるし、読みやすかった。
これはいい。
まだ読み始めなのでゆっくり味わいたいと思います。