花宵道中 3 (フラワーコミックスアルファスペシャル)

  • 小学館
4.27
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本棚登録 : 312
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091334008

作品紹介・あらすじ

江戸吉原を舞台に遊女たちの悲恋を描いた官能純愛絵巻

「いつか江戸に会いに行ったるからな。待っててな」
「あてにせんと待っとるわ」
京都島原の売れっ子遊女だった霧里は
「他の遊女の客を盗った」という罪で江戸吉原に追放され、
最愛の弟・東雲と離ればなれになる。
小見世の山田屋へ売られた霧里は
朝霧という地味な禿(かむろ=住み込みで働く幼女)の面倒を見ることに。
筋のいい朝霧はさまざまな芸事を身につけていった。
しかし、朝霧が初見世(はじめて客をとり一人前の遊女になること)
を迎えるまで自分が守ろうと決めた霧里を待っていたのは
思いもしない悲劇だった――
遊女たちの恋と運命が絡まり合う
官能純愛絵巻第三弾!


【編集担当からのおすすめ情報】
『女性セブン』にて大絶賛連載中!美しく高貴な遊女・霧里と、その弟で美形の職人・東雲(半次郎)との姉弟愛、ふたりを巡るドラマチックな展開から目が離せません。斉木先生の繊細で艶やかな絵に「花宵ファン」急増中です!

感想・レビュー・書評

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  • 一巻をコンビニで立ち読んで以来、続きを読んでる。綺麗な女性ばかり出てくるし、昔の日本語の言い回しも気持ちが言いし、なにより扱ってるのが恋愛!大人の女子漫画ですな。

  • これは面白い。
    1巻の謎のあれこれが解き明かれていっています。
    こういう時系列逆戻しの演出もたまりませんね。

  • 第三部 青花牡丹
    二巻からの続き。
    大見世の看板女郎の客に見染められた事が原因で、京から追放され江戸吉原へ行く事になってしまった霧里。東雲に一緒に江戸へ行くかと言うものの断られてしまう。
    二人とも一緒に居たいのに、出来ない。東雲は姉の呪縛とでもいうのか、それから離れる事を選ぶも、結局は忘れる事なんて出来ず。
    それにしても、吉田屋が実父だなんて知ったうえで抱かれなければならない霧里が可哀想で可哀想で。それでも父が自分に気付きさえすれば、という僅かな願いもあったのであろうかと。酷ですね。

    そして東雲も、姉と離れる事を決意し、ようやっと幸せになろうかと思えば悉く邪魔される。若さと才能ゆえに嫉妬され、妻として愛せるかと思った沙耶は実は自分の腕を折った黒幕であったり。散々ですね。挙句、沙耶の悪知恵により店を出て行く羽目に。まあそのおかげで阿部屋の善治と出会い、江戸へ行く事になるのですが。三巻ではここで終了。しかしまぁその後を知っているだけに何とも切ない。

  • 霧里と東雲の話。どろどろで韓国ドラマみたい(笑)兄弟愛ですなぁ。

  • 第三部「青花牡丹」で、霧里のお話。
    京都から吉原にきた経緯や妹女郎の朝霧との出会いの話はいいのだけど、驚いたのは、吉田屋との関係。霧里と吉田屋は実の親子っていうことは、東雲=半次郎と吉田屋もってことですよね。
    うーん、半次郎が吉田屋を殺した理由が微妙になってきたかも。

    一方、まだ京都にいた半次郎は腕を折られて、染め物ができなくなり、仕事もクビに。その腕を折るということを依頼したのが、かわいらしい顔したええとこのお嬢様って。いくら半次郎と結婚したかったとしてもやってはいかんことですね。しかもそれを半次郎にきかれるって・・・。

    そのあとは、ちょっとキレちゃってますけど、ここからやっと半次郎が江戸に向かいますから、第一部につながるのかな?
    次巻も楽しみ。

  • 妹から。
    霧里と東雲の姉弟は、他人に弄ばれるままだった運命が哀しい。
    菊由、朝霧との出会いがあったとしても。

  • 霧里の生い立ちからの話が中心。色々な伏線が素晴らしい。

  • 第三巻は1冊まるごと霧里と東雲の姉弟編です。
    島原から江戸に売られる霧里、それを見送る東雲。
    一緒だった姉弟が始めて離れ離れに暮らし始めます。

    霧里は江戸吉原「山田屋」で菊由という親友に出会い、東雲は結婚。お互いがお互いの生活を始めていたのですが…

    この巻は菊由が良いですねww
    巨乳だし無邪気なとこがカワイイ(笑)
    東雲はコミックス後半あたりから、生活に暗雲が立ち込め始めてしまいますが;;

  • 霧里さんと東雲。
    ずっと幸せになれない。
    一人の男のせいで。
    因果のようにくっついてくるなぁ、この人。

    若かりし頃の朝霧と弥吉が微笑ましいです。
    これが1巻につながるのかと思うと悲しい・・・!

  • どろどろ、じめじめ、暗くて哀しい話ばかりなんだけど、
    作画が可憐で素晴らしい。

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