ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

  • 小学館
4.06
  • (286)
  • (59)
  • (237)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 1181
レビュー : 165
  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091400017

作品紹介・あらすじ

●日本を代表する漫画家藤子・F・不二雄先生の傑作作品『ドラえもん』。未来の国からやってきたごぞんじ、ネコ型ロボットのドラえもんが親友のび太とともにくりひろげる友情ファンタジー。四次元ポケットから取りだされる不思議な道具で日本じゅうを笑いに包みこむ。しずちゃんやスネ夫、それにジャイアンも元気いっぱい。大きな夢をあたえてくれるワクワクドキドキ素敵な道具でキミを心温まるドラえもんワールドにご案内。
▼第1話/未来の国からはるばると▼第2話/ドラえもんの大予言▼第3話/変身ビスケット▼第4話/秘(丸囲み)スパイ大作戦▼第5話/コベアベ▼第6話/古道具きょう争▼第7話/ペコペコバッタ▼第8話/ご先祖さまがんばれ▼第9話/かげがり▼第10話おせじ口べに▼第11話/一生に一度は百点を▼第12話/プロポーズ大作戦▼第13話/◯◯が××と△△する▼第14話/雪でアッチッチ▼第15話/ランプのけむりオバケ▼第16話/走れ! ウマタケ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2016/9記。再掲です。

    娘に読ませたいマンガ、ということでドラえもんを購入。1-6巻まで。改めて読んでその名作ぶりに驚嘆。

    まず、マンガとしての表現の完成度。登場人物の表情の一つ一つの豊かなこと。のび太のダメさ加減、それにあきれるドラえもんなどの一つ一つのコマが全て違う顔でギャグマンガとしてそもそも大うけできる。今のアニメ版を悪く言いたいわけではないが、原作に比べると如何にお約束の表情ばかりかが分かる。そして登場人物は今の標準版よりはるかにアクの強いキャラばかり。スネ夫の悪意は今のアニメとは桁違いだしジャイアンの理不尽もレベルが違う。ある種、当時の子どものリアルに近い。「ちびまる子ちゃん」もそうだが、国民化、大衆化することでキャラクターは本来の毒を失ってしまうものなのだ。

    セリフ回しや視点のオーセンティックさ。すべてはきちんと吹き出しに収められ、今のマンガで多用されているような補足的なセリフを手書き風に加えたり、いわんやコマの枠外に作者が楽屋落ち的な書き込みをつけたり、といったことは一切ない。また、これも現代では多用されている「頭の中で考えていることを吹き出しに書く」ということも一切やっていない。「のび太君、またさぼっているだろうな」というようにあくまで独白のセリフとして表現されるところはむしろ演劇的と言ってよい。

    またエピソードの深み。科学・知識についての小学生向け解説(例えば「台風は温かい空気で成長する」とか複利計算の考え方とか)があるし、何より「貧困」や「戦争」と正面から向き合ったエピソードが多い。思えば昭和40年代初頭の作品なのだ。長屋に住んでいて狭すぎて友達を呼べない、とか空襲で脱走することを恐れて動物園のゾウを射殺するとか。そういえば「死」をテーマにしているものも結構ある。

    そして何よりSFとしての充実。子供にとって「パラレルワールド」の概念は「もしもボックス」で学ぶことになるし、より根本的に重要なのはSFのコアのテーマとも言える「時間」の感覚。「ドラえもんだらけ」のエピソード(5巻収録)は、沢山の宿題を「2時間後、3時間後、4時間後のドラえもんと手分けして(数人がかりで)やればすぐ終わる」とタイムマシンで未来のドラえもんを呼び出す話なのだが、その完成度は尋常ではない。小松左京や筒井康隆などの才能爆発期に時を同じくした天才と言える。

    ドラえもんはれっきとした文学だった、ということが改めて分かった。

    • トミーさん
      最近ドラえもん、50周年とやらで
      wowoで、孫ちゃんと一緒に
      相当ドラえもんをみた。うーん、文句なしにおもしろいんだよね。
      最近ドラえもん、50周年とやらで
      wowoで、孫ちゃんと一緒に
      相当ドラえもんをみた。うーん、文句なしにおもしろいんだよね。
      2020/05/01
    • naosunayaさん
      トミーさん、ありがとうございます。当時小学校低学年だった娘に読ませたくて買ったんですが自分が読み耽りました笑
      トミーさん、ありがとうございます。当時小学校低学年だった娘に読ませたくて買ったんですが自分が読み耽りました笑
      2020/05/01
  • ドラえもんって、おもしろいですね!!

