鉄腕バーディー (12) (ヤングサンデーコミックス)

  • 小学館
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本棚登録 : 315
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091510747

作品紹介・あらすじ

▼第121話~第131話/人形の記憶(1~11)▼らくがきまんが

●主な登場人物/千川つとむ(ごく普通の高校生。現在、バーディーと体を共有中)、バーディー・シフォン・アルティラ(宇宙連邦警察の女性捜査官。瀕死の重傷を負わせてしまったつとむに、自分の体を提供している)
●あらすじ/昏睡状態から意識を取り戻したつとむ。姉・はづみを助けに水俣病院に行ったはずが、目覚めた場所は浄火学館の道場だった。バーディーとの連絡もつかず困惑しているところに室戸が現れ、はづみが“教母”に手当てを受けていることを知らされる。だが実はこの教母、レビの変装した姿で…(第121話)。
●本巻の特徴/バーディーが意識不明となり、体はバーディーなのに中身がつとむという状態に。二人の意識の混濁を避けるため、メギウスがつとむに語るバーディーの過去とは…? バーディー少女時代編!!
●その他の登場人物/クリステラ・レビ(謎の多い凶悪テロリスト。現在は浄火学館という宗教団体を隠れミノに日本に潜伏中)、重信(日本政府の参事官。防衛庁の特殊部隊を動かす)、室戸(つとむの通う高校の報道研OB。宇宙関係の本を出しているジャーナリスト)、ルー・メギウス警部(バーディーの上司。昆虫型宇宙人)、キデル・フォルテ巡査部長(連邦警察の捜査官。ネズミそっくり)、ヴァイオリン(幼少時のバーディーの養育係をしていた人形)

感想・レビュー・書評

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  •  『鉄腕バーディー』は地球で繰り広げられる宇宙人と人間の陰謀、それを取り締まる捜査官の話のようでいて、実はさらに大きな物語が背景に控えているので、本巻でちょっと話がバーディーの生い立ちに広がる。

     前巻、ロボット「人形」のオンディーヌと戦っていて、何か記憶が喚起されて一瞬手が緩むバーディー。結局、大混乱の中、つとむの姿で倒れているところを浄火学院の人々に救出されるのだが、それ以降、つとむの中でバーディーが反応しないのだ。宇宙船に調べてもらったら、今度はバーディーの姿のまま精神はつとむという状態で固定してしまった。
     困るつとむ。カミキリムシ型異星人の上司メギウス曰く、「われわれの目から見ると、君とバーディーの外見など大して違わないぞ」。おお、それはごもっともだ。だけど、それじゃ、つとむがバーディーに変身するというこのマンガのキモがまったく意味なし。
     バーディーとつとむの精神が融合しつつある徴候を発見した異星人の医者は、融合を阻止するため、バーディーの生い立ちを知識としてつとむに与えることにする。これは読者にバーディーの生い立ちを語るための作者の高度なテクニックである。さらに地球にやってきたアルタ人神祇官のネーチュラーの回想を交えて補強するという技を使う。

     バーディー・シフォン・アルティラ、シフォン星で生れたアルタ人のバーディーは、調整アルタ人。警察や軍関係での使役を目的に強靱な体質を与えられて誕生した。連邦の首都オリオテーラでは抑圧されたアルタ人が暴動を起こしている。そしてアルタ人への弾圧は、アルタ人の独立を目指すクリステラ・レビのテロリズムによってさらに加熱しているのだ。

     おまけマンガは「青少年ナントカカントカ条例をブっちぎれ」、時代を感じさせますな。

  • 表紙絵でバーディーが乗っているような乗り物、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでの”ホバーボード”みたいなのが欲しくて欲しくてたまらない。デロリアン共々誰かに発明してほしい(笑)。

  • '06-9-15読了

  • バーディーの少女時代の話が展開される。おお・・・ちょっとビックリの展開だ。

  • 待望のヴァイオリンとの幼少時代の巻。バーディーとの関係が以前の話よりも密になっている様子。もっとも以前発表されたときは短編で、ここまで掘り下げられていなかった。アルタ人の迫害はシリアスだけど幼いバーディーがかわいくてガス抜きできる。メギウス警部がいいカンジ。私は彼がすごく好きです。

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著者プロフィール

漫画家。1957年北海道生まれ。80年デビュー。『究極超人あ~る』で星雲賞マンガ部門、『機動警察パトレイバー』で小学館漫画賞少年部門受賞。近作『白暮のクロニクル』『でぃす×こみ』『新九郎、奔る!』。

「2019年 『ゆうきまさみ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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