- Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091511546
作品紹介・あらすじ
▼第120~122話/贈答詐欺(前・中・後編)▼第123~130話/倒産詐欺(I~VIII)▼シロサギ・データ・ファイル
●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)
●あらすじ/会社社長に高価な印鑑を贈って近付き、相手が実印登録したところで偽の契約をタテに金を搾り取るシロサギ、石垣と鷹尾。桂木からの情報で、鷹尾がいつも同じ高級クラブでカモを物色していることを知った黒崎は、IT系ベンチャー社長になりすまして罠を張ることに…(第120~121話)。
●本巻の特徴/簡易詐欺で登場したシロサギが、過去に日本経済を大きく揺るがすに至った計画倒産詐欺と深く関わっていることが判明! そして、黒崎が桂木の過去に触れる衝撃巻!!
●その他の登場人物/神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)
感想・レビュー・書評
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長編。面白かった〜。
あまりにも広範囲に被害を出す、実際にも起こった倒産詐欺。信用という土台を作った後に詐欺行為を働く、なんとも練られた犯罪。巨大すぎて、実際自分の身に起きたら何が何だか分からなくなりそう…。
黒崎、茶髪は似合わないけど短髪は好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第12巻は、贈答詐欺と倒産詐欺の2編が収録だが、物語としては同じ流れで続いており、1巻丸ごと長編の物語となっている。
のちに映画・小説化された原作にあたるだけあり、全編通して読みごたえのある内容になっている。
バブル崩壊の痛手から必死に立ち上がろうとしつつも銀行からの融資は満足に受けることのできない中小企業、そこに計画倒産による詐欺が行われ、連鎖倒産の波が押し寄せる。
作中では「日本経済の立ち直りの足を引っ張った」としているが、これが現実だとすると詐欺の恐ろしさを感じえない。 -
悔いのない人生を送っている人なんていないでしょ。
でも、私なんか他の人に比べたら恵まれていると思うわ。
大会社だからって信用した?大木ほど勢いよく倒れるんだぜ -
あれ?
話が整頓されて、少し面白くなった?
とかちょっと思った。
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読了
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ドラマを見て知った後に、読んでみたら案外おもろかった作品。
現実味ある一作です。 -
200701 話が長めなのはよかったが、電子マネーはかなりマユツバ。
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今回も色々な詐欺を紹介。
初めは稚拙だった絵がだいぶマシになったから読みやすくなったわ。
それにしても、本当にこんな裏社会があるのが信じられないわ。幸せボケなのね。