双亡亭壊すべし (1) (少年サンデーコミックス)

  • 小学館 (2016年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784091271792

作品紹介・あらすじ

震撼のスペクタクル・モダン・ホラー!!

大正時代より、東京・沼半井町に
傲然とそびえ立つ奇怪な屋敷、
名を「双亡亭」。
立ち入った先で闇と出会ってしまったら、
もはや己は己でなくなるだろう。
遺恨を辿る者達はその門戸へと
導かれ、集い、挑む。
おぞましき屋敷を破壊する為に…!!


【編集担当からのおすすめ情報】
『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎先生最新作!!!
自信を持ってオススメする衝撃作です!!

みんなの感想まとめ

恐怖と謎が交錯する物語が展開される本作は、呪われた屋敷「双亡亭」を舞台に、様々なキャラクターたちがそれぞれの思いを抱えながら挑む姿を描いています。大正時代の雰囲気を感じさせるホラー要素が盛り込まれ、登...

感想・レビュー・書評

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  • 全巻読了済。
    感想後ほど

  • 藤田最新作はぞくぞくする。昔ながらのホラーな感じを再び前面に押し出すが、やっぱり登場人物が生きてると言うか熱い。怖いからおっかなびっくり読んでいる感じがする。

  •  自衛隊の爆撃をも物ともせず、中に入る者たちを取り込み化け物に変えてしまう。
     そんな化け物屋敷・双亡亭を壊すべく立ち上がった人々の群像劇的物語である。主人公は(おそらくは)三人だが、基本線は群像劇と見ていいだろう。

     それにしても、物語が開いていくワクワク感は素晴らしいものがある。
     藤田さんが描く絵の濃さ、ホラー描写の巧みさも影響しているのだろうが、何よりストーリーテリングの手並みが本当に優れている。
     おぞましき屋敷に因縁を持つ総理が、自身の手で双亡亭壊すべしと述べ、賞金を懸ける。
     双亡亭に父を食われた少年・緑朗は双亡亭を壊しうる人との出会いを得て、双亡亭を目指す。
     双亡亭爆撃の夜、45年前に行方不明となった旅客機に乗って現れた少年・青一は、その身をドリル状に変形して魔を撃つ。彼は緑朗と共に双亡亭を目指す。
     そんな彼らの陰に隠れて、美大出身のただの人である凧葉は、ほんの弾みで言ってしまった言葉の責任にとらわれている。だが、今は彼は双亡亭を目指していない。

     そんな彼らの群像劇は、同時進行で二つの物語を描きながら、そのそれぞれを丹念に描くことで中断のわずらわしさがなく、一方でテンポ感も良い。
     日本のトップが軍隊を使っても壊せない家。その怪異を解決するという物語の主題も、子供への訴求力はかなり高い印象だ。
     また、何より絵の力強さが尋常ではない。一個一個の描写が持つ力には惹きつけられた。
     正直に述べれば、最初に読んだ際(三巻までまとめ読みしている)、風呂に入るのが少し怖かったくらい(笑)にはホラーめいた作品だ。

     大変優れた物語のスタートである。星五つでぜひ評価したい。

  • 入ると呪われる館、双亡亭とそれにトリツカレタ人たちの物語。売れない作家、父親を館に殺された少年と巫女として強い力を持つその姉、40年前の航空機に乗っていた少年……彼らが目指すべき双亡亭はなんなのか。
    単語だけ語られ、核心をはぐらかされる展開がなかなかに面白かった。

  • 読了。
    面白い。
    腹にドーンと落ち込んできて、「あー!面白い!」。

    藤田和日郎センセイの、このうまさは味わい深い。

    ネタバレ抜きにいうならば、「いいから頑張って呼んでください!」

  • 大正時代より都下に建つ謎めいた廃屋「双亡亭」。
    人を喰らうという噂のその屋敷は巨大な鉄球を撃ちこもうが空爆を仕掛けようが何をしようが絶対に壊れない最凶にして最恐のお化け屋敷。
    昔日双亡亭に幼馴染の少女を取り殺された防衛大臣と総理は、職権乱用と公私混同を極めて、下記を合言葉に起ち上がる。
    「双亡亭壊すべし!」

    とにかく双亡亭の存在感がすごい。圧倒的に不気味。屋敷の猟奇的かつ芸術的な造形が廃墟マニアの心をくすぐる。
    天井で途切れた階段や宙に聳える帽子掛け、濠を巡らした肖像画の為の小部屋など、軍艦島や九龍城塞、零シリーズなどホラーゲームに出てくるカオス構造の家屋に惹きつけられる向きの読者にはたまらないギミックが随所に仕込まれている。
    双亡亭を壊さんと古今東西から馳せ参じたキャラが濃すぎる霊能者たちも凄い。全員とち狂ってるといっても過言ではない言動と顔芸のイカレっぷりで魅せてくれます。
    貧乏絵描き・凧葉とJK巫女・紅の年の差コンビのコミカルな掛け合いも微笑ましく、ユーモアと恐怖とがミックスされてぐいぐい読める。
    今後の展開から目がはなせません!

  • なんだかよく分からないワクワク感が私を襲う!!

    昔のホラー漫画読んでるようででもキャラの温かみもあって面白かったです!

