風光る 31 (フラワーコミックス)

著者 : 渡辺多恵子
  • 小学館 (2011年12月26日発売)
3.94
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091341099

風光る 31 (フラワーコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • いよいよ、御陵衛士の分隊が成った。
    新選組を学んでいる人にとって、この辺りの史実に不可解さを感じる人は
    多いのではないだろうか。
    大抵の資料やフィクションでは、あからさまに伊東一派が
    近藤一派を嫌って、表面は取り繕っているがばればれの分離
    と描かれていることが多いように思う。
    だが、個人的にはそれがどうも納得がいかない。
    そのようなあからさまな分離は、分裂を招くだろう。
    試衛館のメンバーは兎も角、江戸や京で募った隊士全てと
    強固な絆を結べていたとは思えない。
    分裂は直ぐさま新選組自体の崩壊を呼ぶと思われる。

    だからこそ、土方さんが結果を急ぎ伊東さんを暗殺しようとし
    高台寺党も近藤さん暗殺に動いた、などという説もあるのだが
    それよりは余程こうした展開の方が理解できるような気がした。
    特に藤堂さんが御陵衛士に移ることを決めた理由は
    近藤さんたちに不信感を抱いていたとか伊東さんに心酔していた
    といったよくあるフィクションにある理由よりも
    余程武士らしく、藤堂さんらしい清々しいものであったと思う。

    追い詰められていく土方さんを、近藤さんがすくい上げてくれたところには
    こちらまで詰めていた息を吐き出しほっとできるくらい感動した。

    そしてこの巻でもう一点泣けたのは、斎藤さん。
    副長命令でスパイとして御陵衛士に潜り込む説を採用しているのだろうが
    原則的にはそうなれば表だって新選組には戻れない。
    セイに振られるのを利用するというのもないではなかったろうが
    やはり今生の別れかもしれないとなれば
    最後に思いを伝えようと心から思っただろうことは想像に難くない。
    気持ちはわかるがセイが怒り心頭になってしまったところでは
    斎藤さんがあまりに哀れだったが、御陵衛士に志願したのを聞いたセイが
    泣いてくれたこと、後悔はないと斎藤さんが伝えたことで
    少し救われたように思った。
    ただ、斎藤さんはセイを女として見て本気で好きでいてくれたのに
    それが伝わらない、まだ伝えられないのは残念。
    この先、斎藤さんの思いが真に伝わる時がくるのだろうか。

    このあと待ち構えるのは新選組と御陵衛士との対立や暗殺及び暗殺未遂、戦い
    そして時勢はいよいよ鳥羽伏見の戦いに入っていく訳で
    一体新選組の歴史をどこまで描いてくれるのか
    セイはどこまでどのような形で新選組に参加し
    どのように終わるのか。
    憂鬱になりつつも、どう描ききってくれるのかという点は非常に楽しみだ。

  • 伊東派の分離が進み、平助が出て行くのも止められず土方さんの顔に縦線が入りまくりの31巻。私心を殺して仕事に生きてしまう斎藤さんがやっぱり素敵。初期の総司もそんな人だった気がするんだけど。
    それにしても清三郎のチューへの反応がなんて乙女なんだろ。斎藤さんの御陵衛士への参加理由が、少女漫画として主人公の恋と関わってしまうのね。総司のチューを取り戻すだ返すだの期待を裏切らない不思議っぷりには笑ってしまったけど。
    斜陽の時期に入っていく新選組を渡辺先生がどう描いていくのか楽しみ。そして斎藤さんの活躍に期待。

  • いよいよ進展があってかなり続きが気になります。斎藤さん、いつもさりげなく格好いいけど、今回がっつり格好いいです。
    あと土方さんの色気が半端なくてドキドキします。(かっしーの気持ちがよく分かります・笑)

  • 斉藤さんの決断の格好良さにびっくりする。
    史実にそっているので、全体の流れは読む前にわかっているのですが、そこに付加される理由付けがきちんと少女漫画になっていて、驚きます。

  • 素直で、考えるの苦手で、でも嗅覚が鋭くて、近藤さん、土方さんにどこまでも忠実で・・・斉藤さんに蹴られても、殴られても(あ、この巻では殴られてなかった)、シッポ振ってる、なんだか、ますます犬みたいな沖田さん。が、やっぱり、かわいいです。

    セイちゃんが、余計なことに首をつっこまずにいられないのを、たしなめながらも、優しく守ってる。小柄なセイちゃんと、背の高い沖田さんの身長差もいい感じ。

    本筋は、御陵衛士が分離するとこなんだけど、小説を何冊も読んだ私はイメージが既にあって、このマンガの伊東さんの人格に、めちゃくちゃ違和感が。ギャグすぎ。藤堂さんも、この期に及んでこの明るさは、ちょっと・・・。

    賛否両論あるだろうけど、ある意味一番の見所は、最後の2ページ。斉藤さんいい味出してます。そしてますます不憫~(合掌)

  • まさかの斎藤サンの行動には驚きました。史実とかこのころのお話はわからないけれど、可愛かった斎藤サンが私の中でかっこいい男に変化したので驚いております。
    あぁ、これであの可愛い斎藤サンが漫画で見れなくなってしまうかと思うと、残念で仕方がありません。まぁ、ちょっとは出てくるかもですけど、悲しいです。
    でも、なんだかんだいって沖田サンと土方サンは似ているんだなぁ。それがこれから楽しみかも。

  • 斉藤先生のちゅう!にセイちゃんが思いっきり顔洗ってたり、もう会いたくもない的なことを言っていて気持ちがわからんでもないけど、斉藤先生が不憫すぎて泣けてきます(笑)

    それに沖田先生の不意打ちにもやられましたー!!

  • 2012 9/29読了。借りて読んだ。
    大変よい評判をよく耳にするシリーズ、なんでかいきなり31巻から。
    ・・・本当なんでだ、この巻、そうとうなターニングポイントでは・・・
    面白いしちゃんと1巻から読みたい!

  • あまりにも話しが進まないので購入を控えてたんだけど、立ち読みしたら御陵衛士が発足したあたりまで進んでいたのでとうとう購入。

    うわあんとうとう平助がいっちゃうよおおおお。
    最近平助出てなかったから、久しぶりにいっぱい見れて嬉しいけど(といっても数ページ)もうこんな無邪気でニコニコしてる平助は見れないかもと思うと悲しくて悲しくて。

    それと中村が切ないよおおおおお。そっか、最後まで清三郎を慕って新撰組に残るっていうストーリーにしたのね。 いったいこの後なにが起こって守護職のところへ嘆願までもっていくの。中村ももう清三郎との甘酸っぱいシーンはないかもと思うと悲しくて悲しくてオヨヨヨ。

    あと、セイと沖田さんがいちゃつく場面も増えていてうわああああい!!ってかんじだけど、タイミング的にそろそろ沖田さん発病のシーンもくるだろうからもうこのいちゃつきはラストに向けて右肩あげてきてるってことなんだろうかとか考えてやっぱり悲しい悲しい。

    何読んでも悲しいしかコメント出てこない人みたいになってるけど、久しぶりにとってもおもしろかったです。33巻出るころに32巻も一緒に買おうかな。

  • いよいよ分離しちゃいますね。斉藤先生不憫だなぁ…でも、かっこいいなぁ…なんて。あと、仕方ないとは思うのだけど、セイちゃん主人公なわりに影が少し薄いような。
    この後、どうなっていくのか気になる反面、終わりがそこまで近づいてるのでさびしいです。

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