BLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.19
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本棚登録 : 2154
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091571892

作品紹介・あらすじ

▼第65~76話/El Baile de la muerte PT.22~33

●主な登場人物/ロック(本名・岡島緑郎。日本の商社マンから、ラグーン号の見習い水夫に)、レヴィ(ラグーン号の銃使いで、通称・2挺拳銃[トゥーハンド]。ウルトラ短気な女)、ダッチ(ラグーン号のボス。常に冷静沈着)、ベニー(ラグーン号のハイテク機器担当。マフィアとFBIを怒らせて、アメリカを脱出したらしい)
●あらすじ/錯乱状態のロベルタからガルシアを救ったのは、皮肉にも彼の父の仇である米特殊部隊だった。一方レヴィたちは、なおも死体の山を築き続けるロベルタとついに遭遇!! シェンホア、ソーヤー、ロットンを一蹴するロベルタの前に、レヴィの制止を振り切って駆け寄るファビオラ。血まみれの微笑を浮かべるロベルタは、もはや以前の“婦長様”ではなく…?(第65話)
●本巻の特徴/復讐心に囚われ、米軍を執拗につけ狙うロベルタ。ガルシアは彼女を救おうとし、ロックは事態を収めようと賭けに出る。さらにエダが、バラライカが、張が…。思惑が交錯する死の舞踏会は舞台を黄金の三角地帯へ移し、衝撃のクライマックスへ! 連載時より大幅加筆の完全版ラストを収録!!
●その他の登場人物/ロベルタ(南米の貴族・ラブレス家のメイド。かつて“フローレンシアの猟犬”と恐れられた元テロリスト。主の仇を討つため再びロアナプラに)、ガルシア(ラブレス家の新当主。米国の作戦により父を爆殺される)、ファビオラ(ラブレス家のメイド。ロベルタの部下)、シェンホア(フリーランサー。通称“ですだよ姉ちゃん”)、ロットン(フリーランサー。高所からの登場を好む)、ソーヤー(闇の始末屋。得物はチェーンソー)、キャクストン(米国国家安全保障局[NSA]所属の特殊部隊“グレイ・フォクス”の少佐。任務でガルシアの父を爆殺)、エダ(ロアナプラ「暴力教会」のシスター。実はCIAのエージェント。NSAの作戦の頓挫を目論む)、バラライカ(ロシアン・マフィア「ホテル・モスクワ」タイ支部の女ボス。元ソ連軍大尉。米軍との戦争を切望)、張(チャン。香港マフィア「三合会[トライアド]」タイ支部のボス。ロアナプラ存続のため、米軍を逃がすべく行動)

感想・レビュー・書評

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  • ロベルタランボー編は現時点における最長エピソードなのでどういう決着をつけるか期待してたんですが正直最新刊を読んでがっかりしました。
    不満な点はやはり一番数多く人を殺し一番報いを受けるべき人間が無傷で生き残ってしまった事、ファビオラの恩人に対する説教です。
    子供特有のまっすぐさ青臭さ、一途な正義感をもつファビオラなら、ロックが「賭け」と称する狡猾な手段に反発を抱く気持ちも想像できるのですがやはり言っちゃだめでしょう……自分たちの方から頼って巻き込んでおきながら「結果は望んだどおりだけど手段とそこに至るあんたの態度が気に食わない」ってキレたわけで、これは感心できない。偽善者です。
    ロベルタはロベルタで薬に依存してぼろぼろな描写があったのにその伏線が全く生かされてなくてあれ?って肩透かしです。
    生きて罪を償う事こそ重要といってもあれじゃ南米に帰って平和に暮らしてるようにしか見えない……
    ガルシアは「暴力に暴力で報いるから戦争はなくならない」んだと少佐にむかい悪の論理を展開してましたが、いかにロアナプラで過酷な現場を見たとはいえ、坊ちゃん育ちの子供がいきなりそんな高尚な言葉と哲学語りだしても全然説得力ないし共感しようがない……そもそも彼は手を汚してないですしね。

    ロックの悪覚醒や姉御の独白など魅力的なカットが多々あっただけにストーリーの中だるみが残念。途中まではすごくよかったのに……ロベルタが正気に戻るきっかけも安直すぎる。ガルシアに恋愛感情抱いてたっけ?家族のように思ってたんじゃないの?と唐突すぎてぽかんとしました。
    贅肉をそぎ落として二巻位でまとめたほうがカタルシスが残ったんじゃないかと思います。

  • おっそろしいまでの後味の悪さ。嫌悪感。
    全ては256ページのロックの顔。

    ロックは「こちら側(読者側)の人間」で「被害者」で「語り部」で「傍観者」で、恐らく読者が感情移入するならこのキャラだったんですが。
    それが今巻、なんか変だったんですよね。出てくる数は少ないんです。んで、出てくると、なんか表情に違和感が。なんか違う。ロックじゃない。誰だこれ。

    違和感が続いたまま、話は進みます。
    中心人物はロベルタからバラライカへ、そして「坊ちゃん」へ。草原のシーンのロベルタのタップにはニヤリとせざるを。

    めでたしめでたし。

    そして。256ページ。
    違和感の正体が判明。

    そうか、ロックはあっちに行っちゃったんだね。本人は気付いてないけど。だからあの表情だったんだ。
    これからロックはどうするんだろう。やっぱ元に戻るのかな。自覚はないみたいだし。いや、何も変わってないのかな。

    そんな感想をぶっ飛ばす、おまけマンガ(笑)
    やっぱ最高だわ、このマンガ。

  • ロックは偽善なの、染まりきったの?

  • ロックの成長!

  • ・いかれメイドと鉢合わせ
    ・若様は鉢合わせした米兵と一悶着
    ・バラライカの指導で交差点へ移動する米兵軍
    ・レヴィ達はバラライカに妨害される
    ・キャクストン大佐とバラライカの交信
    ・一旦逃れた米兵軍。
    ・キャクストン大佐の過去の話(ベトナム)
    ・若様の決意
    ・さて、逆三角に到着
    ・が、先にターゲットはやられてる
    ・メイドvs米兵軍。次々殺される米兵軍
    ・そこに若様現れ、一発で終了……きれいすぎる。
    ・ロックはすごい狡い悪役でしたね……終わり方に納得はいきませんが、これしかないのかな……。

  • 相変わらず濃い。
    悪党ばっか。
    意外に無難な結末。
    もっと悲惨な感じで終わるかと思ってた。

  • ロックはある意味、ロアナプラに適応してきてるんだろうなあ……。あの街の中で自分が出来ることをしようとしてる。それでも外から見たら、他の奴らと変わらないんだろう。なんとも言えない気持ちになる読後。でも、悪人顔似合ってた!(笑)

  • シェーン少佐とガルシア坊ちゃんの対比と、シェーン少佐とバラライカの対比構造が際立っていました。シェーン少佐とレイの関係、ガルシア坊ちゃんと、ロベルタの関係あたりもそうかな。シェーン少佐が「正義」の人を貫いていたのは、あの人がこれから十字架を背負っていく証左か。それらに比べると、ガルシア坊ちゃんの「甘さ」が目立ち、どうも結末の納得感が少ないです。また、ファビオラが完全にキャラとしての立ち位置を失ってしまっているのが、残念です。結末については、雑誌掲載時に加筆修正されているようなのですが。

  • ロベルタリベンジ。こういう締めだったんですね。次章に期待。

  • すげーおもしれえわ!
    ロックの立ち位置が徐々に変わっていき、
    日本のヤクザの話が分岐だったなぁ。
    そっから黒くなっていき…。

    ひとでなしになって行く。

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