風光る (31) (フラワーコミックス)

  • 小学館 (2011年12月26日発売)
3.93
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784091341099

作品紹介・あらすじ

新選組分離…そこに隠された思惑とは!?

新選組にとって激動の慶応3年、参謀・伊東甲子太郎が先導する
「新選組分離(偽装)策」がいよいよ正式に動き出した。

しかし「薩長の情報を得るため」という表向きの理由の裏には、
伊東の巧みな思惑が秘められていた。

別働隊「御陵衛士(ごりょうえじ)」の人選は隊内に波紋を呼び、
志願する者、残る者、それぞれの矜恃と本心とが交錯する。

それはセイにとっても、沖田、斎藤、土方、近藤たちにとっても、
己の本分をいま一度見つめ直す転機となり---。

幕末★青春グラフィティ、最新第31巻!

みんなの感想まとめ

歴史的な背景を舞台にしたこの作品は、新選組の分離策を巡る緊迫した人間ドラマが展開されます。特に、斎藤の意外な行動や成長に驚きつつも、その魅力的な変化に心を奪われる読者が多いようです。可愛らしさからかっ...

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ、御陵衛士の分隊が成った。
    新選組を学んでいる人にとって、この辺りの史実に不可解さを感じる人は
    多いのではないだろうか。
    大抵の資料やフィクションでは、あからさまに伊東一派が
    近藤一派を嫌って、表面は取り繕っているがばればれの分離
    と描かれていることが多いように思う。
    だが、個人的にはそれがどうも納得がいかない。
    そのようなあからさまな分離は、分裂を招くだろう。
    試衛館のメンバーは兎も角、江戸や京で募った隊士全てと
    強固な絆を結べていたとは思えない。
    分裂は直ぐさま新選組自体の崩壊を呼ぶと思われる。

    だからこそ、土方さんが結果を急ぎ伊東さんを暗殺しようとし
    高台寺党も近藤さん暗殺に動いた、などという説もあるのだが
    それよりは余程こうした展開の方が理解できるような気がした。
    特に藤堂さんが御陵衛士に移ることを決めた理由は
    近藤さんたちに不信感を抱いていたとか伊東さんに心酔していた
    といったよくあるフィクションにある理由よりも
    余程武士らしく、藤堂さんらしい清々しいものであったと思う。

    追い詰められていく土方さんを、近藤さんがすくい上げてくれたところには
    こちらまで詰めていた息を吐き出しほっとできるくらい感動した。

    そしてこの巻でもう一点泣けたのは、斎藤さん。
    副長命令でスパイとして御陵衛士に潜り込む説を採用しているのだろうが
    原則的にはそうなれば表だって新選組には戻れない。
    セイに振られるのを利用するというのもないではなかったろうが
    やはり今生の別れかもしれないとなれば
    最後に思いを伝えようと心から思っただろうことは想像に難くない。
    気持ちはわかるがセイが怒り心頭になってしまったところでは
    斎藤さんがあまりに哀れだったが、御陵衛士に志願したのを聞いたセイが
    泣いてくれたこと、後悔はないと斎藤さんが伝えたことで
    少し救われたように思った。
    ただ、斎藤さんはセイを女として見て本気で好きでいてくれたのに
    それが伝わらない、まだ伝えられないのは残念。
    この先、斎藤さんの思いが真に伝わる時がくるのだろうか。

    このあと待ち構えるのは新選組と御陵衛士との対立や暗殺及び暗殺未遂、戦い
    そして時勢はいよいよ鳥羽伏見の戦いに入っていく訳で
    一体新選組の歴史をどこまで描いてくれるのか
    セイはどこまでどのような形で新選組に参加し
    どのように終わるのか。
    憂鬱になりつつも、どう描ききってくれるのかという点は非常に楽しみだ。

  • まさかの斎藤サンの行動には驚きました。史実とかこのころのお話はわからないけれど、可愛かった斎藤サンが私の中でかっこいい男に変化したので驚いております。
    あぁ、これであの可愛い斎藤サンが漫画で見れなくなってしまうかと思うと、残念で仕方がありません。まぁ、ちょっとは出てくるかもですけど、悲しいです。
    でも、なんだかんだいって沖田サンと土方サンは似ているんだなぁ。それがこれから楽しみかも。