  • 10巻まで一気読み。
    むちゃくちゃやばい。こんな世界を絵にするってどんな気持ちなんだろうか。どんどん謎が明らかになっていく爽快感とどんどん新たな謎が現れるもどかしさ。
    話にのみこまれていく感覚がおもしろくもぞくっとした。

  • 4巻まで読みました。さすが藤田和日郎。この先、めっちゃ気になる。

  • 『正体不明の凶悪なる妖怪邸』(文字通り)をめぐる戦いの物語。
    邸や青一の正体は何なのか? 主人公との関わりとは? そして一体どうすれば、あの筆舌に尽くしがたい恐ろしさをたたえた邸を壊すことができるのか!? 謎が謎呼ぶ展開に期待が膨らむ。

  • 幽霊屋敷vs国家というワンダーの圧倒的なツカミパワー。ツカミが強すぎるだけに将来話がこの双亡亭から遊離したらという心配もあるけど、気が早いか。とにかく次巻「内側」が楽しみ。

  • 初藤田和日郎作品。
    まぁ面白い。キャラクターを作る力と熱の籠った絵を描く力がすげぇ。
    ガッシュと言い、サンデー作家の熱量高い絵を描く力ってすごいよな〜

    主人公が冴えない青年でおじさんっぽい見た目なので共感しづらいのもあるし、王道って感じではなさそう
    ただ能力者が集まるシーンはワクワクするものがある。

    双亡亭という限られた環境の縛りと、敵が家という縛りでどうやって面白くすんねん…が気になるのでもうちょっと読んでいきたい。
    とはいえ、それぞれの双亡亭を壊さないといけないって理由がそんなに必然性ない気がしていて、緊張感に欠ける気もする。

    緑郎は親父を亡くした復讐だけど、もう親父が戻る訳でもないし、相手が具体的にいる訳でもないから共感しづらい。
    凧葉も仕方なしであって、緑郎をけしかけた罪悪感と紅を守るためだけど、そこまでの義理があるのか…?って感じではある。
    もちろん漫画だから正当性なんて無くてもいいんだけど、説得力はないといけないと思う。
    双亡亭に入るまでに描かれてる凧葉のキャラ的に、そこまでするかな…?って感じがあってイマイチ乗り切れない。

    紅も弟が来るまでに双亡亭を…って言うけど、弟を止める方に注力した方がいいし、斯波総理達もなんでそこまでこだわってんの?って感じ。
    (それがミステリーとして作品を引っ張っているかと言われるとそうでもなくて、ただ違和感として残ってるだけ)

    合理的に考えたら「家が敵」なんて絶対にやめた方がいい設定なんだけど、それを強引に進められる先生の実績と、それでも読ませる画力と漫画の上手さはやっぱりすごい。
    5巻ぐらいまでは読んでみようかなって感じ。面白くなくても「からくりサーカス」は絶対読もうと思う。

  • 【こ、これはなんてジャンル??】

    1話が怖くてびっくり。
    謎が深まり展開が気になりすぎて5巻まで一気見。予定に遅刻しそうになるくらい続きが気になった。

    大きく広げた世界観をどこまで回収できるのか。全く心配はしてないので、今後繰り広げられる世界を読んで見に行きたいと思う、

  • 文句無しの終わり方で最高でした。

  • がっちり王道なのに他を寄せ付けない個性があるマンガです。

  • 最初はどうなるかと思ったものの、巻が進むごとに惹き込まれる

  • 最初は面白かった。

  • 久しぶりに手に取った藤田和日郎さんの新作。
    藤田作品らしいおどろおどろしさ・グロさはそのままに、
    何とも心地よい疾走感を覚える作品ですね〜。
    物語の中心にドンと重厚に居座る「双亡亭」を中心に、
    螺旋を描いて突っ走るような、スピード感と爽快感が伝わってきます。
    その行き着く先には何があるのか…これからが楽しみですw。

  • 大正の頃より存在する、どんな破壊工作を行っても壊れることの無い「双亡亭」。入った者は「魔」に取り憑かれ、屋敷に引き込まれる奇怪な体験をしている…
    屋敷そばに住む貧乏な絵本作家の卵・凧葉は心を通わせた少年とその父親が屋敷の「被害」に遭うのを目撃し、騒動に巻き込まれることとなる。

    初っ端から、あれよあれよという間に「異形の世界」に読者を惹きつけるという点では、その熱量といい不気味さといい、過去最高かもしれない。
    ところどころ「うしおととら」を思わせる90年代のノリのシーンがあってああ藤田和日郎ワールドだなあ。

  • 建物を壊そうと、もしくは単に興味本位で侵入してきた人間を人ならざる者に変える
    双亡亭という化け物屋敷を舞台に描いた、アクション満載のホラーミステリー
    ・・・と言えば面白そう。
    いや事実面白いんだけど、いかんせん前置きが長すぎる。

    1巻を読み切った時点では双亡亭の謎の欠片も、目的も、登場人物たちの目的も
    何も明かされないどころか、ほぼ物語が進まずに2巻へと続いてしまうので
    正直なところ2巻以降に読み進む欲が湧かない。

    でも2巻以降で徐々に明かされる双亡亭の謎や登場人物の謎が明らかになっていくと
    そこでようやく物語に惹かれはじめるので、序盤にとても我慢が必要な漫画。

    藤田作品には毎回とても魅力的なヒロインがいるけれど
    今回の紅さんはあんまり可愛くないな、と悲しむも
    颯爽と登場した超三白眼で目つきの悪いの宿木さんにメロメロです。
    どう考えてもヒロインの座には就けそうにない立ち位置だけど、いいんだ。
    勝手に阿紫花枠として理解して楽しんでます。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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