NOBELU -演- 1 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 115
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091243553

作品紹介・あらすじ

演じる? 死ぬ? 衝撃の子役物語!!

世は空前の子役ブームに沸く。
一攫千金を狙う一握りの親達。
貧しい暮らしのドン底から、砂金を掘り当てたい。
何の文句がある?
自分の子供なんだから。
そして彼らは“子焼く“の世界に足を踏み入れる――…

生きるために、演べる。
芸能界に生きる子供達の真実を描く衝撃物語、第一巻!!


【編集担当からのおすすめ情報】
『家なき子』『未成年』など数々のTVドラマ脚本を手がけ、役者の世界に触れてきた野島伸司氏の初漫画原作作品!
幼いながらも「他の誰かを演じる」世界で生きる少年達の心が、生々しく描かれた衝撃作です。
主人公・ノベルをはじめ、過酷な運命に生きるキャラクター達と共に笑い泣き、また、彼らを応援して頂けたら幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • この作品から現代の子供の心の闇とか、家族との関わり等見えてきて、ただの芸能界物じゃないなあ~と感じる。コレ、サンデーで連載しているの??って思えてしまう程ちょっと異色。

  • 一攫千金の為に自分の子供・ノベルを役者にする母親。

    同じ学校で、同じ事務所に入ったノベルが気に入らないヒバリ。

    追い詰められたノベル。守ってくれるのは…


    子役事務所ゴールドクラスのメンバーへ、トレーナーの安西先生が問いかける。「ここに高級なティーカップと蕎麦屋の分厚い湯飲みがある。どちらが割れにくいとお前たちは思う?」

    読んでて辛くなる前半に、なにかがあると思わせる後半。上手いなぁ。

  • 母親のため、必死で働こうとするノベルがとても切ない。
    ちゃんと良い登場人物もいて良かった。
    後半からだんだん面白く感じた。

  • CMで気になり手にとってみました。想像より面白い。子役のお話とは思いませんでしたが、興味深い内容でした。こういった暗い?物語は好きです。内容もですが、ストーリーと作画もマッチしていると感じました! 続きが楽しみです。

  • 子役テーマ。スタンド。二重人格。

  • ある子役の少年が言いました。

    「将来は、プロ野球選手か、プロゴルファーか、プロの俳優になりたいです」

    プロ野球選手になるには、最低限、強豪と言われる高校に進学して、甲子園に行く必要がある。

    プロゴルファーになるには、そもそも少年時代から大金をかけてレッスンをしていないといけない。出遅れは響くよ。

    プロの俳優は……これがまた、案外資格もいらないし、特に何か必要な技術もないし、なんといくつから始めてもなれてしまう(可能性がある)という、不思議な職業。

    それでいて、俳優としての旬をすぎても、テレビで見かけないだけで舞台には立たせてもらえるし、いっぱしの文化人も気取れて、情報番組のコメンテーターとかなれるし、なんといっても、けっこうお金がもらえる。

    元々の素養がないと野球もゴルフも厳しいけど、俳優なら何とかなるよ。

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    という話では全くないけど、子役をテーマにした、あの、かつての大ヒットドラマを数多く生み出した脚本家野島伸司原作の漫画。

    何となく気になって手に取ってみたけど、子役という世界を描きながら、ちゃんと少年マンガしてた。ただし、マガジンらしく、若干病気的ではある。あんまり明るさがない。笑顔見たいのに。笑顔。

    鬱物語、好きだよね、最近、世の中。

    とはいえ、このマンガに関しては、うーん、予想よりもちゃんと面白いんだなあ。まいった。

    続きが気になります。

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    あ、あと、俳優やるのに資格はいらないから、ホント、いくつからでもやりたいと思ったら、やっちゃいましょう。小難しいメソッドとかは、置いておいていいんです。それがなければ芝居ができないなんてことはありませんから。

    必要なのは、気持ちです、気持ち。

    演じてみれば、きっと楽しいから。

  • 野島作品の『家なき子』『理想の息子』『スワンレイク』『スヌスムムリクの恋人』のニュアンスが感じられる。母親と息子の関係、野島伸司が描く貧乏と母との関係は今作で「子焼く」を通してどう物語られるのか。

    安達祐実をはじめとする子役をドラマで使っていた脚本を書いていた野島さんが子役について書くのは興味深いし最後まで読みたい。

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著者プロフィール

1963年、新潟県生まれ。88年脚本家デビュー。数々の話題作を手がける。

「2015年 『お兄ちゃん、ガチャ(2)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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