とりかえ・ばや 6 (フラワーコミックスアルファ)

  • 小学館
4.09
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本棚登録 : 358
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091368058

作品紹介・あらすじ

性を偽る二人に危機が――!?

男女×逆転 平安トランスセクシャルストトーリー!!

男の身でありながら女として宮中にあがり、
女東宮に仕えていた睡蓮。

しかし愛しさを抑えきれず、
思わず女東宮に口づけをしてしまう。
そしてそんな睡蓮に、破滅の危機が――!?

一方、懐妊した沙羅は宇治で出産に備えるが…



【編集担当からのおすすめ情報】
睡蓮、沙羅それぞれが、生まれながらの性と
社会で果たしている性との狭間で揺れていく。

女でいられなくなった睡蓮と、男でいられなくなった沙羅。
二人の運命が大きく動き出す第6巻、お見逃しなく!

感想・レビュー・書評

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  • 【デザイナーメモ】6巻。百合風味。女装男子・睡蓮がメインのカバーは作家さん・担当編集ともどもタイミングを計っていたところで、物語上で皇女との恋が動き出した機会をとらえて実行に移すことになった。

    女×女(風)カップルのビジュアルだけでインパクトは充分と思われたので、「ひねりすぎず」をコンセプトにした。提案は「姫だっこ(オベラ座の怪人)」「壁ドン」「装束解体」「オフィーリア」「ひざまくら(おやゆび姫)」の5案。このうち「姫だっこ」「壁ドン」「ひざまくら」がさいとう先生のイラストラフになって返ってきて、最終的に「ひざまくら」が決定稿となった。

    資料に挙げたのは高橋真琴の「おやゆび姫」と、「ナタちゃんの竜たいじ」という古いアニメで、いずれにしても「生まれかわる」「換骨奪胎」という見たて。さいとう先生からいただいたラフはポーズがヨガの瞑想のようにアレンジされていて、なるほどと思わされた。前巻のマリア観音とのつながりもあり、「心の平静を保つ」という暗示もあり。

    もちろん膝枕をされている皇女のうっとりした顏も見どころで、ここが今回の「オビを取らないと見られない」ポイントになっている。オビ外に見せるのを冠だけにするか、おでこだけ、あるいはまつ毛までにするか、最後まで調整を繰り返した。(カバー、表紙、帯、総扉、目次その他を担当)

  • 睡蓮かっこいいー!!石蕗とは正反対のいい男である。原作の男君よりもこっちの男君の方が好きです。女東宮に一途なのがいい。女東宮がいちいち仕草や話し方、表情が可愛らしくて読んでいてとても楽しいです。お菓子食べている女東宮かわいい。幸せになって欲しい。
    沙羅にはつらい展開ばかり。早く石蕗から解放されて欲しい。石蕗が調子に乗ってるので、早くこらしめてやってください睡蓮さん!お腹の赤ん坊が死産だったのは原作と大きく変わるところだけれども、この先の展開も大きく変わるのだろうか。続きを早く読みたい。

  • 大きく物語が動くこの巻。
    原典では出産後遺棄、氷室冴子版では想像妊娠、となった女君の妊娠ですが、流産という展開になりました。
    女が子供を捨てるというのは、どうしてもヒロイン像としては読者には受け入れがたいという部分があるのでしょうが、逆に沙羅を普通の女子にしてしまっているような気がします。
    男として生きなければならなかった女君が、自分の人生をもう一度取り戻すために犯す罪に対してのジレンマや選択を書くべきだったのでは。
    さいとうちほさんはあくまで少女漫画家なので、主人公の内面に一般的に女としてのカテゴリから外れるようなものはいれません。
    一見個性的な設定を与えられますが、実は少女漫画の王道を順守しています。
    そのため、どうしても個性が弱く感じられます。
    彼女の少女漫画の描き方入門を読んだことがありますが、本当に基本に忠実です。
    だから、脇役や悪役は思う存分個性をくっきりはっきり書く、嫌われてなんぼくらいで作っているからそっちの方が生き生きしているんですね。
    ツワブキの苦労知らずのお坊ちゃんゆえの無邪気さと紙一重の身勝手さや無責任さ、女東宮の愛らしさなど、どうしても主役が喰われ気味な傾向があります。
    ヒーローであるみかどもかっこいいだけで、今はインパクトが弱い。
    睡蓮が主人公でありながら、女らしさを持つために少女漫画のヒーローの王道からはずれているので、彼の存在が沙羅をひっぱっているのでなんとか均衡が保たれているきらいがあるような。

    さて、いよいよ、「本来の性に戻る」と決めた二人ですが、ざ・ちぇんじは入れ替わってハッピーエンドですが、とりかえばやはそうたやすくはいきそうになさそうで、先が非常に楽しみです。

