ひとりぼっちの地球侵略 (7) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091255198

感想・レビュー・書評

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  • 大鳥先輩の秘密基地に行けなくなってしまったり、学校のみんなから大鳥先輩の記憶が消えてしまった時はどうなるかと思った。
    10年前の真実をちゃんと知りたいと思う大鳥先輩でよかった。
    凪目線の過去回は少し切ない・・・。

  • 先輩復活(気味)。そしてオルベリオと地球の関係が明らかに…なるけど、それより凪がヤバい。

    いわゆる岬一のカウンターキャラ、敵側に立つ地球人としてのキャラだと思っていましたが、そんなもんじゃない。
    もっとどうしようもなく切実な…人間らしい苦悩と欲望の権化でした。
    正直、ここ最近で最も「こわい」キャラクター。
    恐ろしく利己的だと思うけれど、その根幹は何か理解できそうな気がしてしまう。一つ裏返れば愛だし、その逆は何もかも否定する虚しさ。
    彼が感情を露にする時、そこには激しい怒りとともにギリギリの危うさが見えるようで、やはり「こわい」。
    ある意味、岬一より純粋で人間らしい、とすら思えます。

    だから、好きになれないけれど、でも哀しくて放っておけない。

    凪を救う手段は考えられなくもないけれど、それは何だか安易な逃げのようにも思えて悩ましいです。
    岬一とぶつかりあって削りあって、何かが見えればいいんですけどねぇ…。

  • それぞれの過去が、想いが明らかにされて、
    それぞれが抱える「ひとりぼっち」があぶりだされてきた感じ。
    誰もが孤独を抱えている。誰もがひとりぼっち。

    「ひとりぼっちで地球を侵略する話」だと思っていたけれど、もしかしたら
    「ひとりぼっちが地球を侵略する話」なのでは? と思ったりしたけれど深読みしすぎだろうか。

    それにしても、この巻も表紙が素敵だ。
    コミックでも帯はつけておく派なんだけれど、この作品に限っては帯を外してしまうよ。

  •  物語はだいぶ整理されただろうか。凪の経緯を詳らかにするエピソードを挟んだことで、それぞれの立場はかなり明瞭になった。
     ぼやかしが多いのはいつものことで、果たしてパーフェクトワールドとは何なのか、だとか疑問は増える一方であるが、一応舞台は整ったと見ていいだろう。
     次の巻か、その次の巻あたりに大きな動き(あるいは終わりに向けての大きな流れ)が生まれてきそうな気配である。

     余談だが、今回のカラーの挿絵は本当に美しい。先輩はだいぶ前からキュート路線で表紙なんかに描かれていたが、この一枚は特に素晴らしいところだった。

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