  • 伊東派の分離が進み、平助が出て行くのも止められず土方さんの顔に縦線が入りまくりの31巻。私心を殺して仕事に生きてしまう斎藤さんがやっぱり素敵。初期の総司もそんな人だった気がするんだけど。
    それにしても清三郎のチューへの反応がなんて乙女なんだろ。斎藤さんの御陵衛士への参加理由が、少女漫画として主人公の恋と関わってしまうのね。総司のチューを取り戻すだ返すだの期待を裏切らない不思議っぷりには笑ってしまったけど。
    斜陽の時期に入っていく新選組を渡辺先生がどう描いていくのか楽しみ。そして斎藤さんの活躍に期待。

  • いよいよ進展があってかなり続きが気になります。斎藤さん、いつもさりげなく格好いいけど、今回がっつり格好いいです。
    あと土方さんの色気が半端なくてドキドキします。(かっしーの気持ちがよく分かります・笑)

  • 斉藤さんの決断の格好良さにびっくりする。
    史実にそっているので、全体の流れは読む前にわかっているのですが、そこに付加される理由付けがきちんと少女漫画になっていて、驚きます。

  • 利用しただけ
    自分の気持ちすら利用しただけ?
    自分の気持ちはここにあった
    命懸けの思い。
    生きる道がある中で
    自分の想いと
    武士としての生き方とがここに
    このままでいいのか
    新しい組織にあるべきなのか

  • 斎藤センセ、いろんなところ潜んでますよね…
    副長はどんどん追い詰められてる。カッシーに。ここまで追い詰めるなんて…カッシーってすっごい策士。でもそんなのぜーーーーーーんぶ局長がひっくり返す!歴史の長さと信頼の深さが違うから。「俺と一緒に生きると言え お前と一緒に死んでやる」はずっと二人の中で生きてる。
    裏で分離に動くカッシーと、その弟子(?)たち。残留組の茨木さんがちょっと頭切れすぎて怖い。平ちゃんは義理を通すところが武士だなぁーこれが彼にとっての分かれ目…副長の引き留めも、ちゃんと義理を立ててる。寂しいなぁ…っていう109ページの歳三さんのお顔からは、この後の未来まではまだ読み切れてなさそうだから、余計に切ない。
    斎藤センセの離隊。本気の告白も斎藤センセ本人にはぐらかされて、おセイちゃんとしては振り回されっぱなし。まさかの沖田センセが取り返してきたもの、……え、吸って、きた…の?(笑)
    まあ…何はともあれ、…よかったね、おセイちゃん!

  • 素直で、考えるの苦手で、でも嗅覚が鋭くて、近藤さん、土方さんにどこまでも忠実で・・・斉藤さんに蹴られても、殴られても(あ、この巻では殴られてなかった)、シッポ振ってる、なんだか、ますます犬みたいな沖田さん。が、やっぱり、かわいいです。

    セイちゃんが、余計なことに首をつっこまずにいられないのを、たしなめながらも、優しく守ってる。小柄なセイちゃんと、背の高い沖田さんの身長差もいい感じ。

    本筋は、御陵衛士が分離するとこなんだけど、小説を何冊も読んだ私はイメージが既にあって、このマンガの伊東さんの人格に、めちゃくちゃ違和感が。ギャグすぎ。藤堂さんも、この期に及んでこの明るさは、ちょっと・・・。

    賛否両論あるだろうけど、ある意味一番の見所は、最後の2ページ。斉藤さんいい味出してます。そしてますます不憫~(合掌)

  • 斉藤先生のちゅう!にセイちゃんが思いっきり顔洗ってたり、もう会いたくもない的なことを言っていて気持ちがわからんでもないけど、斉藤先生が不憫すぎて泣けてきます(笑)

    それに沖田先生の不意打ちにもやられましたー!!

  • 2012 9/29読了。借りて読んだ。
    大変よい評判をよく耳にするシリーズ、なんでかいきなり31巻から。
    ・・・本当なんでだ、この巻、そうとうなターニングポイントでは・・・
    面白いしちゃんと1巻から読みたい!

