とある飛空士への追憶 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 202
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091226181

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    さよなら楽園
    中継地点シエラ・カディス群島で過ごす時間がシャルルとファナ、
    二人の距離を近づけてゆく。
    一介の傭兵と次期皇妃、
    許されぬ二人の想いはついに…!?
    そして、二人を空で待ち受ける最強の宿敵。
    サンタ・クルスVSビーグルの壮絶な空戦は、
    衝撃的な結末へ!!
    あまりにも切ないひと夏の
    恋と空戦の物語、待望の単行本第3巻!!

    【感想】
    初めのところから、ファナがシャルルに本当の気持ちを打ち明けるも、シャルルはそれを必死で拒む。それが見ていてすごく悲しかった。身分って何なんだろうって思った。好きって気持ちがあっても、シャルルは職務に正直で、己の身分をわきまえているから、ファナを受け入れたかったけれど受け入れなかった。誰も見ていないんだから、抱きしめるくらいしたっていいじゃないってわたしは思ってしまったけれど、そうしたらきっとファナへの想いは止まらなくなってしまう。シャルルはそう思って、涙を飲んで突き放したんだと思う。
    そして、敵軍との本当の戦いが始まる。しかも大勢だと思っていたら、相手は一機。しかもそれは天敵のビーグルだった。それでも、前回同様、シャルルは諦めずに戦い続ける。シャルルの、この粘り強さ、忍耐力、相手を恐れず立ち向かう力には感服する。ただ、相手は強い。こちらの手のひらを読むように、攻撃を返してくる。もうダメだと思った時、ファナが応援攻撃をしてくれて…シャルルたちは勝つことができた。その時、ファナはきっとすごく勇気を出したと思う。でも、そのおかげで勝つことができた。また二人の絆が深まったんじゃないかなと思った。

  • ※感想は第4巻のレビューに。

  • 島の後編とドッグファイト。
    いわゆる最大の山場。
    イスマエル・ターンとか出てくるけど、残念ながら描写からはどういう機動をしてるのかはわかりずらい。
    ファナ姫の肝が据わりっぷりがハンパない。

    神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の距離は 12,000 キロ。
    地球4分の1周くらいの距離(N-ノーチラス号なら1時間で航行できる距離だね!)なのだけど、そんな距離を航行できる艦が存在するのに大瀑布の北端・南端まで辿り着けてないってことは、この世界は地球よりも遙かに大きな星なのかもしれない。
    星の裏側にも到達できていないのだろう。
    (そもそも球体なのかも不明なのだけど。)

    チキン旨そう。

  • 一線を超えられなかった二人。ともに戦うことで強く結ばれた絆だったのに、男と女の間には階級という深くて黒い河があるのだった。

  • ここまで空戦の臨場感を感じたコミックは、エリア88以来。
    本当にテンポが良い。

  • 身分違いの高貴な乙女と吊橋効果漂流したい願望が満たされます。もうちょっとくらい多めに思い出づくりしてもいいんちゃうかね

  • ここまで読み終わったけれど、本当に胸が苦しくなる。

  • ドッグファイトの描写が手に汗握る出色の出来。

    次巻は2011年夏頃の発売予定。
    楽しみでありながら、この旅が終わると思うと寂しいような。

  • 音速で読み終わった。
    ファナお嬢様の可愛らしさはもとより。
    原作上、空戦で一番熱い場面を、臨場感豊かに忠実に再現してます。
    空戦シーンの、一秒が永遠に思えるような描写が持ち味。
    キラキラ輝くラストシーンは4巻へ。

    劇場版待ち遠しい・・・。

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