- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091573056
感想・レビュー・書評
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だいたいわかった。
途中で悲しいこともあったけど
ココ達が望んでいた事がわかったし
なんであんな風に生きてけるのか、
やっと理由がわかった。
でも、続編を期待できない内容でも
やっぱり読みたいねー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。
10巻ぐらいから俄然面白くなってきたが、こういう終わり方とはね。最後の天才科学者ふたりはほとんど活躍することなく終わってしまった。HekG.G.だけでもひとつの作品になるくらいのアイデアなのに、その上をゆく「ヨルムンガンド」計画。人類から戦争を切り離す計画。(まるで人類補完計画のようだ)武器と流通を知り尽くした商人だからこそ、この計画が冴える。
面白かった。武器・兵器はきちんと描いているし、最後まで硬派な感じが良かった。
もう少し絵が好みだったらよかったのだけれど。ココの蛇目は良かったが。 -
序盤は読者置いてけぼり感が大きいが、終盤からラストのスケールの大きさは下手すれば「沈黙の艦隊」に匹敵する。
それだけに終盤からラストはもっとじっくりと描いて欲しかった。
近年珍しい、再読の価値ある作品。
たとえ稚拙な部分があったとしても、世界平和を正面から提示する作品はきちんと評価されるべき。 -
いろいろ考えさせられた。
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完結巻。
正直、この終わり方には疑問。最終話らしく今までの登場人物総出演は好きだけど。
平和の為にというお題目はいいが、過程がココらしくない。SFの域に入ったのはどうなの?
途中のピーキーな話が良かっただけに残念。 -
ココにとってはもちろんハッピーエンド、部隊のみんなも納得済みのハッピーエンド、ヨナにとっては己の心に折り合いをつけられたという意味でハッピーエンド、地球的にはさあどうなのか。
どんな世界になったか欲を言えば少しだけ見てみたかった。見せない余韻がいいんだけども。 -
うーん……そうかこういう終わりか。なるほどこれは非常に賛否の分かれそうな閉幕。うーー…ん………なんとも言えない。こりゃどう評価すればいいんだろう。
この作品はこれまで基本的にひとつひとつの話にサクッとした、分かりやすいオチがついてきていた。武器商人ココの歩く道に現れる敵、そしてそれを迎え撃つココ。勝つのは一体どちらか。端的に言えば話の根幹はそこにあったからだ。
でも最終章は少々違う。ココの周りに敵はいない。いるのは世界の変革を求めたココだけ。大げさな言い方をすればココの最後の敵は世界のそのもの、つまり「武器」だったのかもしれない。
多分これを読み終えた人が最初に思ったのはココは正しいのか間違っているのか、その行為は善なのか悪なのかということだと思う。なぜならこれまでこの作品の中でココは善ではないにしろ、間違った存在としては描かれていなかったからだ。そこにきて最後の最後で世界の平和の為に70万人の命を殺そうとしたココに、ある意味ギャップをみたいなものも感じてしまった。
ここまで考えて僕は思った。世界平和か70万の命か。そんな問いはもはや一人の人間の答えられるレベルではないと思う。ただココは前者を選んだ。金、地位、情報、そして量子コンピューターという「力」を手に入れたココはその力で世界や平和にすることを目論んだ。
この漫画はそれに対する答えは提示していない。あくまで世界を変革するほどの力を得たココが最後にとった選択を描いているだけだ。そういう意味ではある意味この漫画にオチはないのかもしれない。結局スイッチは押されてしまった。ヨルムンガンドは発動する。ココは人類から戦争を根こそぎにすることができたのか。それともできなかったのかどうやらそれはまた別の話。
終わり方については、まあ……なくはない、これはこれでアリだと思う。ただこの漫画の今までの雰囲気からもっとバーン!!とした荒唐無稽な終わり方もできた気はするし、個人的はそちらの方が良かった気もする。だから「ああ、この作者はこういう終わらせ方を選択したんだな。」という感じ。
とにもかくにも非常に面白い作品であったことは間違いない。長い間お疲れ様でした!!