とりかえ・ばや (7) (フラワーコミックスアルファ)

  • 小学館
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091374325

作品紹介・あらすじ

男女×逆転物語、ついにとりかえの時―!!

男らしく、若君として育った姫・沙羅と
女らしく、姫君として育った若君・睡蓮。

性を取り替えて生きていた二人が、
幾多の運命を乗り越え、ついにその身を取り替える――!!
しかし、そんな二人を都で待ち受けていたものは…!?

転換の第7巻!!

【編集担当からのおすすめ情報】
異なる性を生きていた沙羅と睡蓮が、
ついに生まれながらの性に戻る決意をします。

しかし、身を取り替えただけでは本当の「とりかえ」にはなりません。
新しい性を生きる二人が越えなければならないものとは…!?

新展開で益々盛り上がる「とりかえ・ばや」第7巻、
どうぞお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • いよいよとりかえ成立。関白左大臣パパ、よかったね~。
    「ざ・ちぇんじ!」では立場を取り替えた後のお話はあまり描かれなかったので、この先の展開が楽しみ。ふたりとも新しい立場や仕事に苦労していて失敗もしているところがリアリティがあっておもしろい。
    吉野君がいきなり人間くさくなって、今までの行動の理由に納得がいった。

  • 救世主のような吉野の宮のもとで、再会した姉弟は本来の性で社会復帰するために、特訓に励む。
    二人が危なっかしいながらも、それぞれの宮中の立場に順応していこうとする様が、微笑ましい。「新しい仕事に心が走る」と無意識に歩くスピードが速まってしまう沙羅、さすが!(このセリフも好き)
    右大臣家の三の姫が初登場。女東宮廃位派が暗躍する中、沙羅と協力して曲者を捕らえるなど、いきなり大活躍だわ。最初は癖のある人かのように描かれるが、さっぱりした性格で努力の人なのよね。
    ところで、右大臣家の人たちは、父大臣と4人の姫がみんな同じ系統の顔つきで、それでもって性格を表した顔つきに描き分けされているので、またまた作者の画力に感服です。
    そして、この巻で帝の髪型がすっきりしたものに変わるので、個人的に嬉しい。(それでも異端だろうが・・・)これで沙羅と帝の恋愛ラインに没入できる。

  • 読者が待ちに待ってた『とりかへばや』が実現。
    氷室冴子の『ざ・ちぇんじ』とそれを忠実に漫画化した同タイトルがすでにあるだけに、比較は必至だったのですが、いよいよ、氷室冴子が予定調和として描かなかった『とりかへばや後』編が始まります。
    主人公二人と父親と舅やつわぶきと式部卿宮はともかく、後の主要人物や妊娠の件などかなり氷室冴子版とは変えてありますが、大筋は原典が同じの分だけほぼそのルートをたどってきています。
    男と女に戻るにあたってそれぞれの苦労も始まりますが、平安時代の男貴族って中世的だから馬に乗れなくても別にかまわないし、筆跡だって代筆上等の時代なんだから、ちぇんじのように案外なんとでもなるんでしょうが、そこはそれ少女漫画ですから楽しまないと(読者が)
    そして、それぞれの恋愛事情もやっとスタート時点に立ったところ。
    四の姫とはほぼ離婚状態であるものの(原典では復縁するみたいですが)東宮との婚姻なんてまず不可能な睡蓮はもちろん、沙羅双樹に至っては帝への恋心の自覚もない。
    宮中もなにやらきな臭いし、表紙の吉野の君のバックアップが頼り。
    またここに新キャラ三の姫もぶっこんできたので、さらなる展開が楽しめそう。次巻が待ち遠しい。

