表紙に
「読者の熱烈ラブコールにこたえて……
大感激!!アンコール発売!!」
と書かれています。
7つの短編が収録。
藤子Fさんといえばノスタルジックでほのぼのとした作風だろうと想像して読み始めたのですが、意外とブラックな作品が多かった。むしろこういう作風は藤子Aさんだと思っていた。
「全宇宙のサラリーマン達へ!」とありますが、サラリーマンが本書を読んだらかえって元気をなくしそう。
藤子Fさんはサラリーマン生活にかなり悪いイメージを持っていたのでしょうか。
【劇画・オバQ】
(ネット上でもよく言及されている作品なのでネタバレです)
作品としては素晴らしい。良く出来ていると思います。
ただ、ハカセが痛い。原作マンガは知らないけど、こんなキャラだったんですか?何だか自分も近い所があるので余計に痛みを感じます。
「そうか……
正ちゃんに子どもがね……」
「と、いうことは……」
「正ちゃんはもう子どもじゃないってことだな……」
と呟いてQちゃんが去っていくラストページ、泣けてきます。
私はうつ病になって時間が止まっている間に
精神が子ども時代で止まったまま肉体だけが年をとっていきました。
そして恋愛も結婚も幻に終わってしまったのです。
(その他の作品もネタバレ感想書きました)
http://sfclub.sblo.jp/article/182790230.html