西の国の物語~ペルシア神話より (フラワーコミックスアルファ)

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  • 小学館
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091333155

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  • 二巻を読む前にお復習再読。ペルシア神話の霊鳥(=天使)に育てられたザールのお話とヘブライ神話の天使から予言を受けたヨナのお話。どっちもふわっとしつつも地に足のついた物語で大好物です。…さて、二巻読むか。

  • 妹が買ってきたので、読んでみました。
    画風は大和和紀さんっぽいかなって思いましたが、ペルシア神話を知らなくても十分楽しめました。

    霊鳥スィームルグがヒナのシリエルとバリエルに、拾ってきた赤ちゃんザールを16歳にまで育てることを命じ、二羽のヒナは青年の姿になり、立派に育てます。16歳を迎えるころ、ヒナの背中から誤って落ちた先にいたカーブルという国の姫様と恋に落ちます。王様は素性の知れないザールを気に入りますが、周りの国に認めてもらうため、ペルシアに向かい、そこで自分を捨てた実の父に出会うというお話。

    シリエルもバリエルもさすが霊鳥のヒナ。文句を言いながらもかなりいい人です。16年育てたザールが、人間の娘に恋をしていると分かると、悩みながらもそれを認め、ザールの危機にはいち早くかけつけ助けます。ザールの相手の姫様も料理が趣味なのは、姫としてどうなんだろうってちょっと思いましたが、ものすごくイイコです。

    姫様の父である王様もペルシアの王様もみな善人。
    一瞬悪人?かと思ったザールの実の父であるサームも最終的には自分の非を認めてザールに詫びるなど、やっぱり善人でした。
    唯一の悪というと、魔王の手下くらいしか思い当たりませんでした。

    続きそうな感じで終わってますので、続きがあれば是非読みたいです。

    最後は短いですが、ヘブライ神話の「ヨナの受難」が載ってます。
    こっちは出てくる神様の名前からも神話っていう感じがしますが、歌をもって、王様の心をとらえ、国を挙げて質素倹約を守ることで、神の意志である、60日後に滅びるという予言を覆させてしまいました。

    お話としては、予言を聞いたヨナが予言を伝える街と正反対の方向に旅に出ちゃったのは、それでいいのか?って思いましたが、こういうのもヨナの理由を聞くと納得です。
    ただ、後半、王様がヨナの話を聞いたあとからは、さらっと流されてしまっている感じがしたのはちょっと残念でした。

  • ザールとルーダーベ姫のやりとりが、もうどれもこれも可愛くて好き。続編を期待して良いのなら、どうかシリエルにもっと出番を(笑)。併録されたヘブライ神話アレンジの読み切り、「ヨナの受難」も好きだ。天使様勢揃いー。

  • 少女漫画で読む異国の優しい神話。バリエルがかわいい。

  • ペルシアの神話をもとにしているとのこと。
    お伽噺、神話系のファンタジーって好き。

  • 諏訪さんの久しぶりの新刊。
    で、珍しく東洋系の神話でなく、西洋系の神話をもとにしたお話。
    西洋系のお話は、「紀信」に載ってたの以来じゃないかな。

    東洋系の神話や昔話ならある程度知ってるんですが、西洋系の物となるともうほとんどサッパリ。
    なので、”こんなお話があるんだ〜”って感じで読んでました。

    でも、聖なる獣に育てられた子供って設定は、洋の東西を問わずにあるんだ。

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