銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 8691
レビュー : 765
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091231802

感想・レビュー・書評

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  • 投げやりに来た学校で慣れない環境なのに、
    投げ出す訳でもないし、子牛を捕まえておかないと、
    という発想になるあたり、やっぱり八軒君は登場時から
    ずっといい人なんだなと思います。
    何になりたいの? と訊かれて適当にごまかすのではなく
    別に何も と答えるところや
    常盤君にできるまで付き合うよと言ってしまうところ、
    ニワトリ捕まえるの手伝ってくれないと言われて
    はいやりますと答えてしまうところも真面目です。
    その時すかさず「よし手伝いいくべ」と言い、
    「八軒おまえ人に構って損するタイプだろ」
    と言う駒場もなかなかの観察眼です。

    わざわざ一般入試で札幌からってみんなに言われつつも
    本当は家から出られて遠いところならどこでもいい
    と思ってきた学校。
    それでもスモークチキンひとつとっても
    先入観はいけないと前を向こうとしているところが偉いです。

    一位にこだわってしまったり、
    努力が報われないってのはなんかやだな
    と思ってしまうのも八軒君の心の傷なのだと思います。

    駒場君も踏み込みすぎでしたが、
    お互いに謝り合うシーンがあってよかったです。

    獣医さんが、大切なのは殺れるかどうか、
    それができなくてやめるひともいるし、
    諦めた人がダメってことはない というところまで
    言ってくれているところが素晴らしい。

    人間の気持ち1つで一生を左右される動物たち。
    その矛盾や不条理を常に頭の中において置かなければ
    いけないのだと思うのです。

    学校まるごと自給自足が可能という環境、
    考え方や生き方自体が変わりそうな気がします。
    作りたい、やりたいという生徒の声を
    相談したら大抵挑戦させてくれるというのは
    かなり凄い環境です。とても羨ましい。
    八軒君ではないですが、まず否定され
    そんな暇があるのかと言われる環境にいた身としては
    本当に心から羨ましいです。



    写真のあとゴミ拾い

  • アニメがよかったので買い始めました。

    子供も大人も勉強になる内容なのに、アニメの放送時間が深夜っていうのが残念な気も。夕方とか子供も見やすい時間にやればいいのになーと思います。

  • 本屋さんの一話ためし読み作戦にまんまと嵌って購入した一冊です。

    農業高校が舞台ですが、面白い。

    主人公には夢が無い設定でその葛藤です。

    同級生には獣医になる夢を持っているが、
    その課題を本人は気づいている。

    主人公が獣医にその課題と聞いてみた。
    「獣医になる夢をかなえるために必要なことはなんですか?」

    大切なものは
    「やれるかどうか」(殺れるかどうか)
    この気持ちで獣医を断念する人もいるのだとか。

    しかし、ここで獣医がいう一言がフカイイ(笑)なのです、
    (あの番組面白くないけど、笑)

    「どんな事でもね、
    叶うにしろ、叶わないにしろ、
    夢を持つという事は、
    同時に現実と
    闘う事になるのを
    覚悟する事だと思うよ」

    この、叶う叶わなくても覚悟することだというのがいいですね。

    夢がないという若者がたくさんいると思います。
    また若者でなくても夢がないといいます。

    それは覚悟がないことなんだなと思います。

    成功失敗ではなく受け入れるということです。

    失敗が嫌だということではなく

    失敗を失敗のまま受け入れる覚悟があれば

    何だってできるのではないでしょうか。

    (そうえば叶ってかいてて叶姉妹を思い出した、どこにいったんでしょうね、笑)

  • ついに買ってしまった、のうこう(色んな意味で、なのであえてひらがな)青春グラフィティ

    作者が農校出身、農家のでなので北海道の広大な大地を余すことなく描いています

    面白く読ませていただきました

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「のうこう(色んな意味で」
      上手い!
      (未だ1巻しか読んでません)
      「のうこう(色んな意味で」
      上手い!
      (未だ1巻しか読んでません)
      2013/08/06
  • 食事前の「いただきます」を安易に言えなくなりました。
    出てくるごはんが本当においしそう…!

    マンガ大賞2012受賞作品。
    いや~さすが大賞受賞作です。教員の方から「面白い漫画があるよ!」と紹介していただきました。

    3.11以降、原発の影響で警戒区域になった地区で徘徊するペットや繋がれたまま息絶えた家畜など、生き物の命について考えさせられることが多くあり、この作品で改めて生き物の命(特に食用の家畜のシビアな世界)について考えさせられました。
    面白いキャラクターに笑いながら、ドキッとさせられるセリフがちりばめられています。
    生きるということは同時に他の生き物に生かされているということですね。宮沢賢治に通じるものがあるような・・・

    荒川先生のコミックエッセイ「百姓貴族」も同じような作品で面白いです。

  • この漫画を読んだあと牧場に行った。
    そんで乳搾りとか乗馬とか卵拾いとか一通りやってみた。取れたて卵って黄身が真っ赤だし白身盛り上がってんだね。超美味しかった。

    つまり、美味しいものを感謝して食べられるようになる漫画です。命の大切さと青春。これがイコールで繋がってんのが凄い。

  • いかにも少年サンデーっぽい、正統派青春マンガ。鋼の錬金術師より、こっちの方が好きだなあ。
    農業高校面白そう!と思わせる、でも農業のシビアな現実も描いていて、とてもバランスがいいのは、作者の経験と力量なんだろうなあ。
    毎巻楽しみです。

  • 「獣医になるための条件は、殺れるかどうかだ」のくだり、さらっと書いてあったけど、奥深いなあ。

  • ときどき、ふっと笑ってしまう面白さ。個性的な人が集まるから学園ものって面白いんだよね。へとへとに働いて、ご飯が美味しいー!っていう状態が毎日っていうのがすごい。気持ち良さそうでちょっと羨ましい。

  • ダークファンタジー「鋼の錬金術師」とはまったくちがう方向性の漫画でびっくりしました。前作と比較することなく、純粋に面白いなぁと思って読むことができました。畜産高校の話ということで、「動物のお医者さん」に近いような話になるのかと先入観を持って読み始めたのですが、もっと純粋に農業や家畜や食のことなどに向き合った作品で、でも、全然押しつけがましくない感じでした。
    八軒がどう成長するのか楽しみです☆

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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