- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091395603
感想・レビュー・書評
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永劫の時を生きるエドガーとアラン。第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。
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昨年の『月刊フラワーズ』での連載開始から大反響を呼んだ、伝説的名作の40年ぶりの新作。
私は近年の萩尾作品にはあまり馴染めないのだが、1980年代前半までの作品は夢中になって読んだ。もちろん『ポーの一族』も。
絵柄が昔とは(微妙に)変わってしまったことは致し方ないが、ストーリーと雰囲気は昔のままである。かつての『ポーの一族』が好きだった人なら、間違いなく楽しめる作品に仕上がっている。
難点は、今回の作品ではアランが“ただのお荷物”になってしまっていて、キャラとしての魅力がほとんど発揮されていないこと。
次作では、ぜひもっとアランに光を当ててもらいたい。 -
美しい装丁
40年ぶりの新刊
数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
読み直していたのでブランクを感じることなく…
とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
作品でしたけれど
続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした
この作品全体が時系列にそって書かれていないので
いったいどの巻のどの話の続きなのか
旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
(年表を作って公開してくださってるファンも!)
題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から
「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う
ウィルスの影響で遠出は控えていますが
身近で季節が動く様子を日々目にしながら
この曲を聴くと(ドイツ語で意味はわからないなりに)
今世界中で起こっていることを忘れてしまいそうに…
April 2020 -
望都さん大好き。
エドガーの孤独が切々と伝わってくる。 -
絵柄はずいぶん変わったように思う。
これについては変わらないほうがいいのか、変わったほうがいいのか私にはわからない。絵にも流行り廃りがあり、プロの方は日々努力をされていると思うので。
自分にとって萩尾先生は一流のミステリー作家なので、切ない心理描写、耽美な世界観に垣間見える伏線の巧妙な張り方、物語の作り方に驚愕した。全く衰えてない!某漫画家も『吸血鬼』と称されているけれど、萩尾先生も実はそうなのでは…?(笑)
本編のオマケやスピンオフではなく地続きの物語であるというところがすごいです。先生の中にエドガーやアランやメリーベルは生きて存在しているのでしょうね。 -
連載でも読んでいたけど、改めて単行本でもじっくりと再読。40年ぶりでも着想が新鮮、そして新たな謎が増えた展開にさすが、と唸るばかり。
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つい買ってしまった、ポーの新シリーズ。
今まで、あの村が、ポーの村だと思ってたのが、違うみたいだし、キングポーは、生きてるの?とか、まだまだ謎が多くて、悶えてしまう。
続きが、みたい