H2 12 (少年サンデーコミックスワイド版)

著者 : あだち充

• 小学館 (2005年2月16日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／いろんな物▼第2話／喜んでいいのか▼第3話／今日の夜、電話するね▼第4話／海と、比呂に▼第5話／くわっ▼第6話／信じるわよ▼第7話／今のところは――だぞ▼第8話／本番だと思え▼第9話／順当なスタート▼第10話／許せねえ▼第11話／終わってみれば▼第12話／何バカいってんだよ▼第13話／鬼のいぬ間に▼第14話／心配してくれれば▼第15話／幼なじみってヤツだよ▼第16話／無欲の勝利!?▼第17話／隠れてムリして▼第18話／スシ食いねえ▼第19話／……にしても▼第20話／気のせいか●主な登場人物／国見比呂（千川高校野球部2年。中学時代には2年連続で地区大会優勝を果したことのあるエース）、橘英雄（明和第一高校野球部2年。比呂の中学時代の同級生であり、ともに野球部で活躍した強打者）、雨宮ひかり（比呂の幼なじみ。明和第一高校2年で、現在英雄と交際中）、古賀春華（千川高校2年。野球部のマネージャー）●あらすじ／「春華と木根がデート」という話を聞き、心中穏やかでない様子の比呂。喫茶店で野田と新チーム体制のことを話し合っていても、やはり2人のことが気になって仕方がない。するとその時、窓の外を見た比呂は、2人きりで歩く春華と英雄の姿を見つけて…（第1話）。●本巻の特徴／夏の甲子園も終わり、千川野球部も新体制でスタート！ だが、明和第一の性悪マネージャー・小山内のワナで、比呂と春華の関係にギクシャクが生じてしまう。さらに春のセンバツ出場を懸けた秋季大会も始まるが、夏の優勝校・明和第一に思わぬ異変が…!?●その他の登場人物／野田敦（千川高校野球部2年。中学時代から比呂とバッテリーを組んでいる捕手）、木根竜太郎（千川高校2年。野球部とサッカー部員をかけもちするナンパな奴）、広田勝利（栄京学園野球部2年。ワンマンエースだったがヒジを故障、チーム内で孤立することに）、石元豊（明和第一高校野球部1年。新チームのエースとして期待されるが…!?）、小山内美歩（明和第一高校1年。野球部のマネージャー。英雄を狙っていて、ひかりを敵視）

感想・レビュー・書評

[まえたさんの感想 · 2020年6月20日]

石元の将来や来年の明和一を見据えて秋季大会の予選を捨てるとこや英雄のロードワークに寛大なとこが明和一の監督のすごいとこ。

[ピヨピヨさんの感想 · 2010年12月24日]

「The Highschool Days of 2 Heroes and 2 Heroines」（完全版表紙より）というわけで、『タッチ』の世界と似ていながらも一味違った高校野球＆恋愛世界を展開させた『H2』。甲子園での描写や登場人物の多さが『タッチ』とは対照的。

あだち漫画の真骨頂、脱力系主人公の国見比呂が良い味出しすぎだ。木根竜太郎くんが3年夏の甲子園準々決勝で見事完投したときの涙には感動。そして国見家の飼い犬がパンチだったのには笑った。

[journal et artさんの感想 · 2006年4月22日]

比呂は私の理想に近いやも。