    友達がめっちゃ好きだって話を聞いたこともあり、UNISON SQUARE GARDENのベーシスト・田淵智也さんが愛してやまないということもあり、辻村深月の『凍りのくじら』を読んだこともあり、ずっと気になっていたドラえもん。
    小さい頃からアニメで見ていたから(最近はめっきり見ないけど)すごく身近すぎて、たぶん、こういうきっかけがないと読んでみようとも思わなかった作品だろうなぁと思う。

    ドラえもんって、のび太の「保護者」的なイメージだったのだけど、これ読んで「あれ、ドラえもんも大概お間抜けさんなのね(笑)」と思いました。

    ただ、さらりと深いことを言う登場人物たちにいちいち唸らされる。

  • 小学生のとき以来読んだ。ペコペコバッタに鼻に入られたら何を謝るだろうな。色々あるかな。あんなのバラまかれたら自殺者続出するだろうな。プロポーズ作戦は、ひみつ道具としてはタイムマシンとひとまねロボットくらいしか出てこなかったけどいい話だった。ママの名前が玉子だったこととパパに妹がいたことは新発見だった。

  • ドラえもんの登場の仕方が分かります。

  • 野比のび太は、運動も勉強もできない。怠惰で臆病で単純。才能もなければ性格が良い奴でもない。
    のび太は勉強も運動もせず、部屋で漫画ばかり読んでいた藤本少年の、郷愁と、ある屈折を体現しているのだろう。
    1巻当初のドラえもんは、そんなのび太が見下されると烈火の如く怒る。のび太の、つまり「救われなかった」藤本少年の叫びを代弁してくれる。
    未来の、ちょっと不思議(SF)なパワーによって、状況を一変してくれるのだ。

  • 『ドラえもん』は未来から来た猫型ロボットが活躍する日本を代表する漫画作品の一つである。第1巻では多くの長寿作品と同じく、絵柄が後に知られるものとは微妙に異なる。ドラえもんの頭と胴体のバランスに違和感がある。作品は連載しながら成長していくものであることを再確認する。
    それでもストーリーの完成度は高い。しずちゃんやスネ夫、ジャイアンのキャラクターは固まっている。のび太のパパとママの馴れ初めも第1巻「プロポーズ大作戦」で登場する。『ドラえもん』にはドラえもんが、のび太を甘やかしているとの批判がある。「のび太君があまりに安直にドラえもんに頼っていないか。彼の優しさは認めるが、時にはドラポッケを使わず、課題に向かって努力する姿があってもいいのでは」(弓野真孝「ドラえもん頼りすぎでは」読売新聞2001.2.10)。
    これに対しては以下のように反論される。「このアニメは『こんなことがあったらいいな』という発想の楽しさが原点。実生活では一人で頑張る子供にとり、甘えられるドラえもんは夢であり、心の救いでもある」(山田礼子「ドラえもんは心の救い」読売新聞2001.2.19)。PTA推奨作品にするために漫画家は漫画を描いている訳ではない。
    一方で第1巻収録の最終話「走れ! ウマタケ」は、のび太が竹馬を乗りこなす話である。のび太は何度も転んで怪我をしながらも、ドラえもんに叱咤激励され、遂に竹馬に乗れるようになる。第1巻の時点で作品の形ができている。

  • ドラえもんとのび太の協力がすごかったし面白かった。

  • 「ランプのけむりオバケ」の最後のコマが怖い。「かげがり」も怖ろしい話だ。

  • ドララがおもしろくてカワカワ❤

  • 1~45巻(全巻)

全165件中 1 - 10件を表示

藤子・F・不二雄の作品

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする