とりかえ・ばや (3) (フラワーコミックスアルファ)

  • 小学館
3.98
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本棚登録 : 627
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091355881

作品紹介・あらすじ

男女逆転ストーリー、激動の第3巻!

性を偽ったまま出仕することになった姉・沙羅双樹。
その結婚相手の四の姫の元に、沙羅への想いをもてあました親友・石蕗(つわぶき)が忍んできて―――!?

さらに、女として女東宮に仕える弟・睡蓮は
自らの東宮への想いに戸惑いを隠せない。

それぞれの苦悩の中、二人の前に現れた人物とは…!?

愛と性が交錯する、男女逆転トランスセクシャルストーリー・第3巻!!

【編集担当からのおすすめ情報】
性を偽って出仕した姉弟が、その数奇な運命に翻弄される第3巻。

女とは知らず、沙羅に想いを寄せてしまう親友・石蕗(つわぶき)や、
男とは知らず、睡蓮に心を開く女東宮――

それぞれの想いが交錯し、ますます目が離せない激動の第3巻、
お楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 沙羅双樹の妻、右大臣家の四の姫と、沙羅の親友である石蕗が偶発的に不義密通。結果として、四の姫の妊娠。
    高い気位とコンプレックスを合わせ持っていた四の姫が、沙羅のおかげでやっと素直になった矢先で、苦悩にさいなまれる姿に同情してしまう。
    沙羅双樹を男と思っている石蕗は、なんで「同性」の沙羅に恋焦がれるのか苦悩するけど、四の姫との関係は続けるので、「お前はずっと苦悩しとけ」という感じ。
    沙羅は沙羅で、自分が本来の性を偽って生活していることから生じる問題であるので悩んでいるし、全体的に重苦しい雰囲気がある巻だ。

  • とりかへばや自体は原作をはじめ、色んなバージョンで読んだことがあって、それこそ小学生か?中学生の頃、 山内直実&氷室冴子の「ざ・ちぇんじ!」にはまったのがさいしょじゃないかと思いますが、この度さいとうちほの完結記念で無料公開で手に取りました。
    物語の展開は知ってるわけですがそれでも引き込まれて読みました。
    続きも電子で一気買いして読んじゃいそうです。積読へらないなw
    さいとう先生って長い事活躍されていますが、絵柄が古びないというか、きっと時代にあわせて進化なさったいるのだろうとおもいますが、素晴らしい。ザ少女漫画的なキラキラした世界観とかをロマンチック!っていう感じですが、濃すぎないというか。

  • 話がどんどんアブナくなってゆく…ハラハラ、でもワクワクも。
    女東宮が可愛らしさだけでなく、思慮深さや東宮としての覚悟を見せてくれます。見事な人ですね。

  • 石蕗、ついに四の姫に手を出す。
    逢瀬を重ねる石蕗と四の姫。
    そして結果としてややが出来る。
    双樹はショックを受ける。
    その話は睡蓮の耳にも届く。

    東宮の静養のため、睡蓮と一緒に沙羅も同行することに。
    そこで出会った天狗は「吉野の宮」。
    一発で見抜かれた入れ替わり。

    京に戻った沙羅は石蕗を入れ違い。
    フと香った香りに、四の姫の部屋の中からも香る・・・
    四の姫の懐妊の相手は石蕗だと思い始める。
    同じ頃、睡蓮は東宮とに「ヤマトタケル」に絡めて飢饉を乗り越える策を弄する。
    帝のご指名は石蕗と沙羅。
    式部の卿の宮の男色家、沙羅に触手を伸ばすが、ツワブキが助け舟を出し・・・
    襲われる寸前に沙羅の手配で逃れる。

    無事に生まれた四の姫のややは石蕗の面影が…

    その時、宴が行われていて、
    石蕗は四の姫の元へ。
    上着を取りに四の姫の部屋に向かった沙羅は、石蕗と逢引している四の姫との話を聞いてしまう。

    四の姫の子は石蕗の子かと質問する沙羅。
    そこでもみ合い、女だとバレる??


    話し、走り出しましたー!

  • 一気読みなので全体的な感想しか言えていない。 スミマセン・・・。 さいとうちほヒロインって前へ前へ進む強い女性が ほぼなんだけど時々控えめ女子が出てきたりするわけで、 その「時々」が「睡蓮」なんだけど睡蓮やっぱり すごいさいとうヒロインだった。 可憐で乙女で純情でイラッとタイプヒロインだと 思っていたら強くて責任感があって一途。 好きなヒロインです。あと、頭がいいというか 「文才がある」っていうのがわかってるんだけど かっこいいよね。 それを認めて魅力に気づいている東宮様も可愛くて好きです。

  • 読了

  • なんか読んだことあるなぁと思ったら、氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ』と同じ作品を漫画化されたということで驚きました。
    まさかの平安時代に書かれた作品が原作となっているという…。昔もいろんな作品があったのだと知るきっかけとなりました。

  • 女とは知らず、沙羅に想いを寄せてしまう石蕗。
    そして男とは知らず、睡蓮に心を開く女東宮。
    それぞれの想いが交錯する中、沙羅と睡蓮の前に現れた人物は!?

    三巻にしてすでに恋愛模様が混迷を極めてきている気がする。
    沙羅と睡蓮が性別を偽っているがために、本人達はもちろん、何も知らない周囲まで苦悩している。これは実にしんどい展開。
    沙羅と四の姫と石蕗の謎の三角関係がもう泥沼。子供まで出来ちゃった以上責任とれよって感じだけど、ここにきて石蕗に秘密がばれたらまたさらにややこしい展開になりそうだ。四の姫かわいそうだから何とかしてほしい。
    睡蓮も東宮様を好きになっちゃったみたいだけど、これどうするんだろ?

  • あっちゃーーー…。石蕗の野郎。面白くなってまいりました。

  • 四の姫の懐妊から浮気を知った沙羅。しかも浮気相手が石蕗だと気が付き悩む。 今回重要人物吉野の宮登場。沙羅と水蓮の本来の姓を一目で見抜くなど普通ではない人物。いかにも怪しげな人、式部卿の宮はお戯れ(笑)

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