ふるぎぬや紋様帳 (1) (フラワーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
4.09
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本棚登録 : 202
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091374585

作品紹介・あらすじ

古い着物に秘められた人々の心模様を描く

インテリアコーディネーターの女性・伊都子が
猫に導かれるようにして辿りついたのは
古い着物を扱う「ふるぎぬや」。

そこには着流しが似合う男性の店主や、
美しい妖艶な店番の女性、
しっぽの生えた悉皆屋の少年らが…。

伊都子はそこで着物にまつわる
不思議な“想い”を体感する。



着物に秘められた人々の想いやエピソードを通じて
感動を届けます。

「雨柳堂夢咄」で知られる波津彬子先生の和の世界観満載の
最新シリーズです。

感想・レビュー・書評

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  • 波津先生の和物……!落ち着くというのはこういうことだろう。続きも楽しみ。

  • 波津彬子さんらしい空気の漂う1冊でした。
    主人公は同じ方が描かれている「幽霊宿の主人」を思い出しました。
    みいちゃんの話とネコマ様のお話が好みかな。
    前者は今市子さんのうす紅色の女を思い出したり。
    浮気された女性の心情って複雑だなぁ。
    後者は凛とした年配の女性が素敵でした。

  • 千晶に借りた本
    絵はちょっと苦手だけど

  • 縁がないと行けない不思議な古衣屋と、何故か何度も関わるインテリアデザイナーの女性との不思議話。古い着物の話は素敵。

  • 面白い。

  • 祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。
     着物にまつわる因縁の短編集。

     例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。
     雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。

     雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。
     まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。
     
     語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。
     いいバランスで盛り上げていると思う。
     あくまで、主役はふるぎぬであるというスタンスが潔いと思う。

     もっとも店主には謎があるみたいで、それはこの先のお楽しみみたい。

     次巻が楽しみです。

  • 雨柳堂テイストで大好き

  • 面白かったー
    着物や和布が好きなので。

  • 着物は着れない。いろんな意味で。残念。

  • いつ読んでも本当に絵と物語が美しい。
    特に着物好きにとっては大変ワクワクする。
    昔から着物の絵もとっても素敵だったので、これをきっかけでまた過去の作品を読み返しているが、気持ちがほっこりして幸せになれる。

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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