亜国の姫、亜姫が薄星と一緒に女王となる道を描く中華風ファンタジー。
第十一話
密偵として捕まった青徹を助けたい亜姫だったが、助けられることを望まない青徹で、薄星が伝言を受け取って罪人として亜国に送られてしまうの巻。
薄星は亜姫が好きという自覚がなかったのか。。。全然尊敬できる大人じゃないしには笑った。亜姫の青徹への思いは恋愛だと分かったものの、別れでしかないし。青徹が好きだからこそ、青徹の願いを聞くしかないのが切ない。
第十二話
疲れるのが嫌いな青逸と手合わせをする薄星だが、亜姫に習字をさせられそうになり、さらに女の魅力で従わせられそうになり言い合いになるも、永遠にそばにいて欲しいという亜姫の願いを聞き、ずっとそばにいることを誓う薄星の巻。
薄星はモノローグで確か死んでいそうな表現だったので、永遠というのは死亡フラグに思えて仕方がない。遠くはなれていても文字ならつながれるといった亜姫の言葉を青徹と結びつけるあたりはもろ嫉妬なんだろうけれど。狗と言われて怒るのも無理がない。亜姫と薄星、なんとかうまく行ってほしいけれど。
後、土妃が亜王のことを思っていたのがすごく意外。金と権力が欲しいだけじゃないとは。救われないな。
第十三話
新たな僕蛇波流を迎える亜姫だったが、亜国についた青徹は亜王から玉璽の半分を受け取っている最中に土妃の反乱が起こり、侍女を逃がしている最中に土妃にみつかり、最初で最後の奉公になるの巻。
もうなんなの!!絶望→希望→絶望のコンボが華麗に決まりすぎて怒りすらわき上がるっての。せっかく亜王が生かしてくれそうだったのに。青徹の屍を越えていけってことなんだろうけれど、十一話でもう死亡確定だと思ったのに、期待だけさせやがってチクショウチクショウ!と向きになってしまうほど、いつの間にか話に引き込まれていた。亜姫は女王確定だし、亜王は情はないにしても亜姫を買っていたということが分かった。でも土妃によって亜姫が戻る国がなくなりそうだ。こそあどなんて何のギャグだよと思っていたこの話がここまでシリアスで且つ引っ張られるとは...。バッドエンド確定だけに、幸せなエピソードがもっと欲しいところだ。