神様ドォルズ 1 (サンデーGXコミックス)

  • 小学館
3.53
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本棚登録 : 949
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091570970

作品紹介・あらすじ

▼第1話/神は来たりて▼第2話/阿幾▼第3話/優しい玩具▼第4話/天使よ急ぎゆけ▼第5話/息づく静寂▼第6話/攻め来たるは…

●主な登場人物/枸雅匡平(くがキョウヘイ。故郷の村を捨てるように後にして、東京の大学に通う。日々乃に好意を寄せているようだが…?)
●あらすじ/故郷の村を後にして、東京で平穏な大学生活を送る匡平は、想いを寄せていた日々乃に告白しようとしていた。だがその日、彼女と2人きりになったところで惨殺された遺体を見つけてしまう。さらに帰宅途中、正体不明のモノに襲われた匡平のもとに、故郷から案山子と呼ばれる奇妙な人形を操る、妹の詩緒が訪ねてきて…(第1話)。
●本巻の特徴/すぐそばに神様がいる日常。神様が招く非日常…。玖吼理(ククリ)という名の案山子に翻弄される、匡平と詩緒の運命は…? 作品をよりディープに読み解くコメンタリー・ページも付いた待望の第1集!!
●その他の登場人物/詩緒(ウタオ。郷里から匡平を訪ねてきた少女。玖吼理〔ククリ〕という案山子を操ることができる“隻〔せき〕”の資格を持っている)、史場日々乃(匡平が想いを寄せる同じ大学の女子学生。匡平とは同郷出身)、阿幾(アキ。案山子を操る青年。郷里で幽閉されていたが脱走。数々の惨劇の原因か。匡平とは因縁があるようで…?)

感想・レビュー・書評

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  • ★読了日不明。

  • 奇妙な超兵器を操る少年達の物語。
    恋物語な側面も強いが、死が身近にある中での純愛物語なので、やまむら先生らしい狂気を感じる。

  • 案山子という村の守り神を操って戦う隻たちとそれに複雑に絡む人々の思惑を扱った伝奇漫画。
    ロリな妹萌えや巨乳美人萌えなど、勿論そっち系の需要もありますが、なにより漫画として安定した面白さ。
    序盤の時点ではまだ話が見えてこず、優柔不断でへタレ気味な主人公に感情移入しにくい面もあるが、匡平と深い因縁持つ幼馴染・阿畿の登場により一気に物語が加速。
    村一つの運命が人類の運命すらも左右しそうな壮大な背景にひきこまれる。
    おっとりして見えて芯が強いヒロインやドジで意地っ張りだけどいい子な妹など女性陣も魅力的だが、包容力あふれるチンピラ兄貴や生意気ショタ、果てはヤンデレ幼馴染(男)など、一癖も二癖もある男性陣に注目。
    特に物語の軸となる匡平と阿畿の確執は王道だけどぐいぐい読ませる。
    案山子のネーミングやその由来など、民俗学や伝奇好きな読者の心を掴む仕掛けも随所に施されている。
    淡白で可愛らしい絵柄と鬱グロな展開のギャップはハマると癖になる。
    マイナーだけど面白い漫画をおさがしの方に自信を持ってお勧めします。

  • ★全巻読了
    アニメを見て、漫画を手に取りました。
    全巻読みましたが、アニメの主題歌のとおり、不完全燃焼なおわりです。夢を語る漫画ではなく、現実を感じさせるのが青年誌らしい終わりだと思いました。

    匡平は、阿幾には一番闇を持っている、と指摘されています。
    たしかに、匡平は、普段の優しく穏やかな性格のわりには、怒りを爆発させると止まらないところがあります。
    でも、それでもそんな自分と葛藤して、誰かを助けようと行動する匡平はカッコ悪くてカッコイイ。生きるってそういうことだよなあ、としみじみしてしまいました。

    キャラたちが思い思いに戦い、成長したり、殺しあったり、そんな群像劇も面白かったです。バトルも描写が細かくて面白い。終盤のバトルは是非映像化してほしいです。

    原作もおもしろいですが、アニメもおすすめです。

  • 神道系ロボット者
    難しいけどやったやられたの子供のケンカとお家の対立がごっちゃになったかんじ。短めで終わってるのでちょうど読みやすい。

  • Sony Reader無料。絵柄から想像できないグロさ。主人公が村の呪縛から抜け出したいと上京したものの、やはり抜けられない。1巻は村人が主人公の周りに集まってきつつあるとこ。

  • 画がとてもキレイでした。
    吹き出しが四角いのが変わってるな~と思いました。
    表紙が可愛いので、まさか内容がバトル寄りだとは意外でした。
    ククリが某魔法少女に出てくる白いやつに見えて仕方ないです。。

  • アニメから入りました。
    戦闘シーンで物悲しい音楽とともに案山子が動くあの演出は本当に見事。原作にはない描写なのですが、どの段階で音楽を入れようという話になったのだろうか。あれは非常に良い演出でした。

    1巻はまだ導入部ということもあるので、ざっと目についたところだけ。
    ・匡平が人によって口調や一人称を変えていて非常にかわいい。
    ・感情は豊かでも感情表現が豊かじゃない詩緒が非常にかわいい。とくにあの照れたら怒ったような表情で必死に自分を制御している感じが。素直な表情していいんだよ。
    ・阿幾の登場シーンが毎回衝撃的。1巻自体が、匡平の出里から幽閉されていた大量殺人鬼阿幾が脱走し、どうやら匡平を付け狙っている様子で、その阿幾対策として匡平の妹詩緒が派遣されてきた……という始まりのわりに、その阿幾が触れ込みの割に(出だしこそ派手なものの)キレキレの殺人者というよりは、自棄をこじらせた無気力で破滅的な人間として描かれることが多く、登場の仕方が基本的に自堕落。
    ・阿幾の退場シーンが毎回衝撃的。
    ・日々乃の周辺は非常に秩序立っているなあ。詩緒の勉強を心配するシーンや匡平との同居のルールに頭を悩ませるシーンなど、ほんとうにきっちりしつけの行き届いている人ですよね。男手ひとつで、すごいですよね日々乃パパ。
    ・「なんかさあ、お前がそうやってペコペコ頭下げるたび、オレのほうが傷つくんだわ。なんでだかわかる?」1巻でいちばん印象に残った台詞。2巻以降阿幾は快楽殺人者というレッテルを人物紹介欄で貼られるわけですが、なんだか非常に阿幾のイメージと違う。人の命がどうでもいいのですよね、自分も含めて。人生、生きること、そういうことには強い執着を見せますが、他人から見た命の価値には興味がない。主観的な命の価値にはとても興味を見せる癖に、客観的な命の価値には興味を見せず、自分と他人を主観的にみる瞬間もあれば自分と他人を客観的にみる瞬間もあり、だから他人も自分も客観視しているときには他人も自分も区別なく傷つけていく代わりに、他人も自分も主観的にみているときには他人も自分も区別なくいたわる、大事であること、どうでもいいこと、の間を振り切れそうになるくらい揺れ動いていて、普段は自己防衛のためにかスレた態度でいるけれども、匡平にだけはそんなことないと言ってほしい、同じ場所に来てほしい、殺人を犯した自分でもそのまま受け入れてほしい、でも匡平だって自分を見捨ててしまうかもしれない、だから試す、という側面も強いキャラクターですよね。
    ・久羽子のキャラデザ。

  • きっとこの世界観が好きなひとはたまらないなかな(๑꒪ω꒪๑)?

  • アニメ好きだったので原作に手を出しました。うたおかわいすぎる!

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