月の出をまって: うるわしの英国シリーズ (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.72
  • (17)
  • (30)
  • (37)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 182
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091387813

作品紹介・あらすじ

伯爵家の跡取りで独身のコーネリアス・エヴァディーンは英国社交界きっての注目の美男子。そんな彼の今度のお相手は花嫁衣装をまとった幽霊!おしゃれでミステリアスな英国を舞台にした人気連作。 黄昏の雫/ローランドの遺産/クレア嬢のお相手/月の出をまって/昼さがりの幻影

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大好きな波津彬子さん。
    彼女の描く男性は本当にかっこ良くて紳士、女性は美しくてかわいくてチャーミングで…老若男女、全方位とにかく魅力的。
    おまけにこのシリーズには素晴らしい猫ちゃんまでいて、文句のつけようもない。
    5巻で終わってしまっているのは寂しいけれど、だらだら(!)続くよりは、きっちりケリ(?)がつく終わり方でよかったのだろう。
    …とはいえ、例えば次世代で続きを描くとかにちょっと期待もしたい。

  • ・個人的には久しぶりの波津彬子さん。
    ・英国を舞台にし短編連作。坂田靖子さんのバジル氏っぽい感じ。失恋の仕方も似ている。あっちのほうが剽軽な絵柄ではあるが。
    ・なんとなく心地よくなれる。
    ・「黄昏の雫」は一族にコーネリアスという名が多いコーネリアスがどのコーネリアスかわからないコーネリアスの知人たちに出会うのだが・・・
    ・「ローランドの遺産」は、遺産としてもらったお城(屋敷)を見てまわり亡きローランド卿に興味を抱いたレイチェルは彼のことを探索しはじめる。
    ・「クレア嬢の相手」は、成金のリントンは次に格式が欲しいと貴族との政略結婚の道具にされそうなその娘のクレアはマイペースで自由を愛してる女性でコーネリアスとは気が合った。猫のヴィルヘルム登場。
    ・「月の出をまって」は、婚活パーティー(と思われるパーティー)に呼ばれたコーネリアスは珍しく出向くが彼には出会いたい相手がいるもよう。好奇心旺盛なローラ登場。ヴィルヘルムを相棒とし噂の幽霊を探す。
    ・「昼さがりの幻影」は、孤独な少女クラリッサは大伯父の屋敷の誰も来ない部屋にいる「ともだち」と語らうのが好きだった。

  • 「うるわしの英国シリーズ」というシリーズタイトルがついているけれど、私にとっては「善意の人が報われるシリーズ」です。
    でも私のネーミングだと、波津彬子作品の全部が当てはまってしまうし、身も蓋もないので、やはりプロの編集者は偉いなあと思います。
    波津作品の楽しみは、可愛い大人がでてくるところ。麗しの英国は紳士と淑女の国、マダムの面目躍如です。友だちのほとんどが神の国へ行ってしまったという老婦人が、(若々しくなく)「老人らしくチャーミング」に描かれているのがとても素敵。
    きれいなドレスと重厚な建物も耽美な調度品も浪漫チックだけど、おじさんおばさんにおじいさんやおばあさんのささやかな活躍が好きで、波津作品を読み続ける私です。

  • 初版:2002/04/20

  • うるわしの英国シリーズ

  • ウィムジー卿やバジル氏を思い浮かべて思わずニヤリ。

  • まさに「うるわしの英国」といった感じ。素敵です。

  • 作者もあとがきか何かで書かれていたが、ちょっと気恥ずかしいシリーズタイトル[うるわしの英国シリーズ]の第一集。
    <BR>
    でも、麗しいって言葉がよく似合ってるんですわ…<BR>
    第一集では、英国貴族、伯爵家の跡取りコーネリアス・エヴァディーンが登場する。
    <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091387810/crg-22" target="_blank">月の出をまって?うるわしの英国シリーズ</a></div><div class="booklog-pub">波津 彬子 / 小学館(2002/03/26)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:9,519位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091387810/crg-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4091387810/via=crg" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

  • ヴィクトリア朝時代、優雅で落ち着いた雰囲気の対象年齢高めの少女マンガ。短編集です。どれもロマンチックで素敵なお話ばかり。癒されます。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

波津彬子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×