  • →もう好感度ダダ上がりの帝と東宮様。帝はそこはかとなく「さいとうちほの腕がなってるねえ!!」の大人の男で、優しさと強さを併せ持つハイスペック男の予感がする(←メンタル面で。仕事はわかんないけど。)東宮様はイラッとタイプかと思わせといて聡明でいじらしい。そりゃ睡蓮も思わずキスしたくなるよな・・・。帝は色気がすごくてたぶんいさいとう先生は石蕗なんかよりこっちのほうが好きだし書きやすいんだろうな笑そして読者も好きだと思います。帝みたいな大人の男が。→

  • 自分の中の男に気づいた睡蓮。
    あっさり東宮さまに話したのはびっくりしたけど、大切な人だから誠実にいたかったんだろうな。
    睡蓮の決断でまた面白くなってきた!
    睡蓮が沙羅を見つけてくれて本当に良かった。
    今まで沙羅ばかり目立っていたけど、やっと睡蓮も主人公らしくなってきたな。

  • 石蕗はマジでうざい。この時代の男ってみんなこんなんかよ。自分のことばっか。酔いしれてる。とりあえず双子が再会できてよかった…

  • 女東宮への想いを抑えきれなくなった睡蓮。しかしその身に破滅の危機が!
    一方、懐妊した沙羅は石蕗に付き添われ、宇治へと向かう。
    その沙羅の心に去来するものは…。

    ついにと言う感じの第六巻。睡蓮に入内が打診され、いよいよピンチ!ということで、あの女々しかった睡蓮がついに一大決心。
    東宮様への想いもあるし、成長したなぁ睡蓮。ただ東宮様の場合、たとえ睡蓮が男に戻ってもくっつくのは難しい…ような?
    一方で沙羅の方は宇治で身を隠しながら出産に備えてるわけだけど、もう本当に石蕗にイライラさせられる。根っからの悪ではないけど、なんかこう思考がな。一夫多妻な平安時代では悪ではないけど、モヤモヤする沙羅には大いに共感する。結局子供も…だし。
    男装になった睡蓮と一度顔を合わせたのにお互いに気付かないのには驚いた。そこは察して。でも最後再会できて良かった。やっぱりこの姉弟は一緒にいると微笑ましくてよい。

  • キスしちゃったがな睡蓮!! で始まった6巻。
    つ、ついに東宮に男だってことも明かしてしまいましたよ!
    もう両想いなんだから、上手くいってよ! と願わずにはいられない。
    ちょうど沙羅は四の姫と離婚してフリーだし、男(沙羅)にとりかえばやしちゃえばいいんじゃないの!? と思ったら、ほんとに男装きたぁぁぁ!!
    でもこれまでずっと乙女として生きてきたので(というかだからこそ「とりかえばや」しちゃったんですけど)、いきなり男らしくは無理でしたね…そうでした…。
    だけれども男装して沙羅を探しに来たのは、これまでに比べればかなり男らしくなったと思うのですよ!
    そして最後に沙羅に再会した時はもう…もう…!
    沙羅は君にしか救えない! って思いました。すんごいホッとした。

    一方、沙羅は石蕗に匿ってもらってるわけですが。
    前巻で「男を見せた」とか言いましたが、撤回します。
    ………もう、この男は、ほんとに………!!
    憎めないやつだけど、四の姫も変わらず好きなんかい!
    完全二股やんけ! 沙羅を「理想の女」とかどの口が言うか! 自分にとって都合がいいからそう言ってるだけじゃん!
    しかも沙羅は死産という深い傷まで負ってしまって…!(涙)

    沙羅には本当に幸せになって欲しいです。
    ちょうど睡蓮の方に帝からプロポーズがきてるので、このままとりかえばやしちゃって、結婚すればいいと思うの! 現在の石蕗には無理や!
    というか、睡蓮(沙羅)×帝、沙羅(睡蓮)×東宮、石蕗×四の姫になれば丸くおさまると思うんだけど、やっぱりそう上手くはいかないかなぁ…?

  • 氷室版とは異なる展開をはじめる姉弟。
    宇治に隠れ住み、浮気性の男に対する女の切なさに浸る沙羅。
    とうとう男として旅立つ決意新たに女東宮に別れを告げた睡蓮。

    双子はやがて再会するが、ぎりぎりのところでニアミスの起こる場面の描き方が秀逸。

    そして、ラストあたりの台詞。
    「私と一緒に生きていこうよっ」

    男の娘と男装女子という現代の萌えという括りではもの足りないような、人生の機微がしろじろと描かれており、作者の教養の高さとセンスを感じざるをえない。

    それにしても、いちいち毎回恥ずかしい表紙だなっと(笑)

  • 睡蓮、ついに決意する。
    この巻の最後は実に良い…。というか、すっかり大団円のような気持ちになってしまったのだけど、まだ続くんですよね。
    しかし石蕗ってやつは本当に……

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