LES MISERABLES (1) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
- 小学館 (2013年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091245366
作品紹介・あらすじ
世界的超大作、完全漫画化!!
世界中で児童書、舞台、音楽、映像となり、様々な形で愛されてきた人間賛歌。だが、文豪ヴィクトル・ユーゴーが執筆した「原書」はあまりの難解さに読破が難しいと言われ続けてきた。その「原書」の物語に、俊英・新井隆広が挑む!! 誇り高き人々が命を懸けて果たした“使命”。圧倒的スケールの物語が、超絶筆致で「完全」に蘇る!! 堂々の第1巻!
感想・レビュー・書評
-
ファヴロールの貧しい枝切り人ジャン・ヴァルジャンは、親代わりの姉と6人の息子を養う為に頑張っていた。だが枝切り人の仕事は、冬にはなく他の仕事もなく、飢えに苦しむ家族の為に、ヴァルジャンはパンを盗み、刑務所で重労働を課せられ、貴族や聖職者だけが富む不条理に怒りを募らせ、脱獄を繰り返す。
やっと仮釈放を認められたヴァルジャンは、仮釈放後も前科者としての身分証に縛られ、宿も食べ物も与えられない不条理に社会への怨みを募らせていた時、神のように献身的で寛大なミリエル司教と出会ったことで運命が変わる!
不朽不滅の傑作文学、漫画化第1巻。
正直で優しいジャン・ヴァルジャンが、いかに貧しさと飢えに苦しみ罪を犯し、社会に怨みを募らせたか、神に真摯に仕えるミリエル司教と出会い人間として愛されることで、正しい人になる決心をするまでを、ヴァルジャンの分身を鎖で繋がれた黒い獅子などで丁寧に心象を描かれていて、ミュージカルから知った人も満足出来る第1巻。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新井隆広渾身の作品。熱い。ジャンの出獄から回心までを描く。
-
原作はまだ読んでいないが、ミュージカル映画は何度も見た。
映画で語られていないエピソードがあることから、原作寄りなのだろう。
丁寧な描写が、非常に印象に残る。
子ども向けではないが、原作よりは、読みやすい、はず。 -
ああ無情。
漫画版はとても入り込みやすく、読みやすい。
司教さまで心が洗われる・・・。 -
1巻まで読了。
超大作『レ・ミゼラブル』のマンガ版。
名前はもちろん知ってるし、舞台や映画やらでも有名なので歌とかも耳にしたことはあったんですが、中身は全く知りませんでした。
ストーリはもちろんだけど、描き方や見せかたもスゴイ圧倒的。 -
絵はちょっと苦手と思いいつつ、原作レミゼが好きなので一読しておこうと思って購入。読んでみると、ミュージカルや映画では省かれてる心情描写やエピソードが丁寧に描かれてて満足しました。主人公ジャン・バルジャンの葛藤がうまく表現されてる。原作ファンは納得できる出来ではないでしょうか。
-
これは期待できる出だし。まさかこれほど丁寧に描くとは。1巻でファンティーヌが出てくるかと思いきや、全然そんなことはなかった。逆に何年続くのか不安でもあるけれど。
しかしこの方の漫画は初めて読んだけど、上手い人だなーと。まるでミュージカル版を見ているかのような臨場感。壮大な漫画版になりそうです。 -
ミュージカルで有名なレ・ミゼラブルのコミカライズ。
主人公が野生児あふれる輩過ぎて笑う。
司教様すてき。可愛い。
主人公の姉が酷すぎて憂鬱。 -
絵柄は今風だけど、原作に割と忠実に作られている感がある。映画『レ・ミゼラブル』のサントラ盤を聴きながら読みました。(^^ゞ
-
レ・ミゼラブルの漫画版。
全く原作は読んだことがないしあらすじも知らなかったのですが、タイトルだけは何度も聞いたことがありなんとなく難しそうと思っていたところ、たまたま漫画版があることを知り読んでみました。
家族に食べさせるためにパンが欲しかっただけなのに、そりゃあ盗んだらダメだけどそれだけで実刑5年て重過ぎないか⁇
更に脱獄を繰り返し刑期が延長しまくり、計19年も刑務所で過ごすとは…
フランス革命とかもあったみたいだし、外の社会ともっとこう別の感覚で馴染めないものもあったのでは。
絶望のどん底のジャンに一宿一飯を与えた司教の懐の深さ。
誰にでもやってたら命がいくつあっても足りなさそうですが、神のご加護というやつなのか活動を続けてこられたみたいですね。
質素倹約を良しとする司教は私欲にまみれた他の司教、司祭には疎ましいでしょうね。
人気もあるし。
ジャンの生涯が描かれて行くのかな?
ジャンの悩み苦しんでいるところを全て活字で読んだらものすごい大変そうだな…