銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.40
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本棚登録 : 1988
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091295491

作品紹介・あらすじ

大ヒット酪農青春グラフィティ、堂々完結!

ついに八軒たちがエゾノーを卒業。
それぞれの未来へと歩み出す――

一度は将来を見失い、
夢を嫌っていた少年は、
いつしか、
自身の目標に向かって
ひた走るだけでなく、
仲間の背中を押す
存在になっていた。

汗と涙と土にまみれた物語、
ここに完結!!

【編集担当からのおすすめ情報】
沢山の方に愛され続けている『銀の匙 Silver Spoon』が、
ついに15巻で完結となります!

大川先輩の社長命令により、
急遽、大蝦夷畜産大学を受験することになった八軒は、
エゾノーに入学するきっかけとなった「受験と父親に対するトラウマ」を、
無事に乗り越えることができるのか…!?

そして、遠く離れた土地で夢をかなえるために奮闘している駒場が、
見据える将来とはいったいどんな景色なのか…!!?

その他にも、エゾノー生をはじめとした、
今作に登場する様々なキャラクターたちが、
いかに成長し、未来へ向かって歩んでいくのかを、
ぜひ最後まで余すことなくお楽しみください!!



また、この「通常版」と同時に発売となります「特別版」には、
「卒業記念品」として「スプーン(銀)」と「卒業証書(ポストカードサイズ)」が
付いておりますので、そちらもお見逃しなく!!

感想・レビュー・書評

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  • 寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した八軒勇吾は、悪戦苦闘の日々をおくりながら賢明に悩んで考える。八軒にとっては何もかもが初体験だけど、仲間も楽しみも増えた高校生活。しかし時折、農業の厳しい現実にもぶつかる…
     進路を考える時期になり、八軒は思い切って起業することを決意。「人の夢を否定しない人になりたい。」そんな思いから「絆の農業ビジネスプロジェクト」を立ち上げ、手探りでひとつひとつ実行してみる… そんな農業高校生・八軒と仲間たちの、汗と涙と泥まみれの酪農青春グラフィティ!!
    「銀の匙」公式サイトより

    めっちゃ面白い!!
    だけでなく、農業高校のことも学べるし、主に畜産のことも学べる一粒で二度おいしい漫画.生き物たちの奴隷となりつつも自由にいろんなことにチャレンジしている生徒たちが生き生きしている感じがとてもいい.ドMな主人公が悩みながら、いろんなことに巻き込まれたりするのは嫌いじゃない.自分もこの中に入ってみたいと思うような感じ.
    生き物の命をいただいているんだなと改めて考えるし、北海道の農業、畜産の現状を改めて考えた.当事者じゃないから想像するしかないけど、面白く学べるところがいいなと思った.

  • ハガレンの時も思ったけど、荒川弘さんは本当に巧い。
    主人公の八軒だけでなく、途中で高校を去った駒場や他のみんな達の卒業後も描きつつ、広がった話を綺麗にまとめた見事な最終巻。ラストシーンも良かった〜

  • 勉強、頑張ろう!
    って気持ちになる

  • やーっと、出た!
    でも、ついに終わってしまった。

    何気なくラーメン屋かどこかに置いてあって読んだらおもしろくてハマってしまった。

    もっと見てたかったなぁ。

    八軒父
    見た目は怖いけど、子供のことをすごく思ってていい!
    駒場くん
    最後に出てきてよかった。

  • いい最終巻だったけど、できればまだまだよみたい。終わるのが残念です。今回のMVPは完全に八軒父。息子に対して対等に話し合っているところが感慨深い。戸惑いつつも、八軒もちゃんと向き合えるようになったなあ。しかし、八軒父に動じない常磐一家スゲー。

  • それぞれが今立てるところに立っていて清々しい。レールの上を走るだけじゃない、というエネルギーがもらえます。有終の美。これまで楽しませてくださりありがとうございました!八軒父、素敵です。こんな親にならないと。そして、四年後の八軒の髪型はイマイチかな。

  • 休載期間が長かったけど、とても好きな漫画。
    鋼の錬金術師も好きだけど、ジャンルは違えどこちらも同じくらい名作だと思ってる。

  • 出来れば 八軒とアキちゃんのその後は
    続編で壮大に(?)続けてほしい
    なんと ロシアまで渡ったあの人の
    今後の活躍も見たいなぁ

  • ついに完結。一時中断したとも聞いたけど、きれいにまとまったねぇ。あとがきマンガで編集さんからは大学編も、という話もあったみたいだけど、はじめから高校生活のみと決めていたという話で、一昔前のジャンプマンガとはちがうね。最後まで面白かったし、いろんな意味で地に足がつきつつ、一方でロマンもあった。それは著者自身、実家での家族経営をみているから、だろうか。百姓貴族も読まないとね。『銀の匙』、近いうちに最初から読み直そう。

  • 人気作品が大団円した後、同じ作者さんが全然別の設定で新作を始めて驚かされる、というのは、ままある事ですが(ゆうきまさみさんなんか、いつもそうですね)、錬金術から農業というこの切り替えも随分思い切ったものです。それももう9年も前。前作に負けず劣らずの絶大な評価を獲得して(かくいう自分もハガレン未読)、銀の匙ついに完結しました。

    受験戦争に疲れ果てて進学校から逃げてきた、という八軒の初期設定もいまやすっかり昔話。随分立派になったものです。最終盤はまさに集大成と言った趣で、それぞれの生徒がそれぞれの道へと巣立っていきます。高校3年間という、恐らくは人生で最も濃密な期間を通じた壮大な物語。学園モノの真骨頂を見せつけられました。読み続けてきて本当に良かった。この爽やかな、そしてどこか心寂しい読後感、そうそう味わえるものではありません。

    惜しむらくは作品全体の配分で、全15巻中1年生が11巻というのは、やや偏り過ぎたかと思います。途中で急激にペースが上がったので正直戸惑いました。作者の個人的事情が絡んでいらっしゃるようですので、どうしようもないのですが…。2年目以降もじっくり描いていたら、とんでもない大作になったかもしれません。連載が長期化するほどに内容が薄まる某誌と違い、少年サンデーはそういう作品の宝庫ですし。

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著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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