  • あまりにも話しが進まないので購入を控えてたんだけど、立ち読みしたら御陵衛士が発足したあたりまで進んでいたのでとうとう購入。

    うわあんとうとう平助がいっちゃうよおおおお。
    最近平助出てなかったから、久しぶりにいっぱい見れて嬉しいけど(といっても数ページ)もうこんな無邪気でニコニコしてる平助は見れないかもと思うと悲しくて悲しくて。

    それと中村が切ないよおおおおお。そっか、最後まで清三郎を慕って新撰組に残るっていうストーリーにしたのね。 いったいこの後なにが起こって守護職のところへ嘆願までもっていくの。中村ももう清三郎との甘酸っぱいシーンはないかもと思うと悲しくて悲しくてオヨヨヨ。

    あと、セイと沖田さんがいちゃつく場面も増えていてうわああああい!!ってかんじだけど、タイミング的にそろそろ沖田さん発病のシーンもくるだろうからもうこのいちゃつきはラストに向けて右肩あげてきてるってことなんだろうかとか考えてやっぱり悲しい悲しい。

    何読んでも悲しいしかコメント出てこない人みたいになってるけど、久しぶりにとってもおもしろかったです。33巻出るころに32巻も一緒に買おうかな。

  • いよいよ分離しちゃいますね。斉藤先生不憫だなぁ…でも、かっこいいなぁ…なんて。あと、仕方ないとは思うのだけど、セイちゃん主人公なわりに影が少し薄いような。
    この後、どうなっていくのか気になる反面、終わりがそこまで近づいてるのでさびしいです。

  • 大好きな作品ですが、沖田さんが恋心に自覚してからはちょっと物足りないような…

    最近は新撰組がきな臭くなってきて、歴史漫画っぽさが際立ってきました。


    個人的には15巻~23巻あたりまでが一番好きです。

  • 新撰組物ではこれが一番好き。

    主人公と沖田の距離にヤキモキするも、いざいちゃこらしはじめると案外つまらないような

  • 前半の弱り気味な土方さんに萌え萌えでした(笑)。土方さんてほんとにS心をくすぐりますね☆強い故に崩し甲斐がある。崩れないのでしょうけど(笑)ここのところ伊東先生に随分やられてましたが、近藤さんの一言であっさり復活するあたり、この多摩コンビにはほんと敵わない。一方で相変わらず沖田さんとセイちゃんのやりとりは悶々します(笑)。同じこと繰り返してますよね?!どうも恋愛に関してはこう周りくどいのとか、変な気回しのせいで誤解が生じてまた遠回りみたいな展開が苦手なようで、はっきり白黒つけてはどうかと思ってしまうのですが…。でも今回はある意味一歩進んだので、よしとしましょう!沖田さんのズレっぷりにはもう呆れてものも言えませんが…。斎藤さんに激しく同情します…。

  • もはや志が違ってしまった伊藤参謀の「新撰組分離策」の全貌がみえてきました!そんな中、斉藤さん遂に告白。おセイにチュ~!
    それは永遠の別れを意識してのことだったようです。
    伊藤参謀も土方へ猛アタック---!!(笑)しかしこちらも思い届かず。
    彼の土方への思いとともに、土方の近藤への思いに、ニンマリ。
    とはいえホロり(涙)です。新撰組一大事の時を・・こうも真摯に、それでいて愉快に描ききっちゃう渡辺さん、本当に恐るべし!です。
    近藤よりも時の時勢を的確にとらえていた伊藤参謀の今後の悲劇を・・どう描くというのか・・どきどき・・なくろねこです。


  • 先生を守って死ねるなら本望
    私にそれ以上の幸せなんてありません!

    久しぶりにキュンとした台詞。
    ここまで誰かを想うことが出来たらなぁ‥。


    フツーに寝てんじゃねーよ サルッ!!

    とのギャップもまたツボ。

  • 新撰組漫画。少女マンガなので主人公が女の子で新撰組に入隊していて、史実の一部を彼女が担ったりするが、しっかり研究された上で描かれているので好感が持てる。31巻では斎藤さんがいろんな意味で大活躍、大好き。

  • きゃ~~~~!!
    何なの、総ちゃん!! フェイントすぎますよ!

  • 男装隊士の恋愛がらみの新撰組まんが

    本巻は伊東らが御陵衛士として分離する顛末がメイン。
    キャラ立ちしている伊東は相変わらずだが、
    その中での土方の苦悶、斉藤の決断、近藤の素顔がうまく描かれている。
    主人公と沖田の関係は微妙な変化がありそうだが特に進展なし。

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著者プロフィール

日本保健医療大学保健医療学部准教授

「2017年 『保健の実践科学シリーズ 学校看護学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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