初恋はかなわない (フラワーコミックスアルファ)

著者 : 山田こもも

• 小学館 (2012年1月10日発売)

感想・レビュー・書評

[yukookunishiさんの感想 · 2012年7月12日]

二回目のレビュー書き。前よりよく書けたらいいけど。。。（怒）

単行本一冊に綺麗に納まったラブストーリー

「初恋はかなわない」というジンクスをテーマにしています。
でも、すぐに主人公の彼女の初恋をテーマにしてるのではないと分かります。かなうのは別の人の初恋。女子の視点からするとかっこいい理想の彼が優しい上司になって自分への初恋を叶えようとしてくれているので、本当に、理想のような話です。

主人公の女の子は大学４年生で就職活動で苦労をしている設定です。
主人公が最終的に内定を貰うまでの道のりはやさしいお兄さんに保護されてるため、実際に就職活動に苦しんでいる最中の女子にはよいかどうか分からない話ですが、励ます具体的なアドバイスは参考になるものだと思います。

でも、昨今の就職活動は資格を持っていて当然！
今、思うとそう心得て、資格女子になることが就職活動に対する結論としては正しいと思います。

さて、二人の恋の今後ですが、まぁまぁ前途多難かもしれません。
一々すれ違うふたりが付き合うという関係になったとしても本当に結婚し老後のお茶をすする関係になるのか？
そういった意味で本当に初恋はかなうのか？

「初恋はかなわない」というジンクスは、でもともあれ、初恋をひときわ際立たせているので一考の価値あるものなのかも、と、甘酸っぱく思いました。