月明星稀 さよなら新選組 (1) (ヤングサンデーC)

  • 小学館
3.42
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本棚登録 : 60
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091527547

作品紹介・あらすじ

▼第1話/武士になる▼第2話/死而不負(しにてまけず)と云勝(いうかち)▼第3話/武士じゃない▼第4話/ガキ▼第5話/似てるな▼第6話/最高の剣士▼第7話/負けるぜよ▼第8話/仕合ってみてえ▼第9話/やるたびに●主な登場人物/土方歳三(後の新撰組副長。武蔵国・石田村の豪農の末っ子で、武士になることを夢みている)、島崎勝太(後の新撰組局長・近藤勇。あだ名・でこっぱち。天然理心流・江戸試衛館の師範代)●あらすじ/元治元(1864)年。京の都を賑わす新選組は、不貞浪士にも厳しい取り締まりを行っていたが、身内に対してもその厳しさは発揮されていた。市内巡回の斬り合いの際、戦う意欲を見せなかった者は、副長・土方歳三により容赦なく切腹を命ぜられていた。鬼と恐れられながらも歳三は、素人の寄せ集めである新選組を最強の武装集団へ育てようとしていた…(第1話)。●本巻の特徴/幕末という動乱の時代、ただひたすら己の道を極めようと理想を掲げ、真の武士に一歩でも近づこうと必死に生きた男、土方歳三を描く作者入魂の作品。本巻では、若き日の歳三が、何が正しくて何が間違っているかも分からない時代の中、島崎勝太や沖田惣次郎などの人々との出会いにより、己の志に目覚めていく姿が描かれる。●その他の登場人物/沖田惣次郎(後の沖田総司。10歳ながら歳三をも凌ぐ剣の腕を持つ。子供扱いされるのが嫌い)

感想・レビュー・書評

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  • 鬼の副長として、新選組を比類のない武装集団に作り上げた土方歳三。本物の武士としてその生をまっとうした歳三も、もともとは農民の子であった。男として、今の自分を超える存在になりたいと願い、ただひたすらに武士を目指す。風雲急を告げる江戸末期、現実と理想の間で揺れる歳三の心。そんな時、近藤勇との出逢いが、歳三の運命を大きく動かす。江戸に出て天然理心流道場・試衛館で修行に励む歳三……。待望、土方歳三青春記、堂々の登場!!
    (2004年)
    — 目次 —
    第1話 武士になる
    第2話 死而不負と云勝
    第3話 武士じゃない
    第4話 ガキ
    第5話 似てるな
    第6話 最高の剣士
    第7話 負けるぜよ
    第8話 仕合ってみてえ
    第9話 やるたびに

  • なかなかおもしろい。
    硬派な感じ。
    坂本龍馬と接点がある話は珍しい。

  • bookoffではまりそのまま全巻読破してしまった。ノリで「すもも」も読破しちまった。燃え尽きたぜ、真っ白にな・・・。とにかく土方が持つ近藤さんへの忠誠心パネェ!!← 近藤さん好きには嬉しい限り。只やっぱり新撰組というのは厳しい武士道の世界だったのだなぁと思う。

  • −シリーズ物/全巻読了済−

  • 最近では、女性向きの美形で強い新撰組漫画が巷にあふれているが、この漫画は一味違う。

    なにが違うかって、とにかく「男くさい」。

    美形なんて土方さんくらいのもんだし、沖田さんは史実に従って、背がひょろ長い。みんなやたらとゴツイ、デカイ。

    そしてなによりも、新撰組の掟が半端じゃない。武士に憧れて新撰組に入ったが斬り合いで敵に背を向けたと切腹させられる、その友人が介錯を命じられたが拒否し、その友人までも切腹させられるなど、新撰組の掟の厳しさを生々しく描いている。

    生々しくも男くさい新撰組漫画としてお勧め。全体的に雰囲気は暗くなく明るいが、根底にむなしさとはかなさが漂っている。

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