黎明のアルカナ (13) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091355256

作品紹介・あらすじ

黎明のアルカナがついに完結!

4年半の長きに渡ってチーズ!誌上で人気を誇ったアルカナも、ついに完結を迎えました。
ナカバからセナンを譲り受けたロキ。その結果、別々の道を歩むことになったふたり。
長い抗争が終わったものの、ロキと離れて気落ちするナカバのもとに、さらに驚愕の”ロキ死す”の報が届く。
あまりの現実に耐えられずに、アルカナの世界へ逃避したナカバはロキの残した真実を知る。
「黎カナ」最大の謎が解き明かされる完結巻に注目!

感想・レビュー・書評

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  • 過去・現在・未来を視ることのできる
    「刻のアルカナ」という力を持つ姫・ナカバと
    敵国の王子・シーザ
    そして
    ナカバの従者で亜人(狼の耳と尾を持つ)のロキの物語。


    全体を通してシリアスですが
    先が気になって気になって止まらなくなります。

    3人の中に
    とても大きな秘密を抱えている人物がいます。

    ストは胸に矢を刺されたような衝撃で
    もう切なくて切なくて・・・

    ラストを知ってからあらためてその人物目線で読み返してみると
    またもうひとつの物語が浮かび上がってきます。

    どうしてあのようなことを言ったのか。
    どうしてあのような行動をとったのか。

    それが紐解けた時
    さらに切なさ倍増!

    私の中では2巡目を読み終えてから
    完結する物語だと思っています^^

  • 立ち読み。途中で連載及びコミックス、追うのをやめてしまってたんだけど、こんな終わり方だったのね。立ち読みだったのに泣きそうでした。アルカナでナカバが見たビジョン。ロキの両親への告白。ロキは最期までナカバを憎み、愛し続けたのか。

  • 正直もういいかなと思っていたのですが、完結巻と聞いて購入。

    うぎゃーっと未だに心の中嵐です。
    えーっ、えーっ、うそーっと叫び声を押さえられずにレビュー書いてます。

    ベルクートの王も死に、なんの障害もなくなったはずのシーザとナカバですが、最後の最後にロキがすべて持っていきました。

    なぜ彼にもアルカナの力があったのか。
    納得です。
    そしてハッピーエンドなのにめちゃくちゃ切ない。
    ロキはこうなるしかなかったんだろうなとはわかっているのですが。

    しまいこんでいた一巻からもう一度ロキを追いかけたくなりました。

  • 久しぶりの少女漫画
    マンガアプリで3巻まで読んで、
    レンタルで一気に読んだ
    4年の連載で読んでたらやきもきしただろうな…

    だいたい、こういう三角関係的な話だと、当て馬的な方が素敵なんですよ、わたし的には。わかってましたよ。わかってました!
    ローキーー!!
    あのどんでん返しはひどい。
    作者は天才か!
    あーー!ロキーー!

    愛憎入り交じる感情がね!
    かたや王族、かたや従僕
    妹はニンゲン、兄は亜人
    同じ親から生まれたのに!
    あーーーー!ローーキーーー!

    もう片方の兄弟にも当てはまるけど、
    憎みたくない、愛しいと思う感情もあるのに、
    自分の苦しみを感じるからこそ憎らしい…
    憎しみと愛情とのバランスが
    2組のきょうだいのちがいになったんだろうな

    だれも本質的には悪いひとがいない物語だった
    弱さであったり、傲慢さであったり、
    そういうものを抱えた結果、どうなるか
    逃げるのか、進むのか、その違いの結末なのかな

    それにしても、やっぱり作者様天才!
    あの展開を最初から考えてたとか、すごい
    ローキーー!!
    両親を亡くした哀しさ
    妹の従僕になるしかない辛さ
    ニンゲンの形に生まれなかった苦しみ
    家族として迎えられない絶望
    未来を知ったときの諦め
    愛しいはずなのに憎らしい
    ただ唯一の存在を愛したい

    そういうロキの感情を感じつつ、もう一周してみる

  • 王の獣を母が購入したので、この世界の話らしいので読んでみることに。面白かった!前半ロキが脳内では石田さんかなぁと。これアニメやらないかなぁ。

  • たぶん大半の人がロキのために泣いてる。
    結末としてはたぶん1番これが正しい流れなんだろうけどロキに幸せになってほしかった。

  • 最終巻。ロキが辛すぎて辛い。シーザ派だって思ってたけど、シーザがベルクートに戻った数巻前からはシーザの魅力半減だったな。最後なんてナカバの髪の毛引っ張っててむしろ引いたわー。今まで奴隷だと扱ってたものをいきなり平等にはできないよね国民。亜人の有り難みもわからないもいけない。そんな事まで考えてセナンを譲り受けてたロキよ。国王陛下の側近であるべき有能な人だと思ったのに。自分も国王陛下の孫だと言えない、ナカバは妹だと言えないすごい深い孤独と戦ってたんだと思うと泣かずにはいられなかった。最後のロキが死ぬところは辛すぎた。声が届かないって悲しい。最期に一緒にいられないナカバも辛い。ロキの髪色まったく気付かなかったよ。亜人てだけで王族関係だと思わなかった。これもまた私のひどい先入観かな。ナカバはみんなに自分が人間と亜人の混血だって話したのかな。ルイスが正妃をナカバに譲り渡してナカバとシーザは結婚し直しましたってのはちょっともう要らなかったな。それだけ全部ロキに持ってかれた。その後も少し気になる。

  • ロキの物語だった。ロキに全部持っていかれた。シーザの影の薄さよ…。2巻のカバーでロキの髪色が出たあたりから「???」って思っていたけどやっぱりそうだったのか。哀しくて愛しい。何巻かでナカバに、ここでナカバがシーザの元へ行かなければ運命が変わるといったらどうする?みたいなことを問うていたから、もしかするとまったく別の未来も有り得たのかも、と思わずにはいられない。ロキがこの結末より長く生きる道も存在したのかと考えるとただ切ない。全てを明かさずにひとりで抱えて生きる強さと、強くならざるをえない環境でしか生きられなかったロキの悲しさ。残されたひとたちはそれぞれの痛みを抱えながら生きていくのだろうなあ。全てが悲しいことばかりじゃないし、きれいで納得できる終わり方だったと思う。次回作もとても面白いので今後とも期待。

  • ロキの人生を思うと胸が苦しくなるね…
    あぁ、でも2人はそんな関係だったのか…
    ルイスも自分の想いに一途な姿はカッコ良かったよ。

  • 最後はアレだったけど、衝撃の真実に涙しました。

    切なかったー。

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