銀の匙 Silver Spoon (VOLUME1) (サンデーC)

  • 小学館 (2011年7月15日発売)
4.18
  • (1190)
  • (1223)
  • (538)
  • (42)
  • (5)
本棚登録 : 10419
感想 : 800
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091231802

作品紹介・あらすじ

日本中が大注目!荒川弘最新作!!

超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!!

【編集担当からのおすすめ情報】
あの『鋼の錬金術師』の荒川弘先生がサンデーで週刊連載に初挑戦!その超話題作が早くもコミックスになりました!濃厚すぎる農業高校を舞台に、主人公の八軒勇吾が悪戦苦闘しながらも、命の大切さを学んでいく…汗と涙と土にまみれた青春物語です。前作のファンタジーとは、違った面白さが詰まっています。こんな時代だからこそ、絶対に読んでほしい。そんな作品です!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • たまーに読みたくなるんだよなぁ。
    図書館で発見したから、最終巻まで少しずつ借りて読もう!

  • 3巻までしか読んでいないが、食べて働いて、ただ生きるところにまで立ち返りたい、という願望を刺激される。
    しかし、地の果てまで行っても人間は人間であり、つまらない悩みに振り回される。
    その点もちゃんと描かれている。

    村上龍「愛と幻想のファシズム」の主人公は、人間であることに嫌気がさし、動物に憧れる。この作品はそんなの無理だ、と言ってるように思える。

    この作品は安易な自然讃歌ではなく、人間讃歌なのだろう。

  • いや~おもしろかったです。
    6巻まで大人買いして一気読みです。
    高校生の息子も面白いと言ってました~

    ところどころ、感動して涙がでちゃいました。
    いいこと言いますねぇ・・・・

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「6巻まで大人買いして」
      拍手!
      私は図書館に予約した2巻を3ヵ月待ってる。。。
      「6巻まで大人買いして」
      拍手!
      私は図書館に予約した2巻を3ヵ月待ってる。。。
      2013/07/19
    • あんてぃーく・ろーずさん
      息子(大学生)と折半して買いました(^_^;)新刊は息子が買ってきてくれてます~図書館に置いてあるんですか!?羨ましい。うちのほうの図書館に...
      息子(大学生)と折半して買いました(^_^;)新刊は息子が買ってきてくれてます~図書館に置いてあるんですか!?羨ましい。うちのほうの図書館には、西原理恵子は揃ってるけど、ほかは見たことないな。
      2013/07/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「図書館に置いてあるんですか!?」
      はい。
      多分、購入されているマンガは、リクエストされた分じゃないかな?
      「図書館に置いてあるんですか!?」
      はい。
      多分、購入されているマンガは、リクエストされた分じゃないかな?
      2013/07/29
  • 昔読んだことがあって、あまり刺さらず全巻読破には至らなかった…が!!
    2巻以降がどんどん面白さが加速していく。
    1,2巻だけ読んで、切ってしまうのは勿体無い。

    生き物の知識や、農業、酪農あるあるはもちろん、
    素晴らしいのは、命を殺して食べることへの問題提起の描き方。さすが実家が荒川農園の荒川先生、重たくない!湿っぽくない!でも軽くない。
    ここのバランス感覚が、実に素晴らしい。
    中身がみっちり詰まってる感じ。

    日常的に命を育て、そしてそれを殺し、食べ、次の命に繋げて来た人のどっしりとした、まさに地に足のついた気持ちの良い感覚。

    私たちは、誰しも命を貰って生きている。
    酪農、農家、畜産。
    職業に貴賎はないが、やはり、命を育ててそれを頂く仕事は、尊く、残酷で、素晴らしい仕事の一つであるなぁと思った。

    荒川先生の漫画は「漫画として普通に面白い!」ので、農業などに興味がなくても、かなりおすすめ。
    食べた後は肉が食べたくなるので、可能ならば焼肉屋さんなどを予約してから読みましょう◎