  • 入れ替わって本来の性で生き始めた二人。現代とは比べ物にならないジェンダーギャップを乗り越えて頑張っています。

  • 沙羅と睡蓮は揃って吉野の宮様の所へ。
    石蕗とは別れる沙羅。
    二人揃って出家しようとしていたが、吉野の宮様の助言により、考え直し…
    完全に立場を入れ替えて、出仕したいとの結論を出す。
    吉野での生活は、入れ替えの為の準備。
    お互いの癖、得意な事、全てを入れ替えるため。

    東宮の寝所に男が入り込む。
    東宮が騒いだおかげで男は逃げたが、恐怖は如何ばかりか。

    関白左大臣の夢に天狗現れ、お告げをする。
    その日、沙羅と睡蓮が入れ替わった姿で現れる。
    右大臣家の四の姫は、勘当が響いて伏せたまま。
    父の勘当が解けて、無事に事なきを得る。

    石蕗は沙羅が都に戻った事を知り、出仕。
    そこで睡蓮の怒りを買って、石蕗を蹴倒す。
    主上に呼ばれた睡蓮、沙羅として振る舞う事を考える。
    こんな時なら、沙羅はどうしてた?どう動く?と。

    東宮の元へ戻った沙羅は、もう一人の尚侍に出会う。
    三の姫。四の姫の姉。
    沙羅は、東宮に説明をしたいが、睡蓮と入れ違って助成である事に疑いを持たれてしまう。

    そんなある日、流星が続くと「不安」になる民。
    抑えるためには考えあぐね、睡蓮と沙羅は文をやり取りして、吉野の君の頭脳を借り、考えを出す。
    「東宮が、僧と一緒に写経する」という。
    その姿を見せ、聡明な東宮であれば、理解するであろう入れ替わり。
    全てを理解して、東宮は写経をする。

    東宮は、寝所に入り込んだ男の香りを覚えている。
    その香りを舞の中に見つける。
    睡蓮はその男のものだと思われる衣を入手。
    東宮に確認される前に邪魔立てされ、
    三の姫と、沙羅は二人して犯人確保!
    東宮は「二人の尚侍を持って果報者だ」と言われ。
    三の姫は、女御になる夢を持っていた。
    打ち明けられた沙羅は・・・もやもや・・・


    ついに入れ替わりの生活が始まり、なんとかやっていく二人。
    睡蓮は人が変わったと周りに言われながらw
    沙羅双樹は憂いを帯びたと。
    さて、今後の展開は知っているとはいえ、楽しみです♪

  • 平安時代の「とりかへばや物語」のコミック化第7巻。元の性別に戻った二人のその後。ドキドキする。

  • →吉野がエロいいいおっさんなんですよね・・・。もうこういう「無精ひげ生やすタイプの色気のあるおっさん」もさいとう先生の得意分野でこれを大御所にやられると若手のマンガのおじさん役の書けてない度がすごい浮き彫りになるんでずるい。さいとう先生の現役感はやばい。こんなおじさんはいません!!と思いつつも、吉野とか帝(はおっさんじゃないか)の綺麗な男を見てると少女マンガにおける絵ってすっごく大事だと思います。さいとうちほは体の線をすごくきれいにバランスよく書いてあって現実に引き戻されないのはさすが。

  • 雨降って地固まる?
    全てが丸く収まり始めたような雰囲気。
    石蕗に関しては、睡蓮、よくぞ言ってくれたという感じ。
    吉野の宮は東宮さまをすごく気にかけているけど…本当に違うのか?気になる。

    二度目のとりかえ。お互いに所作等を教え合う姿が微笑ましい。お互い元の性には戻ったものの、今度は他人に成りすまさなければならない。まだまだ二人には困難が待っていそう。

  • この巻は一言、痛快!よしよしよしよし!ってテンション上がった。のされた石蕗ざまぁw つか、こいつらほいほい仕事休んで何なんだ…。バイト以下の仕事しかしてねーのかよ。次は…三の姫か。意外に憎めないキャラなだけに、うーん…

  • 石蕗とかいう、ドクズ男に制裁がくだってスッキリ。

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