金の国 水の国 (フラワーコミックスアルファスペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1046
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・マンガ (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091386687

作品紹介・あらすじ

岩本ナオが贈る、おとぎ嫁婿ものがたり

昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。

毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい
慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。

A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい―――

そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…!?


「町でうわさの天狗の子」の岩本ナオが292Pのボリュームで贈る、おとぎ嫁婿ものがたり。

【編集担当からのおすすめ情報】
ときめきが止まらない小学館漫画賞受賞作「町でうわさの天狗の子」から2年半。
岩本ナオ先生の待望の新作がついに登場です!

舞台はどこかにある二つの国。
敵対するA国とB国のお姫様と青年が偶然出会い――!?

通常コミックの1.5倍、292ページのボリュームで、岩本ワールドをぜひお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 岩本ナオさん初読み。敵対する隣国、A国とB国。その縁談騒ぎに巻き込まれた、A国の姫サーラとB国の若者ナランバヤル。第一印象は、王道のファンタジー?と思わせといて、キャラ設定、ストーリー展開など、細かいところで捻りをきかせてくる。ほっこりさせられる一方、なかなかにスリリングで、読みごたえありました!
    ぽっちゃりさんなヒロインのサーラ。姫とはいえ母は妾で、王族の末端。外見に自信もなく、密かにコンプレックスを抱えているけれど、おっとりしていて気品もあり、とにかく健気。そんな彼女の清らかさに惹かれていくナランバヤル。貧しいB国の技術者で、一見お調子者だけど意外に野心家。2人が出会ったことをきっかけに、互いを思い合うことで殻を破り、どんどん変わっていくところがいいんです!あまり喜怒哀楽を顕わにすることのなかったサーラが、B国での嫁披露騒動の奮闘の末、ナランバヤルの前で涙するシーンには、もらい泣き。ナランバヤルもイケメンではないものの、時々ハッとするような男前な表情をしたりと、心掴まれっぱなしです。
    他、一筋縄じゃいかないキャラ、多数。個人的に好きなのは、ガテン系な知識階級の学者達。荒くれ者なのにインテリ、かつイケメン(笑)。そして、第一王女の男妾で俳優の、お飾り左大臣ムーンライト。イケメン優男と思わせといて、実はやり手。ナランバヤルに触発されてどんどん左大臣らしくなっていく過程もカッッコいい~!です。
    国交回復の為、動き始めるナランバヤルとムーンライト。様々な思惑が絡み合う後半はドラマチックで、ドキドキもの。ストーリーの面白さは勿論、丁寧に描き込まれた背景も素晴らしい!衣装や建築など、オリエンタルな雰囲気が存分に味わえた。こりゃ、アシスタントさん大変だったことでしょう(笑)だからこそ、何度読んでも飽きないです。
    犬猿の仲の割に、国境は簡単に越えられちゃうのかとちょっと気になったけど、それ以外はよく練られた素敵なファンタジーだなぁと思いました。個性的なキャラ達と、ここでお別れしちゃうのはちょっと寂しい。番外編を是非お願いしたいです!

  • 2018年1月7日、二回め読了。

    対立し合い、戦争秒読みの二つの国でちょっとぽっちゃりで心優しい王女と仕事はないけど誠実で頭の回転の早い青年が出会い、お互いの背後にある結びつきを知らずに恋に落ち、両国の運命をも変えていく。

    主人公二人ともに、男女という枠を超えた人としての誠実さがあって読んでいてとても癒されました。
    相手のために最後のクッキーを譲り、相手のために町中の酒を飲み干す(笑)
    私の1番好きな二つのシーンです(o´ω`o)

  • 岩本ナオ、やっぱりいいな。
    この人の描く、女性はいつも応援したくなる

  • うわぁ、あったかくっていいなあ。幸せってこういう事。平和ってこういう事。(隅っこで犬とネコが初対面から仲良しなのもウレシイ)意地悪3姉さんだとばかり想像してたらそうでもないし、顔だけで取り入った左大臣とばかり侮ってたら全然違うし、このストーリーは、おとぎ話のテンプレートを外してくれたの。ライララの黒ずくめの服の下はどんなんだろう?小粒でもピリッと効いたキャラだよね。

  • 1巻だけなのですが、素敵なお話です。
    昔懐かしいお伽話を読んだようで、心がほんわかしました。

  • 恋仲の2人だけで世界が閉じてなくて、周囲の人々も物語の中で生きていて、完全な悪人もいなくて、すごくいいなぁと思った。

  • やっぱり岩本ナオさんの作品はホッコリして、涙して、キャラクター全員に愛着わきますね。
    言葉にしちゃうととても簡単だけど、こんなにお互いのことを考えて、行動できるって凄いことだなって思います。
    あと、ナランバヤルのパパのお嫁さんの選び方の考えはステキでした。

  • 久しぶりに良質の漫画に出逢った。
    シンプルな線画のように見えて細部まで丁寧に書き込まれた画と、難しいセリフまわしではないけど考え抜かれたセリフ。
    読み終わった後が心地よい。
    電子書籍で購入したけど、紙書籍で買って惜しく無い1冊。

  • 絵柄がほっこり、キャラも憎めないし、ストーリーを大袈裟にしなくてもこれだけいい作品として描けるなんて読んで良かった。

  • 「少女マンガ」を久しぶりに読んだ気がするけど、おとぎ話の優しさで心が洗われる……。
    サーラとナランバヤルの心の真っ直ぐさが心地よくて、穏やかな気持ちで読めた。
    レオポルディーネやムーンライト、A国王なんかも魅力的で彼らのことをもっと知りたいと思ってしまうけど、きれいにまとまってるから蛇足かもな。

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