  • 投げやりに来た学校で慣れない環境なのに、
    投げ出す訳でもないし、子牛を捕まえておかないと、
    という発想になるあたり、やっぱり八軒君は登場時から
    ずっといい人なんだなと思います。
    何になりたいの? と訊かれて適当にごまかすのではなく
    別に何も と答えるところや
    常盤君にできるまで付き合うよと言ってしまうところ、
    ニワトリ捕まえるの手伝ってくれないと言われて
    はいやりますと答えてしまうところも真面目です。
    その時すかさず「よし手伝いいくべ」と言い、
    「八軒おまえ人に構って損するタイプだろ」
    と言う駒場もなかなかの観察眼です。

    わざわざ一般入試で札幌からってみんなに言われつつも
    本当は家から出られて遠いところならどこでもいい
    と思ってきた学校。
    それでもスモークチキンひとつとっても
    先入観はいけないと前を向こうとしているところが偉いです。

    一位にこだわってしまったり、
    努力が報われないってのはなんかやだな
    と思ってしまうのも八軒君の心の傷なのだと思います。

    駒場君も踏み込みすぎでしたが、
    お互いに謝り合うシーンがあってよかったです。

    獣医さんが、大切なのは殺れるかどうか、
    それができなくてやめるひともいるし、
    諦めた人がダメってことはない というところまで
    言ってくれているところが素晴らしい。

    人間の気持ち1つで一生を左右される動物たち。
    その矛盾や不条理を常に頭の中において置かなければ
    いけないのだと思うのです。

    学校まるごと自給自足が可能という環境、
    考え方や生き方自体が変わりそうな気がします。
    作りたい、やりたいという生徒の声を
    相談したら大抵挑戦させてくれるというのは
    かなり凄い環境です。とても羨ましい。
    八軒君ではないですが、まず否定され
    そんな暇があるのかと言われる環境にいた身としては
    本当に心から羨ましいです。

  • アニメがよかったので買い始めました。

    子供も大人も勉強になる内容なのに、アニメの放送時間が深夜っていうのが残念な気も。夕方とか子供も見やすい時間にやればいいのになーと思います。

  • 無性に卵かけご飯が食べたくなった!

  • 旦那が大人買いしてきたので読む。
    まだ3巻までしか読んでないけど、わくわくしたので書く。
    進学校、親に疲れ、寮のある農業高校に来た高校生の成長記録。
    命を扱う仕事をコミカルに丁寧に描いてあるのも面白いのだけれど、高校生を見守る回りの大人が素敵すぎるのがよかった。
    ピザ会を頭から止めたり、協力するのではなくあくまでも、必要があれば手を貸す(食材提供)、一緒に楽しむだけ。
    豚丼の肉を買い取った流れから通常授業そっちのけでアミノ酸~解体の動画視聴。その時の興味や学びに柔軟に対応し、教科書には載っていない生きるものを扱う仕事を淡々と伝え、一緒に作業していく。高校生たちも農家出身ではない主人公に刺激をうけて気がつかないうちにいろんなことを考え悩んでいく。
    その子たちを優しい眼差しで見守る大人。
    私もこんな大人になりたいと思った。

  • ホテルに置いてあって読んでる。面白い。

  • 本屋さんの一話ためし読み作戦にまんまと嵌って購入した一冊です。

    農業高校が舞台ですが、面白い。

    主人公には夢が無い設定でその葛藤です。

    同級生には獣医になる夢を持っているが、
    その課題を本人は気づいている。

    主人公が獣医にその課題と聞いてみた。
    「獣医になる夢をかなえるために必要なことはなんですか?」

    大切なものは
    「やれるかどうか」(殺れるかどうか)
    この気持ちで獣医を断念する人もいるのだとか。

    しかし、ここで獣医がいう一言がフカイイ(笑)なのです、
    (あの番組面白くないけど、笑)

    「どんな事でもね、
    叶うにしろ、叶わないにしろ、
    夢を持つという事は、
    同時に現実と
    闘う事になるのを
    覚悟する事だと思うよ」

    この、叶う叶わなくても覚悟することだというのがいいですね。

    夢がないという若者がたくさんいると思います。
    また若者でなくても夢がないといいます。

    それは覚悟がないことなんだなと思います。

    成功失敗ではなく受け入れるということです。

    失敗が嫌だということではなく

    失敗を失敗のまま受け入れる覚悟があれば

    何だってできるのではないでしょうか。

    (そうえば叶ってかいてて叶姉妹を思い出した、どこにいったんでしょうね、笑)

全800件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

荒川弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×