僕は妹に恋をする (10) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 532
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091385284

作品紹介・あらすじ

オレは郁のこと好きだからだから 絶対『兄妹』には戻れない だからオレが---この家を出るよ 僕との別れが郁の心に少しでも優しく残りますように---さよならは…言わない 神様お願いです…ハッピーエンドにして下さい…

感想・レビュー・書評

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  • ★読了日不明。

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  • 主要キャラクター
    結城頼(ゆうき より)結城郁(ゆうき いく)
    矢野立芳(やの はるか)楠友華(くすのき ともか)

    男女の双子が恋に落ちる物語。全10巻。
    『カノジョは嘘を愛しすぎてる』が良かったので、同じ作者さんの作品を読んでみました。カノ嘘と比べると、バリバリの恋愛もので、しかも禁断の設定。性描写も多め。異父重複受精と言う言葉を初めて聞きました。

    最初から別れを想定していた恋ならば、兄ちゃん仕掛けなければ良かったのにって思うのが正直なところ。あんたが仕掛けたから、妹ちゃんの方がブレーキかかんなくなっちゃったんじゃないのって感じ。そう言う危うい設定が良いのだろうけれど、もやもや感がずっと付きまとう作品なので、評価は低め。

    ラスト、すれ違ったままでいて欲しかった。兄ちゃんだけ気づいて、そのまま見送る感じ。でもそうすると、妹ちゃん、その先も探し続けちゃうのかな。10年後ではなくて、もっと熟年になって再会とかの方が綺麗な感じがするけれど、少女漫画だとやっぱりそうはいかないんでしょうね。

    にしても矢野くん、いい人ですね。友華ちゃんはえらい悪いキャラに変身しちゃったね。最初はフツーの子だったのに。

  • 良かった^o^

  • 最後まで絵は好きになれなかったけど、私にしては珍しく寮長とか矢野くんとかサブキャラが好きだったなぁ。
    「実は血が繋がってませんでしたー双子じゃありませんでしたー」っていうのじゃなくて、双子として妹として、それでも好きな気持ちを抱えてどう生きるか…という終わらせ方は好きだな。

  • 青木さんの漫画はストーリーは本当に魅力的で
    惹きつけるな―思います。

    私は顔のパーツが中央よりのキャラが苦手なので
    どうしても読んだ後は売ってしまいます。
    ごめんなさい。
    でも、本当にお話は大好きです。
    カノ嘘だって大好きです。

    今以上、顔のパーツが寄らないことを祈ります。

  • 全10巻という事で最終巻ですが
    このお話の終わり方というか・・・
    (これから始まるという感じ)
    が好きでした。


    こんな風に一生懸命
    人を愛してみたいなと思ったりしました。

  • 最終巻。
    不覚にも髪を切るあたりでグっときてしまったけれども
    結局は、でもやっぱ兄妹なんじゃん……っていう終わり方。
    なにも好転してないけど、運命だからもういいの?

    最後まで読んでも、郁がなんで頼を男性として
    好きになったかが分からなかった。
    そもそもホントに好きなの?って話になっていくのかと思ったけど
    それもなくすんなり、あっさり。
    引き延ばしなく、キレイにすんなりお話が進んでいったのは
    素晴らしいと思うけども。

    この大き過ぎな目と顔のパーツが全部下に寄ってる
    絵柄が苦手なので残念だけど、頼はたまにかっこいいね。
    しかし何度も書くけど、劣化版北川みゆき絵なのが
    気になってしょうがないわ。
    ここまで影響受けてるなら、目の描き方も似せちゃえばいいのに。

  • 友達に借りて読んでた漫画。

    出版日:2003年05月26日~2005年08月26日(10巻完結)

  • 嵐の松本潤さん主演で映画化されたこの作品。
    私は個人的にすごく好きなマンガのひとつです。

    タイトルでお分かりの通り、一言で言ってしまえば「近親相姦もの」。

    幼いころから妹である郁に恋をしていた兄・頼が、その想いを抑えきれなくなり、郁に思いをぶつけるところからストーリーが始まるわけですが、とにかく頼の心情描写が秀逸だと思います。

    少女マンガの男の子としてはかなり泣くシーンが多いと思うのですが、この「泣き」の場面の入れ方が、16歳というアンバランスな年齢をうまく表現していると思うのです。

    また、少女マンガとしては性描写がかなり大胆だと思うので、賛否両論あるかもしれません。

    でも、それを抜いたらどうなのかな~、とも思っているのです。

    頼と郁は、物語の結構早い時期に性的関係を持ってしまいます。
    その場面はいろいろな意味でリアルです。心情描写的にリアルに描くために、マンガではどうしても画が必要になるので、結果的には露骨な場面が増えるのでしょう。

    ただだからこそ、その直後にある頼の懺悔の涙がぐっと来るのではないかな、と思うのです。

    「好きだから郁を抱きたい」という直情的で幼かった頼に、自分が郁に望んだことの大きさを実感させ、罪の影を背負わせるには、実際にその関係を結ぶという展開が不可欠だったと思います。

    (ちなみに、郁がことの重大性に気づく描写は、作品後半になってかなりわかりやすい形で描かれます。郁が精神的に幼くて、純粋な分未熟でもあったことがわかります)

    ある意味ラストは荒唐無稽な気がしますが、それも少女マンガだからこそ。読後感は悪くないと思います。

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