ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
4.09
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本棚登録 : 916
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091395603

感想・レビュー・書評

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  • あまりの名作の続編
    期待しないわけはない
    でもこの作品はどうかな。
    作者が意図したことなのかヒロインの少女が猥雑で
    作品に魅かれない。

  • なんと40年ぶりの「ポーの一族」新作だそうだ。
    今まで時代背景や地理が曖昧な話が多かったが、今回は様々な設定が比較的細かくなされている点にまず注目。
    作者の思い違いによる「バンパネラ」の名称が説明されている。それ以外にも、アン・ライスの「レスタト」シリーズや、実在する不治の遺伝病に苦しめられる「眠れない一族」などの影響がはっきりと見て取れる。
    よれよれ爺さんだと思っていたポー大老が意外にシブい長老として登場する一方、若返りに貪欲な中年女性吸血鬼の扱いがひどい。このえこひいきぶりが一番気になった。家父長制の権威に肩入れし、母権的な伝統を否定する近代文明の悪しき慣習を感じられて興ざめ。
    読み始める前は期待度満点だったのに読み進めるうちに次第にテンション下がり、読み終わってがっかりの一冊。ところで、これ、まだ続くんでしょうね。広げた風呂敷はちゃんと包み終えてください。

著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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