- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091227713
作品紹介・あらすじ
アラビアンナイト編、加速!!
自らの出生の秘密を知るために、アラビアンナイトの世界へと飛び込んだ月光。
そこでは、月打を受けたアラビアンナイトのキャラクターたちが、「長老会」の面々を人質に取り、何でも願いを叶えられる宝・うちでの小槌を要求していた。
彼らの目的は、アラビアンナイト以外のおとぎばなしをこの世から消してしまい、〈読者パワァ〉を独り占めすること。
危機感を募らせる一行だが、魔法や精霊を操る月打キャラの前に、次々と囚われの身になってしまう…
頼みの月光は「魔法を思い出す」ために、修業に入る。「魔法を思い出す」とは、何を意味するのか? そして、囚われの面々に語られる『青い鳥』の主人公・チルチルの物語は、月光とどう繋がるのか…!?
数々の謎が絡まるアラビアンナイト編、さらに加速―――!!!
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎先生が紡ぐ、渾身の千一夜物語!!
巻末には物語の鍵となるメーテルリンクの『青い鳥』に関する、
必見の書き下ろしコラムも収録しております!!
感想・レビュー・書評
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…うー…。『雉も鳴かずば』か……。これは子供の頃読んで泣いた記憶があります。よもや藤田さんの漫画で読む日が来ようとは…。
ああいう、誰が悪いわけでもないのにアンハッピーエンドで終わる話は…子供心にやっぱり悲しくて怖かったなぁ、と。
早く、次巻が出てくれるのを待ちたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アラビアンナイト編に突入してからすごく面白くなってきた。
最初の方からさんざん色々なことを言ったけど、「人間と物語の関係」を語ってる時のこのマンガは本当に面白いと思う。 -
「青い鳥」と「雉も鳴かずば」編。
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すごく練られた話…。読んでいてゾクゾクする。でも13巻に続く!
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「雉も鳴かずば撃たれまい」が深過ぎて泣きそうになった。チルチルの過去にこの話を混ぜてくるのは狡い!チルチルの行動に深みが出てしまう!日本昔話は口伝が多いからこそ、悲劇的な結末のものが多々あるのかもしれない。それだけ、時代背景が読み取れる重要な資料だということだけれど、つらい。次巻も楽しみ。
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昔話はなんのためにあるんだろうと思う、伝承。チルチルに感情移入すると、きつい重い厳しい。
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いやぁ、ラスボスというから、どんなに悪いやつやねんと思っていたら、チルチルが、けっこういいヤツで、泣きそうになりました。
しかし、話の進め方は、けっこう上手じゃないと思います、藤田さん。まあ、「ONE PIECE」なんかと比べたらだめなのかとも思いますが。
「これから、説明します」
とか言って、解説。でも、関係なさそうな話が、ダーーですから。桃太郎も焦れてるけど、読んでる人も、焦れる(笑)
多分、さりげなく回想に入って、それが解説にもなっていたという形が、ベストなんだろうなぁって思います。
とかいいつつ、パワーがあって、好きなんです。だから、それが悪いかけではないんです。
スマートさがでてきたら、藤田 和日郎じゃない気もしますし。
このパターンは、石ノ森 章太郞版の「仮面ライダーBLACK」的な話でしょうか? -
いよいよ、主人公について、
語られてきて、なんとなくわかりそうな感じ。
なんか、今の主人公の状況が、
「精神と時の部屋」を思い出してしまって、
笑えてしまう(笑) -
藤田和日郎