クロサギ (9) (ヤングサンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 386
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091510730

作品紹介・あらすじ

▼第87~89話/募金詐欺(前・中・後編)▼第90~94話/粉飾決算詐欺(I~V)▼第95~97話/共犯詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル

●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)
●あらすじ/ある団体が街頭で戦災孤児のための募金活動をしていた。黒崎の次のターゲットはこの団体の元締め・大田原和磨。彼は慈善事業を名目に募金活動をし、集めたお金を横領する募金詐欺師。彼の手口は、まず街頭スタッフに署名を募らせ、相手の自尊心をくすぐった上で募金も払わせるよう仕向け、さらに署名で得た個人情報をも売り物にするというもので…(第87話)。
●本巻の特徴/ライブドア捜査よりも4か月も前に本誌に掲載され、大反響を引き起こした「粉飾決算詐欺」を収録。作品のリアリティーと取材の綿密さを改めて証明する形に! 黒崎を敵視するキャリア警部補・神志名の動向にも注目!!
●その他の登場人物/神志名将(上野東署・知能犯係警部補。詐欺師を憎み、執拗に黒崎を追う)

感想・レビュー・書評

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  • 黒崎、演技派だなぁ。電話でシロサギと話す時にもメガネをかけて成りきる周到さ。
    募金詐欺。どの募金団体も怪しく思えてくる。個人情報を安易に記す人もいると思うと、個々の危機管理能力が問われるなぁ。
    粉飾決算詐欺も読み応えあり◎

  • 第9巻は、募金詐欺、粉飾決算詐欺、共犯詐欺の3点が収録。
    徐々に、ライトな詐欺2本とその間に大組織を舞台とした長編物というスタイルが確立されてきたように思える。

    粉飾決算詐欺では、銀行が登場人物として初登場。
    今回は被害者としての立場であるが、詐欺まがいの融資手法も過去にあったことにスポットを当てている。

    黒崎の言葉を借りれば、「シロサギやヤミ金に追われてどうにもならなくなった人間にとどめを差すのは銀行屋。」

    今後どのように取り扱っていくか見ものである。

  • 自分という人間が他人の役に立つというのは誰にとっても快感だ。
    ネットワークはそれ自体が生きている。だからがん細胞は抹殺しなくてはならない。地位も影響力もなくした人間と繋がりをもっていても、得るものは何もないからな。
    年商20億の新興企業よりも、20年続いた零細企業を信じなよ。

  • 読了

  • ドラマが始まったけど、原作の方が断然面白い。
    昨今流行の色々な詐欺を紹介しており、勉強になるわー。

  • 黒崎さんの飄々とした、かつ、影のあるキャラクターは漫画ではなお、際立っています。
    『住む世界』が違う。
    それをシビアに痛感する雰囲気がある。
    何だろう、かっこいいいよなぁ。

  • 戦慄の・・・っていう文言はどうだろ?詐欺をとっちめるダークヒーロー詐欺師。ドラマ見ながら同時進行で読むと楽しい。

  • ドラマ化になり、読んでみたのですが、面白くてハマりました。
    もう、これでもう騙されない!

  • なかなかに作りこまれた作品!
    結構身近なことも多いから勉強になる!

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著者プロフィール

既刊に『クロサギ』シリーズ(原案・夏原武)、『UNDERGROUNDOGS』全3巻(以上小学館)、『絶滅酒場』全5巻、『くだけるプリン』全1巻(以上白泉社) 等。

「2022年 『東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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