- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091353405
作品紹介・あらすじ
話題沸騰の男女逆転物語、急展開の第2巻!
女だから愛されるのか、
男だから愛すのか―――
男らしい姫君・沙羅双樹には嫁取りの話が、
女らしい若君・睡蓮は宮中へ出仕することになり――!?
さらに、睡蓮に想いを寄せていたはずの沙羅双樹の親友・石蕗(つわぶき)は予想もしていなかった禁断の想いに目覚めてしまい…
急転につぐ急転、見逃せないトランスセクシャルストーリー第2巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
二人の姉弟が、自らの性とは違う役割で社会に出て行く第2巻。
登場人物達が予想しなかった想いに目覚め、関係が絡み合っていく様は必見です。
ベテラン・さいとうちほ先生の新境地を是非ご覧下さい!
感想・レビュー・書評
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事情により沙羅双樹はやむなく(男として)結婚し、姉についで弟の睡蓮も(女として)宮中に出仕することとなり、物語は広がりをみせる。
帝は弟の東宮に譲位し、先帝の皇女が新たな東宮に。(叔父さんが帝で、姪が東宮)
賢さと誠実さで問題を解決していく沙羅には、ついつい応援したくなる。
2巻で登場する重要人物は二人。
一人は、ヒロイン沙羅双樹の君(女)の妻となる右大臣家の四の姫。
二人目は、弟の睡蓮が仕える女東宮。
また「ざ・ちぇんじ!」と引き合いに出してしまうのだが、二人も全く異なるキャラ設定で、見比べるのが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
倒錯した平安古典をモチーフにした漫画の第2巻。男子として生きる男装女子と、女子として生きる女装男子のきょうだいを軸に、話が一気に動き始めた。貴族の男子が男装女子に恋をして「俺は男色家か?」と悩んだり、女官として参内した女装男子が、主人(女性の東宮)に好意を抱いたり、もう何が何だか分からない世界に。この限りない百合っぽさとBLっぽさがたまらなく良い。さいとうちほの作風が、本作の倒錯した世界観に見事にマッチしている。
どうでもいいけど、原作の「とりかへばや物語」って、「源氏物語」と「枕草子」を足して2で割った二次創作に見えるのは私だけ??(平安時代におけるパロディ同人誌!?) -
全力でおすすめ。
古典の「とりかえばや物語」の漫画化作品ですが、原作にかなり忠実。同じ原作からの翻案ものとしては、既に有名な氷室版「ざ・ちぇんじ」がラブコメに特化した作りで非常に楽しいのですが、こちらのさいとう版は、現代にも通じる性の闇をあぶり出し、重量感満載の運び。それでいて、時代考証や衣裳の画へのこだわりも捨てず、原作ファンとしても大満足な作品です。
ネタバレにもなりますが、この先のえげつない展開。氷室版は上手に避けましたが、さいとう版はおそらくそのままいくでしょうね… -
女東宮がまた可愛い! 四の姫も好きなキャラです。「ざ・ちぇんじ!」とのキャラクター設定の違いを読み比べるのがまた楽しいですね。梅壺の女御の嫌な女度は陰湿系ですが、この「とりかえ・ばや」の物語を貫く一つの線になっています。
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昔とりかえばや物語好きだったので読んだ
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平安時代の物語のコミック化作品第2巻。今回も面白い〜! 元ネタが面白いにしても、ここまでドキドキハラハラ感をキープしながら読ませるのはさすが。
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ああとまらない~~。久々に課金したいさいとうちほマンガ。どうして私これほっておけたんだろう。っていうか連載当初は「またいつものさいとうちほだ」程度にしか思ってなかったのに。 着物の書き方にもほれぼれします。 さいとう先生ってどうしても洋物かぶれっていうか ドレスへの執着心がすごいっていうかもう タカラヅカ!!な世界なイメージなんだけど 着物への愛もすごいよね。っていうか小道具とか ファッションに一切手を抜いていない。 いちいち全部可愛いのはすごい。 もうずっととりかえばや読んでいたい(感想にならず)